釣行記   釣り堀編  2006

目 次   3/26 いむら    4/15 傳八屋   7/16 傳八屋  10/1 いむら  11/4 ばん

         11/26 傳八屋  12/23 いむら

日付 場所等 釣果 コメント
06/3/26 三重県南伊勢町迫間浦
釣り堀
いむら
本日の釣果

息子と二人で

シマアジ40cm前後×5
小シマアジ30cm×1
タイ35cm前後×3
春休み、釣りがあまり好きでない息子を強引に連れて出掛けた。
家族連れということで、魚かしの牧野さんが管理する「つばきや」に前日泊まっての釣行になった。また、城好きの息子のために玉城にある「田丸城跡」にも立ち寄った。

イカダがくじ引きで決められる、小物が多い、中学生料金が7千円、見学の妻は無料等々、子連れ家族連れに優しそうなので、昨年オープンした「いむら」に初挑戦した。
他の釣り堀のように、船から飛び降りて、走って場所取りする所へ行くのは、やはり家族連れには厳しいものがある。

とまあ、「いむら」はのんびりと穏やかな釣り堀だが、釣果ものんびりだった。
11人が、6人と5人のイカダに分かれ、我々は5人のイカダ(一番東寄り=すぐ向こうにD8が見える)だったが、放流まで誰も釣れない…私と息子にはアタリすらなし。
1回目の放流で、シマアジ、タイが放流されるが、何の変化もなし。
同じイカダの人も1人が1匹釣ったくらいで、他の人は我々と同様の状況。隣のイカダも同様みたいだった。

やっと1匹目のシアアジが生ミックで釣れたのは10時半過ぎだった。タナは底網スレスレの11mくらいだった。
その後、同じタナでシラサのエサに、散発的に出るアタリを息子が拾って少しずつ数が増えたが、親子二人で9匹止まりだった。

当日は、曇天の穏やかな日で、釣果はちょっと寂しかったが、シマアジの数釣りができ、総合評価はまずまずと言った感じだった。

いろんなことをくじ引きやジャンケンで決めてくれるので、釣り気分を楽しみたい初心者や子連れにはピッタリの釣り堀だと思う。

目次へ
06/4/15 三重県南伊勢町迫間浦
釣り堀
傳八屋
本日の釣果

タイ×6
イサキ×8
ワラサ(68cm、5.5kg)×1
ツバス×2
イシガキダイ(30cm)×1


私の釣果


河内のおっさんの釣果
同行者 河内のおっさん

多忙な河内のおっさんの仕事も一段落し、一緒にどこかへ行こうと計画。河内のおっさんが、傳八屋に聞いてくれて、キャンセルが出たとのことで傳八屋へ行けることになった。

弱い雨が降ったりやんだりだが、風もなく波もなく、まずまずの天候だった。
釣り座は、7号大イカダの南西角(テント前)を私と河内のおっさんとで挟む場所に取った。

朝は静かなもので、イカダ全体が静寂に包まれ、河内のおっさんが少ないアタリを拾い3匹釣るものの、私のスカリは空っぽで水の中に入れてもいない状態。私のウキは微動だにしない。
1回目の放流後も、タイを3枚追加するのみでその後はまた動かないウキとにらめっこ。お土産を約束したよっちゃんに苦戦している旨のメールを入れる。
そのうち、足もとにグレの群れとタイが数匹泳いでいるのを発見し、見釣りでタイを追加。
今度は、グレを釣ろうとしたら餌が見えなくなる辺りでイサキが釣れてきた。同じ、釣法で2枚追加するが、1枚は手が滑ってイカダの中へ帰っていった。(^_^;)
そのうち、二回目の放流があり、冷イワシ1匹がけでツバスが釣れたので、また釣ろうとすると今度は大きめがかかった。しかし、他人とオマツリして、クッションゴムから切れてしまった。
ダメもとで、再び投入するとまた青物、しかし、また他人とオマツリしラインブレイク。二度までも…残念と思うが、他の人からは「早く青!って大声で言わんから」と非難されてしまった。(/_;)

かかった手応えの瞬間に言っているのだが、それでも遅いと言われるとなすすべがない。
これでは、青物をかけても釣り上げるのは無理だとあきらめ、目の前のコーナーの網際狙いに変更し、イサキやタイを追加。運良くイシガキダイも釣れた。(^_^)v

私が小物を釣る間も、イカダ全体では青物の活性が高く、バラシも多かったが上がった青物も相当な数になっていた。青物を狙う人も少し飽きてきたようでもあり、一方の魚の方はやる気がまだまだあるようだったので、小イカを真ん中に投入した。
すると狙い通り、誘い上げた瞬間に食ってきた。
大声で青物をアピールし、今度はオマツリもなく大丈夫と思いながらやりとりするも、痛恨のハリ外れ(/_;)

つくづく今日は青物に縁がないと諦めながらも、ダメもとでもう一度小イカを投入すると、なんとワラサが追尾して来たのが見え、鼻先で踊らせたら飲み込むのが見えたので、その瞬間青物を大声でアピール。
誰にも邪魔されず、やり取りしてやっとワラサをゲットした。!(^^)!

まだ行けるか?と再度イカを投入。今度は誘わずに食ってきた。一応青物!とアピールしてやり取りすると、ちょっと軽い。??と思いながら巻き上げると、やや大きめのツバスが上がってきた。

その後は、またコーナーの小物狙いに切り替え、イサキを追加。
なんとか、シマアジをと粘ったがそれで終了した。

イカダ全体では、青物のアタリ日だったようで、ヒラマサ、ブリを始めとして相当なアタリがあり、かなりの数が上がっていた。

目次へ
06/7/16 三重県南伊勢町迫間浦
釣り堀
傳八屋
本日の釣果

タイ×9
ツバス×1
クロソイ×2
イサキ×2
同行者 河内のおっさん

前回の釣行からちょうど3ヶ月。多忙な仕事と、はたまた検診であちこち×が付き、精密検査でCTや内視鏡等々を受け、結果と治療であれこれしているうちに3ヶ月が経過してしまった。
一時は、残りの人生は短いのかも?と焦ったが、幸い、薬の治療でなんとかなりそうと言われ、また釣りに行けることになったので、ひたすら感謝と喜びで一杯だった。

雨の予報が曇りに変わり、実際は時折強い日の射す暑い日になった。吹き出す汗に全身びしょ濡れ、水分補給をしてもしても全部汗になってしまうほどの暑さだった。

今日も7号大イカダ。場所取りに破れて、今日は北西角(ゴミ箱の横)だった。
朝一からアタリがあり、魚かしでタイ2枚とクロソイ1枚をゲット。

アタリがちょっと止まったところで、ひょっとしてイシダイがまだ残っていないかと期待して、フロートに付いているカラス貝を割ってハリに刺して様子を見る。
しばらくすると、ドングリウキにアタリが出た後、ゆっくりと沈むのをアワセるとなかなかの手応え!しかし、上がってきたのは赤だった。まあ、カラス貝ってクロダイの好物だから、マダイが食ってもおかしくはないか?と思って続けるとまたマダイが釣れた。

アタリが遠のいたので、イカダの中の竿はカラス貝を付けたまま放置。
イカダの外の竿にオキアミ付けてアジでも釣れないかとちょっと遊ぶ。でも何も食わないので、再びイカダの中の竿に手を掛け巻き上げようとすると何か手応え!?ドングリウキは全く無反応だったのに…居食いか??
リールを巻き始めると横走り。何だろう??ひょっとして青物かな?でもエサはカラス貝だし…??と思ったら、ツバスだった。
カラス貝でツバスまで釣れた(^_^)v

その後棚を浅めにアオイソメでコーナーを攻め、イサキ、クロソイ、タイを追加するも単発的で後が続かない。
ど真ん中や、その他あちこち、イワシやサンマ、イカも使って誘うが青物からの反応は無し。

この後かなり長い時間を何のアタリない中、真夏の太陽にジリジリと焼かれながら無駄に過ごした。
朝一から調子の良い日は、後が続かないと思ったら途中から予感が的中してしまった。

終盤、カンカン照りで気力もそがれる中、隣の女性がコーナー付近でミックのエサでタイを釣り、慌てて自分もコーナー狙いにチェンジする。
何処へ行ったのか?と思っていたタイたちは、実は自分の足下に移動してきていたのだった。
その女性と交代で釣る感じで、自分も3枚ゲット。女性はミックオンリーだったが、自分はミック、アオイソメ、カラス貝それぞれで1枚ずつだった。

小物ばかりで14匹だった。そこそこ楽しむことができたが、釣れない時間がちょっと長く感じられた。

イカダ全体もまずまず釣れていたが、釣れる時間と静かな時間とがはっきりしていた。青物は、あまり活性が無く、河内のおっさんがワラサを1本上げた他は、隣の女性のご主人が、生きアジでワラサとカンパチを何本か上げていた。
しかし、生きアジ付けて、ずっと待っているだけで、釣ると言うよりは釣れてくると言った釣り方だった。

目次へ
06/10/1 三重県南伊勢町迫間浦
釣り堀
いむら
本日の釣果

タイ×3
シマアジ×1
同行者 河内のおっさん
9月の3連休に行く予定だったのが、事情があって急遽今日に変更した。いつもの傳八屋は満員で、キャンセル待ちをお願いするも、難しそうなので「いむら」へ行くことにした。

前日までは良い天気だったのに、当日は朝から雨。
予報では、昼前から弱い雨のはずだったのに、前線の北上が早まったか?
それでも、イカダに渡った時は弱い雨で、釣りにそれほど支障もなく釣り始める。
我々は真ん中のイカダに総勢7人だった。他に、傳八寄りのイカダに7〜8人で、1イカダは空きだった。

朝一のアタリはなく、いろいろ試すも反応無し。ようやく1匹目のシアマジが釣れたのは10時過ぎだった。あまりに、暇なのでイカダの外でサビキ釣りをやるも、これも振るわず(>_<)

次第に、雨が激しくなり、おまけに風も出てきて戦意が喪失する中、タイを2枚追加。
時間を追う毎に、ますます激しくなる中で、終盤風に流されるウキを外して、完全落とし込みでタイ1枚追加で終了した。

目次へ
06/11/4 三重県南伊勢町古和浦(旧南島町)
釣り堀
ばん
本日の釣果


ワラサ×1
タイ×6

息子
シマアジ×1
タイ×7
ヒラメ×1(タモ)





「ばん」のイカダ

11月の三連休。天候も良さそうだし、どこかへ家族で出掛けようと言うことになったが、最近いつも城巡りなので、今回は私のわがままを聞いてもらって釣りに行くことになった。
日帰り釣行はきついので、前日に民宿に泊まって翌日釣ることにした。

11/3昼過ぎに出発。大した混雑もなく、2時間半で古和浦へ着いた。早速、港でエギを試そうと息子と出掛けると、先客がいて、既に2ハイ釣っていた。
これは、期待できるとあちこちさぐり歩くが、反応無し(>_<)
墨跡+コーヒー空き缶があった実績?テトラから何度もキャストするが全くダメ。18時過ぎまで2時間ほど頑張ったが何も釣れなかった。
釣り堀ばかり行きすぎて、天然魚を釣る感覚が衰えてしまったのかもしれない(^^;)

夜、エサ屋の南海に電話すると、予約しないとシラサやボケは品切れの可能性があると言われたので、シラサ1杯とボケ10匹、アジその他を予約して早めに就寝した。(本当は、気持ちが高ぶって、夜中にちょっとウトウトしただけだったが…)

翌11/4、5時に起床、5時半に出発しエサ屋の南海へ。昨日の電話通り、シラサは予約以外品切れだった。予約しておいて良かった良かった(^_-)
「ばん」へ着いたのは5:50だった。(6時までに来るようにと言われていた。)既に、桟橋には何人かの常連客らしき人が。
まあ、今日は釣果よりも家族なのでのんびり釣れればと思っていると、結局今日の客は3イカダ分。
2イカダは貸し切りで、我々は他の4人と一緒に1イカダだったが、その4人がなかなか来ないので、とりあえず我が家族3人だけで渡していただいた。(妻はいつものように、見学)
しばらくは、息子と私で貸し切り状態。走って場所取る必要もないが、どこが良いのかもわからない。そこで、以前に行った時に釣った場所に陣取った。
隣の貸し切りは、朝一からどんどん竿が曲がるも、こちらは静かなまま。おまけに、息子は浮いているヒラメが気になって、タモを持ってそればかり追いかけている(^_^;)
「早く釣れよ〜!」と言っても言うことを聞かない。

アタリがないので、イワシの切り身を付けた竿を巻き上げると、ワラサが追尾してきたのが見えた。ちょっと止めたら即食った!誰も他にいないので、ゆっくりやりとりしてワラサゲット。
私がハリを外してスカリに入れている間に、追尾していたもう1匹が水面近くいたので、エサが付いていた息子の竿を妻が入れたら即食ったが5秒でプツッ〜ン。ハリス切れ(*_*)
釣りのド素人がやるとこんなものか?せめて息子ならもうちょっとなんとかなったかも知れないが、息子は小魚+ヒラメに夢中。

その直後くらいに、残りの4人が到着したので、最初の場所に息子を戻して釣る。しかし、イマイチ、息子はやる気がなく、タモを持ってヒラメ探し+アジ用の小さい網を持ってカワハギの子(2〜3cm)やたくさん泳いでいる小魚に興味津々。早く竿持って釣ってくれ〜!!

しかし、そこから、しばらくが我慢の時間だった。アタリがない。

40〜50分後、アタリが出始めるがアワセにくいアタリ。雑魚なのか??
確かに、水面下1〜2mにグレの子が大量にいて、ゆっくり落とすとあっというまに食われてしまう。
小グレの棚を突破して、底まで落とした状態でウキが十分沈んだと思ってアワセると素バリ、待っているとエサが無くなる。エサは、魚かしの黄色団子だが、他のエサだとアタリさえ出ない。
そんなことを更に1時間も続けた頃、明らかに手応えがあったのにやり取りの途中にハリが外れてバラシ…、そしてまた静かに…

そうした状況をなんとか破ったのは、息子だった。ふと見ると「何かかかった!」と重そうに巻いている。結構いい引きで、タモを持って横で待っていると、上がってきたのはシマアジだった。釣り嫌いと言いながら、なかなかやるじゃん!
その後、真ん中の底で、黄団子、ミックでぽつぽつアタリが出始め息子も私もタイを1〜2匹ずつ釣る。

10時になり、休憩。ばんは、みそ汁と刺身のサービスがあるのでありがたい。今日は暖かい日だったが、寒い時期には生き返る気がする。

その後、タイと青物を放流してくれた。活きアジで狙ってみると、ウキが沈み込んだがアワセが早すぎたのかスカ!ヒラメだったのかも?活きアジのエサなんて久しぶりだから、アワセどころがよく分からない。

その後はまた1時間ほど、静かなまま。放流された魚は何処へ??って感じだった。
イカダのど真ん中で、アタリが復活したのは11時過ぎだった。ミックでタイがぽつぽつ釣れるようなった。バラシも結構あったが、私も息子もタイを3〜4匹ずつ追加。息子は黄団子とミックオンリー、私はミックとシラサだった。

残り時間も少なくなった頃、せっかく買ったのだからとボケを息子の竿に着けたら最後の1匹が釣れた。一方私は持っていった小イカを沈めて青物を誘うが、追尾はない。諦めて置き竿にしておいたら、アタリが…でもタイのアタリ。多少タイには大きめのイカなので、ゆっくりテンションをかけてエサが逃げるような演出をしてやると、一気に食い込んで最後の1匹が釣れた。

大人10,500円、中学生5,250円、見学無料。消費税分が高いのと、回数券やポイント券もない。エサ屋も釣り堀の件数も迫間浦周辺ほどは充実していない。
しかし、いろんな意味で行く価値のある釣り堀だと思った。
以前に家族で迫間浦の「いむら」へ出掛けた時より、今回ははるかに楽しく過ごすことができた。

目次へ
06/11/26 三重県南伊勢町迫間浦
釣り堀
傳八屋
本日の釣果

タイ×3
同行者 河内のおっさん

土日はいつも満員の傳八屋だが、キャンセル待ちをお願いしたら、運良くキャンセルが出て行けることになった。
当日は、予報では大雨だったが、前線の位置が南へ下がったのか、それほどでなく、ちょっと降ったくらいであった。でも、夜には三重南部は本当に大雨警報だったらしい。

最近の休日は貸し切りが多く、たぶん今日も大イカダだと思っていたら、案の定大イカダ。しかし、いつもは7号か8号なのだが、今日のイカダは9号だった。(離れ小島のイカダ)

9号の経験はなく、取りあえず南東角に陣取った。中潮だが、かなり流れがあるようで、仕掛けが手前へ戻ってくる。
朝一のアタリはなく、アタるのは対面(西側及び北側)ばかり。

ようやく、最初のアタリがミックであったのは8時過ぎだったか?ハリががりしたものの、ハリ外れ!これで、今日の運命は決まったようなものだったかも!?

その後、青物を掛けた人が「何匹か追っている!!」というので、活性は高いと見て、サンマやイカで誘うが反応なし。水面下2M辺りに見えたので鼻先で誘うが、それでもダメ。青物は、皆活きアジのエサに反応していた。
もともと、活きアジを持ってないので、なすすべもなく指をくわえて見ているだけだった。

こういう時は、よくコーナーにイサキなどの小物が難を逃れて来るのだが、私の前のコーナーには何もいないようだった。グレが見えたので、オキアミやムシエサを鼻先へ持っていくが、やる気はなさそうだった。

棚取りオモリは落とすし、河内のオッサンに借りた棚取りオモリは、ネットに引っ掛かって上がってこないし…
散々な日であった。

結局、アタリはたったの5回。釣れたのは3匹だけだった。

タイ3匹といえば、S丸や北陸のRボーなら最低保障でもらえる数だから、エサなしでも、道具なしでも確保できる数なのだ。散々苦労して、最低保障と同じなのは情けない。

自分の力の無さを痛感する1日であった。(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)

目次へ
06/12/23 三重県南伊勢町迫間浦
釣り堀
いむら
本日の釣果

ワラサ×2
タイ×10
イシガキダイ(33cm)×2


魚を締めるいむらの大将


160の釣果


河内のおっさんの釣果
同行者 河内のおっさん
前回の悲惨な釣行から約1ヶ月。河内のおっさんがこの日なら土曜日が休めるというので、前から行くことだけを決めていたが、何処にするかは決めていなかった。
そこで今回も、のんびりと釣ることができるいむらにした。別に前回のリベンジに燃えていたわけでもなく、釣りがしたい、でもゆったりのんびりとしたいという理由からだった。

天候は、予報通り快晴。時折強い北西風が吹くも、比較的暖かくこの時期にしては最高のコンディションだった。
いむらの客は、全体で20人位いて、3イカダとも使用だった。我々二人は、東のイカダ(傳八屋寄り)に他の1人+2人とともに5人だった。もくろみどおり、のんびりゆったり釣りをすることができた。

朝一イワシで様子を見ると、反応はなかったが、巻き上げる時に根掛かりのような手応えがあって、エサがない!これは…と即座にエサををつけなおすとすぐに棒ウキが一気に水没!ワラサがヒットして難なく釣れた。連続ヒットを狙ってイワシを輪切りにしてつけると、すぐにアタリが…でもなかなかハリに乗らない。やっと、タイらしい魚を、ハリに掛けるも途中でハリ外れ。

エサをイカの内蔵につけ替えて様子を見ると、タイのようなチョンチョンとした反応が…ウキが押さえ込まれた時に合わせると、ドンと重くて急に走り出した。青物コールしてやりとりするも、予想外だったのであちこち走られて皆さんに迷惑をかけたが、先程より大きなワラサをゲット!でも、ハリは口ではなく、なんと!!鼻の穴に掛かっていた。食い込む前に合わせたために、偶然こうなったらしい。

その後は、真ん中の底で食わせてタイを少しずつ追加した。
いむらはシマアジの放流が多いことで売っていたのだが、今日はそれ程でもなく、イカダ内で2〜3匹しか上がらなかった。
途中、網際5〜6mにイシガキダイが見えていて、カラス貝を食わせたが、充分に食わせられず釣果にはつながらないうちに、どこかへ行ってしまった。

時折強風に見舞われ、まともに向かい風になるので釣りにくいことこの上ないが、ずっと吹くわけではなく、治まると穏やかになる。
そんな中、エサを適度にローテイションすると、それに合わせてアタリが出て、更にタイを追加した。何とかシマアジをと期待するが、上がってくるのはタイばかりだった。

終盤、イカダ全体が静かになった頃に、コーナーにまたイシガキダイがいるのを発見。まずは、カラス貝で様子を見る。すると今度は穂先に明確なアタリ!でも、ちょっとテンション掛けると放してしまって食い込まない。エサをムシエサに変えたが、結果は同様だった。
グレ10号のハリがゴツ過ぎたようで、逃げていかないかハラハラしながらも急いでチヌ2号バリに変え、ムシエサをつけて投入。
風で波立って水中の影が見えなくなったので、とりあえずエサを網際ギリギリに6mまで落とすと、先程のようにシーパラの穂先にアタリが、何度もコツコツと穂先が反応するのをじっくり,じっくり、じっく〜りドキドキハラハラ待ちながら、かなり待ってグッと穂先が入ったところで合わせると乗った!なかなかの引きを楽しみながら、ゆっくりやりとりしてタモに収めた。今日の中では最高に嬉しい瞬間だった。

しかし、もっと嬉しい瞬間が次に待っていた。
それは、イシガキダイは1匹釣れると、連続して釣れることがあると聞いていたので、ひょっとしたらと、またムシエサ付けて同じ棚に落としてみた。すると!!またシーパラの穂先が反応し始めた。半信半疑で様子を見るが、先程と同様の穂先の動きに、2匹目のイシガキダイを確信する。
そして先程よりは素直に、一気に食い込んで、2匹目のイシガキダイをゲットした。1匹目がエサを食うのを見ていて、腹を空かせていたのだろう、1匹目よりも食い込むのは早く、ハリも飲み込んでいた。
ひょっとしたらと、もう一度だけ狙ってみるがさすがに3匹目はいなかった。

これに気をよくして、もう釣らなくても…と思いつつも、時間とエサがあれば釣ってしまうのが釣り人の性(さが)。
残っていたシラサやイカのワタを使い、タイを2匹を追加して終了となった。

終わってみれば、14匹。久しぶりの好釣果だった。好釣果の理由はただ一つ、アタリの多い、良い場所に偶然入ることができたからである。
それと、自分なりの理由を上げれば、最初に青物釣れた日は、気持ちに多少の余裕があるので、後の展開が楽になる(焦って釣らない)というのもあるのかも。

目次へ

 


    
トップへ戻る    前のページへ