釣行記  船(ボート)  2012年

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 11月20日 三重県度会郡南伊勢町宿浦 渡船屋たにぐち

ティップランエギングに初挑戦
2012/11/20 
三重県度会郡南伊勢町宿浦 
渡船屋たにぐち
釣果 アオリイカ×2(600g、670g)
本格的に、アオリイカ釣りをしようと思い始めたのがこの秋からである。
篠島の沖堤防に2回、三重県南伊勢町迫間浦のイカダに1回出かけたが、釣果は2杯だけであった。数も少ないが、サイズも小さなものであった。

そこで、時期は少々遅くなったとはいえ、一度ティップランエギングに出かけようと考え始めた。
ちょうど平日の休みが取れることになり、「渡船屋たにぐち」に電話を入れて、予約をした。その時に、いろいろと質問したのだが、丁寧に答えてくれて、それに従って小物を揃えた。
前日に、一応出漁の最終確認で電話を入れたが、明日は客は私一人だと言うことだった。初心者なんで・・・と言うと、ぼちぼちとゆっくりやりましょうと言ってくれた。
その後、いつもように車中前泊で出かけた。22時家を出たが、下道を走って1時過ぎには宿浦に到着した。
まだまだ狭く曲がりくねった道はあるものの、昔にくらべて、道路も広くなり、トンネルもできてとても行きやすくなった。
港に車を停めて明かりを消すと、小潮で月もやや暗く、満天の星がとても綺麗だった。



5時半に目が覚めて、準備をしていると、6時過ぎに船長が到着した。
挨拶をし、乗船する。間もなく出港し、昔行ったことのある田曽の大突堤を過ぎて、更に沖へ出て行く。

 

天気予報の波は、2mということだったが、風もなく穏やかな日になった。ただ、風が弱いのは、ティップランにはよくないらしい。
しばらく走って、まずは20mの水深のところで、エギに40gのノーズコーンシンカーを付けてやり方のレクチャーを受ける。

教えられたとおりにやってみるが、イマイチしっくりいかない。底が取れなかったり、エギをうまくダートさせられなかったり・・・
船長も数回投入したが、反応がないので次のポイントへ移動した。

その後は40m〜50mのポイントを、60gのシンカーで攻める。
投入、底取り、しゃくり(ダート)、止めて待つ・・・ひたすらこの繰り返しをする。しかし、私の穂先(ティップ)には何の反応もない(-_-;)
途中、船長はぽつりぽつりと釣っていた。そのうちの1杯は、1.2kgという大物だった。

なんとか私も・・・でも現実は厳しい・・・(>_<)
こんな感じで、とってもシブイ中、昼前になんとなく掛かった感じが!しかし、巻き上げる途中でバレてしまった。
その後は、なんど繰り返しても反応はなく、昼過ぎまでただただ、虚しい投入、巻き上げの練習のみであった。

ここまで5時間近く、さすがに何も釣れないともう諦めモードになってくる。その間、0.6号のPEラインが途中で切れたりのトラブルもあり、もう90%以上はボ〜ズを覚悟していた。
そろそろ、終了時間だと思うけど・・・船長の好意で、何とか釣らせようと、ポイントを替え、船を流し直してくれた。

その頃から、いい感じに向かい風が吹くようになり、エギもボートから離れるようにうまく流れるようになった。
そんな時、ちょっと遠くまで流れていたのを回収しようとすると引っかかりが・・・根掛かりか?でも、少し引いたらグングンと動き始めた。
やった〜!やっと、ヒット!と船長に声を掛け巻き上げる。しかし、途中でフッと軽くなって、痛恨のバラシ(*_*)
船長からは、ポンピングしないで、タダ巻きでとアドバイスがあった。いつも釣り堀のくせで、ドラグがなった瞬間、無意識に竿をあおっていたらしい。

もう、釣れなくても仕方ないな・・・そう思った頃に、最後の一流しにしましょうと船長に言われた。
最後にもうちょっとだけ頑張るか〜。そう思っていると、止めた穂先がグンと入る。合わせるとずしりとした感触が!今度はばらさないようにとゆっくり巻いてくる。
深場から上げてくるというのもあるが、疲れた腕は、なんとか支えるのの必死だった。
ようやく上がってきて、リーダーが見え、イカの姿が見えた!船長がタモで掬ってくれて、初ゲット。めちゃくちゃ嬉しかった。ここまでの疲労感が一気に吹き飛んだ。
もう、これで十分だと言うと、船長は、今が時合いだからもうちょっと頑張りましょうと励まされた。

なんとなく、コツがつかめた感じがして、投入するとまたアタリ!今度も重い竿を必死に水平に支えながら巻き上げると、先ほどよりもやや大きめのイカが上がってきた。これも、船長のタモに無事に入った。

2度あることは3度あるかも!?と思って、もう一度投入すると、すぐにではなかったがしばらくするとまたアタリ。
なんとなく、アオリにしては引きが弱いかな???と思って巻き上げてくるとコウイカの姿が。しかし、水面まで姿が見えているのに、外れて海中へ戻っていった。(T_T)/~~~
泳ぐわけではなく、ゆっくりと沈んで行く感じで、まるで宇宙人が「さよなら〜」と去っていくようで、少し笑えてしまった。
笑っている場合ではなかったが、これでアタリが遠のいたようで、船長に行って終了してもらうことにした。

今回初チャレンジであったが、キャスティングでのエギングよりははるかに面白いと思った。なんといっても穂先(ティップ)にアタリが明確に表れるのがいい。

また、今回お世話になった「渡船屋たにぐち」の船長には、本当に感謝、感謝である。
根気よく、ポイントを替え、船を流し直して、なんとか私に釣らせようとしてくれた。今日の釣果は、船長の人柄なしにはあり得なかったと思った。

また、機会があったら行きたいと思う。


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日本海で爆釣のはずが・・・
2012/11/24 
福井県小浜町 かどや丸
釣果 アオリイカ 400g×1
11/20に三重県で、初のティップランに行ったばかりであるが、どうしても行きたい船釣りがあった。
それは福井のイカ釣りである。夏場は、夜釣りでマイカを釣っているのだが、秋からは同じ夜釣りで、アオリイカをエギで釣っているようである。
電話で、問い合わせてみると、水深20m程度の場所で、キャスティングで釣るようである。満月の前後は釣れないらしいが、自分の都合や波の高さ等を考えていると、そうそういい条件には巡り会えない。そこで、予報で時化が収まりそうな3連休の中日に行くことにした。

この日は、前日まで3mの波が、1.5m程度に収まるという予報だった。そこで、午前中に電話を入れ、出船を確認の上で、昼前の11時過ぎに出発した。高速を使い、ナビに導かれて15時には船のある場所に到着した。
しかし、堤防に船が係留してあるだけで、事務所も何もない。周囲に建物はあるが、かどや丸とは関係ないらしい。そこで、他の人を見ながら、適度に船の場所を取り、準備をした。

16時過ぎに、船長が軽トラでやってきた。今日は14人だということだった。で、お客がそろったら出船した。
出発してしばらくは、波穏やかだったが、小浜湾の中程に出ると、結構な波が・・・(T_T)天気予報よりも、波の収まるのが遅いらしく、船は上下に激しく揺れる。私は最初に船室に入ったから良かったが、外にいる人は、波をかぶったり、また酔って船べりで吐いている人も・・・

自分も、下手をすると酔うかも・・・と心配したが、なんとかセーフだった。
船は波が高いので、スピードを出すことができず、1時間以上走りながらも景色はあまり変わらなかった。1時間半くらい経った頃、やっとポイントに到着したらしく、アンカーを投入して照明が点けられた。

船は激しく上下したままで、そこそこ風もあり、本当にここで釣るの?っていうのが正直な思いだった。でも、釣るしかないかと思い、釣り始める。しかし、月が明るく出ているせいか、イカや他の魚が集まっている様子はなく、何の反応もなかった。
おまけに、底には障害物があるらしく、根掛かりしてエギを何個かロストしてしまった。

時間は過ぎていくのに、周囲の誰も釣り上げる人はいなかった。船べりに落としても、軽くキャストしても・・・全くダメ。やや遠投して、しゃくった後、ティップランのようにしようと軽くリトリーブしても・・・ダメ。
釣れる気配は全くなく、数日前の好釣果の情報と、希望的な安易な予測を基に、乗船してしまったことをひどく後悔した。
また、自分はなんとか耐えられたが、一人二人と船酔いしてリタイアしていく人が・・・(>_<)

20時を過ぎた頃、根掛かりか?でも外れたと思ったら、イカが偶然乗った(^_^)v なんとか、バラすことなく1杯釣れた。通常のエギに、20gのノーズコーンを付けて、底からしゃくり、穂先で調整しながら沈めていたら乗ったのだった。
しかし、イカの反応はそれだけで、以後は全くなかった。

23時を過ぎた頃、船長から終了の合図があった。釣果は、釣った人が6〜7人。それも皆さん1〜2杯。他の人はボ〜ズだった。

帰港する頃には、かなり波は収まっていたが、寒さが身にしみるほど気温は低下していた。
皆さん、期待はずれにがっくりという感じだった。まあ、もっと条件のいい日もあるのだろうけれど、また乗船したいという気は全くおきなかった。

24時過ぎに帰路についたが、途中眠気で何度も車を停めて休憩した。帰宅したのは3時過ぎだったが、風呂に入って寝たのは4時頃だった。で、結局、翌日の日曜日は休養で無駄に過ごす日になってしまった。夜釣りは、行くときは楽だが、帰ってからの時間に無駄が多い気がした。

アオリイカがもっとたくさん釣れるなら、また行ってもいいのかも、と思った。でも、余程でないことには、もう一回行こうといく気力は起きない。

           

       
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