釣行記  堤防その他編  2012年

目次

  9/22 篠島沖堤  10/20 三重迫間浦の筏

久しぶりの篠島沖堤で、アオリイカ釣り
2012/9/22
 愛知県南知多町篠島沖堤
釣果アオリイカ×1
まだまだ暑い日が続くが、そろそろ秋の気配が感じられるようになってきた。
ここ何年か、秋になったらアオリイカを釣りに行こうと思いながら、なかなか実現することはなかった。まあ、釣り堀へ行く機会が多くて、アオリイカを釣りに行くチャンスがなかったというところであろうか。

さて、アオリイカは、愛知の知多半島の車横付けの漁港でも釣れないことはない。しかし、どこも混み合っていて、場所に入ることすら難しいという状況である。
そこで、いくなら三重か福井の筏か、近場の離島の沖堤という選択肢を考えた。

しかし、アオリイカは十年以上前に、旅行で行った三重県の田曽で1杯を釣って以来である。はっきり言って全くの初心者である。専用のロッドやリールがないのはもちろん、しゃくりのイロハやエギの選択すら分からない。
なら、体験兼ねていくなら近場で手軽な篠島沖堤か・・・と場所の選択をした。

そもそも篠島の沖堤は、10年前に、当時大学生だったよっちゃんに紹介されて一緒に行った。その時は、紀州釣りでの黒鯛ねらいだったが、地続きの堤防に比べると、まずまずの釣果であった。
ただ、片名漁港の駐車場の確保が難しく(漁港の空いているところを探して停める)、その後は足が遠のいていた。

ところが、久しぶりに海上タクシー「康洋」のHPを見ると、専用駐車場ができたと乗っていた。それで、電話で聞いてみると、定期便に乗る場合でも、そこへ停めればいいと教えてくれた。これなら、安心して出かけられるということになり、篠島沖堤へ行くことにした。

当日は4時に出船と言うことで、釣り堀の時のように前日から出かけ、車中で仮眠してというパターンを選んだ。
21日(金)の22時過ぎに家を出発し、下道をゆっくり走り、コンビニに1軒寄って、日付が変わる頃に片名の港についた。事前に康洋のHPで調べておいた場所に車を停めた。さすがに、まだ誰も来ておらず、好きな場所に停められた。

3時に目覚ましが鳴り、起きると駐車場にはたくさんの車が停まっていた。そして、港の岸壁には既に道具を持った人がたくさん集まっていた。
以前乗船した場所とは違って、駐車場からすぐの場所に、船がくるらしい。

しばらくすると船がやってきたので、乗船する。クーラー等の荷物は前の甲板に置いて、竿のみもって船内へ行く。特に急がずに準備をしたので、皆の後に乗船することになり、船内はすでに多くの人がいて、仕方なく後方の空いている席に座った。



4時に出船と言うことだったが、もう客がほぼ集まったのか、3時50分頃には出発した。
出発すると、まもなくスタッフがお金(往復で1,500円を最初に払う)を集めに来る。その時、どこの堤防なのかを聞かれる。私は、事前のネット情報から「南堤」と告げるが、周りのエギンガーの人々もみな同様に伝えていた。
どうも、南堤が一番多かったようで、最初に南堤に着いた。片名を出てから、わずか10分ほどである。
着くと、船長のアナウンスで「南堤です。」と繰り返し言ってくれるので、初めての人でも問題なく降りられる。


南堤では20人ほどが降りた。常連さんたちは、島に近い北側と、灯台のある南側に分かれていった。私は、とりあえず、真ん中よりやや北側の沖向きに釣り座を構えた。

堤防北側の木島 南側の灯台

真っ暗な中、懐中電灯で照らしながら仕掛けを準備し、釣り始める。しかし、キャストしてもどこへ飛んだのかも分からないくらいで、闇夜で糸は見えないし、一応カウントして沈めた後、2段しゃくりで様子を見るが、反応は全くない。
4時30分頃、島に近い釣り座の人たちが、1〜2杯釣り上げている様子が伝わってきた。頑張れば釣れるかも?・・・そう思うが現実はそう甘くはない。
5時ころになって、右隣の人が釣った。その人は、「なんか、よくわからなかったけど釣れた。初めてアオリ釣った〜。」と喜んでいた。それを聞いて、自分も!と思うが、相変わらず何も生命反応は感じられない。

左隣の2人が、ケミ蛍を付けて投げサビキをしていたが、それもダメなようで、時折フグか極小のイサキが釣れるだけだと嘆いたいた。
虚しく、遠投&しゃくりを繰り返す中、沈めすぎて根掛かり・・・そしてエギをロスト。なんてしているうちに、明るくなってきた。曇りのせいで、太陽は見えなかったが、夜が明けてしまった。

ひょっとして、これで時合いは終わり・・・と思ったが、常連らしき人が、まだポツポツと釣り上げていたので、とにかく1杯釣らねばとあれこれやってみる。
エギを換え、内向き外向き、場所も多少移動しながらやってみる。しかし、好転する兆しはなく、ボ〜ズかも!?と思い始める。
まあ、天然の堤防は、こんなものか・・・釣り堀に慣れてしまったので、その分やはり感覚が違うのかも・・・などと疑念が生じ始める。こうなると、負のスパイラルに入り込んで行ってしまう。

しかし、何度か繰り返すうち、内向きで遠投してきたピンクのエギが、近くまで来た頃、待望のアタリ!   (^_^)/
サイズは小さいものの、穂先にグングンというイカの動きが伝わってくる。ゆっくりと巻き上げると、小さいながらイカが上がってきた。
やった〜!釣れた〜! 喜びとともに、釣れてくれたイカに感謝、感謝であった。



でも、その幸運は続くことはなかった。そもそも、釣れたのも、なぜ釣れたのか自分でもよく分からなかった(汗)エギも「遊」で買った、198円のものだったし・・・(^^;)
1000円を超えるエギも、何度も使ったが、それには無反応だったのに(^^)
事前学習では、エギは値段に応じてフォールの仕方が全然違うらしいと学んでいた。やっぱ高いエギは、いかにもイカに抱いてくださいというフォールの仕方をするそうである。
ただ、今回のように、イカの密度が低かったり、釣り人の人数等、様々な要素が混じるから、そう単純ではないようだ。

追加を狙って、気合いを入れ直す。また、周囲を見回しながら、常連さんのしゃくりパターンを見て真似をしてみた。
が、その後はどうにもならなかった。

常連さんたちは、8時の船で帰って行った。
もう、釣れる気はしなかったが、せっかく来たのだから、とりあえずあと2時間やってみることにした。まあ、キャスト&しゃくりの練習にはなったかも〜っていう時間だった(^_^;)

何も変わらない中、10時の迎えで片名へ戻った。



エサ釣りと違って、投入して休憩する時間がないので、とっても疲れた。しゃくりにも、結構力が要るので、ルールのハンドルの左右を途中で付け換えて、竿を持つ手を左右換えてみたりした。
釣りの労力(疲労度)を考えると、短時間の釣りだなと思った。

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三重迫間浦の筏釣り
2012/10/20 
三重県南伊勢町迫間浦の筏
釣果 アオリイカ 1、カワハギ 6
先週も篠島の沖堤に行ったが、全くイカの反応はなかった。他の人々も苦戦しており、堤防で上がったイカは2〜3杯程度だった。
知多のシーズンは終わったのか、それともこの日だけだったのか・・・いずれにしても、篠島沖堤へ再度行こうという気力はなくなった。
次の釣り堀まで、しばらくは大人しくしていようかと思っていた。ところが、その直後、ネットで買ったエギングのロッドが、ずいぶん待たされた挙げ句に、やっと手元に届いた。すると、やはり実際に使ってみたくなってしまった。

そこで、どうせ行くなら、もう少し魚影の濃い所へ行こうと考えた。
いろいろとネットで探したが、馴染みのある迫間浦の筏に行こうと考えた。道もエサ屋も、コンビニも、すべて了解済みの方がいろいろと便利であるし。
渡船屋は日の出屋にした。前日に電話をしたら、空いているというのでそのままお願いした。

いつものように、前日に出発し、玉城のエサ屋でアサリとオキアミ、青イソメを買い、コンビニに寄った後、日の出屋の駐車場に着いたのは1時を少し回った頃だった。
他には誰もおらず、明かりを消すと満天の星がとても綺麗だった。

しばしの仮眠の後、6時少し前に受付が始まり、2隻ある船のうち大きい方に乗るように言われた。帰りについて聞くと、終了は16:45だそうだ。しかし、そんな遅くまでねばる気力はないし、帰路の渋滞も気にかかるので、早上がりの時間を聞いた。すると、午後は釣り堀客の対応があるので、その前ならOKだと言われ、結局13時迎えに来てもらうことにした。ただし、確認の意味で、12時に電話を入れるように言われた。

日の出屋の桟橋

6時に出発し、下ろしてもらったのは、筏というよりは、桟橋だった。ここで若者2人と私の計3人が下ろされた。
桟橋は陸につながっており、陸には廃屋があった。ただ、後ろの山からは行けないので、渡船で行く筏扱いになっているようだ。

 

湾側は、傳八屋が見える位置であった。つまりは、傳八屋の東側の辺りということになる。



朝一、期待をこめてキャスト&しゃくりを始めるが、反応はない。その状態は若者2人も同じで、1〜2時間は、そのまま静かに時間だけが過ぎていく・・・
「釣れると思って、筏に来たけど、こんなものなの?」と若者に聞くと、前回来たときはもっと釣れて、今日はダメな日だと教えてくれた。
「私が行く日は釣れない!」・・・う〜ん、いつもこのパターンか・・・(^^;) まあ、お天気がいいだけでも良しとしなければ。

日が昇り、太陽が東の山の上に顔を出す前くらいに、1〜2杯を若者それぞれが釣った。そのうちの1杯は、800gもある大物だった。
私も頑張らねばと、エギを換え、投げる方向を変え、といろいろとやってみるが全然ダメ・・・(-_-;)

太陽光が海面に射し、時合いも終わった頃、若者はカワハギ釣りに変更し始めた。
でも、諦めきれない私は、まだキャストしていた。すると、足下で数回しゃくり&フォールさせていたのに乗った。サイズは小さかったが、やっと1杯釣れた。(^_^)v
でも、追加は期待できそうにないので、その後数投して、私もカワハギ釣りに変更した。
1.8mのイカダ竿に3本バリのカワハギ仕掛け。これに、まずはオキアミを付ける。すると、すぐに反応があったが、釣れてきたのはベラだった。
そこで、エサをアサリにして誘っていると、聞き合わせで乗った!サイズは小さいながらもカワハギが釣れた。

でも、そうそう簡単には釣れず、結局終了まで釣れたのは6匹だった。サイズはどれも小さく、手のひらか、それよりも小さいくらいだった。

昼頃、カワハギもほとんどあたらなくなった頃、若者は再度エギングを始めた。すると、結構大きなコウイカ(マルイカ)を、1杯ずつ釣った。

真似して、私もキャストしてみたが反応はなく、若者も追加を釣ることはなかった。

12時ちょっと前に、事務所に電話を入れ、13時に迎えに来てもらうように連絡した。
若者によれば、もう一度、夕方の時合いあると言っていたが、さすがにそこまでの気力はなく、帰って来た。

帰路は渋滞もなく、16時には家に着いた。
今回も不発の釣行であった。まあ、イカとカワハギが美味しかったからよしとしよう。次回はどうするか・・・紀伊長島でボートでも借りるか、それとも次は古和浦の筏か、はたまた日本海の筏・・・
とりあえず、次週は釣り以外の予定が入っているので、次に行けるのは11月になりそうである。

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