釣行記  船釣り編  2013年   

目 次 8月21日福井県丹生郡越前町 日昭丸 マイカ釣り  9月14日日福井県丹生郡越前町 日昭丸 マイカ釣り
       
       10月14日 三重県度会郡南伊勢町 渡船屋たにぐち ティップランエギング

       11月 2日 三重県度会郡南伊勢町 渡船屋たにぐち ティップランエギング

       11月23日 三重県度会郡南伊勢町 渡船屋たにぐち ティップランエギング

       11月28日 三重県度会郡南伊勢町 渡船屋たにぐち ティップランエギング

初挑戦、日本海夜のマイカ釣り
2013/8/21 福井県丹生郡越前町 日昭丸
 半夜便(17:00〜23:30)
釣果 マイカ 21パイ
真夏は暑いし、釣りに出かけるのにもなかなか腰が重い。
そんな中、以前から気になっていたのは日本海の半夜のイカ釣り。日中は酷暑でも、夜の洋上は少しはマシだろうし、太陽にジリジリと焼かれる心配もない。なので、機会があれば行こうとは思っていた。
しかし、イカ釣りに必要な電動リールもなければ竿もない。おまけに5〜7本ものスッテをどう操るのかもよく分からない。以前TVで見たことがあるが、6〜7本の筒でできたランチャーが必要なのだろうか???などと疑問がどんどん湧いてくるばかりで、なかなか踏み出せないでいた。

今年の夏はとりわけ暑いのだが、そのせいだけではなくいろいろとあって、6月の下旬に福井の釣り堀レインボーに行ったきりである。
8月も下旬になり、全くどこへも行かないままか・・・と思うと無性に行きたくなってきた。
でも、昼間は40℃近い酷暑で、とても日中に釣る気にはならない。とすると、やっぱ夜のイカか、でも道具もなければ釣り方もイマイチわからないし・・・だとすると暑くても行き慣れた釣り堀か・・・でも暑いし、スカリの魚もすぐに浮いてくるだろうし・・・という思考過程を何度も彷徨した挙げ句、やっとイカ釣りにしようと重い腰を上げた。

きっかけになったのは、船宿のHPに「電動リールのレンタルは○○円。」という文字を見つけたことだった。
これなら、とりあえず道具はなんとかなる。後は、スッテとか実際に釣るときの手返しの仕方とか・・・

次は船宿選びであるが、越前町の辺りならポイントまで近そうだと考えた。そして、HPであちこちの船宿を見るうちに、船が比較的大きく、初心者にもやさしそうな日昭丸に目がとまった。

で、天候の穏やかな日に狙い定めて、勇気を出して日昭丸の船長に電話を入れてみた。
すると、「クーラーだけ持ってくればいいよ。」と言ってくれたので、予約を入れた。

当日は、12時半に出発し15時過ぎには現地に到着した。集合時間は17時であったが、余裕を持って行ったのであった。しかし、照りつける太陽にジリジリと焼かれ、日陰を探して駐車したが、じっとしていられない状態で待ち時間をつぶすのが大変だった。

16時過ぎには、スタッフと数名の客が集まってきたので、話をしながら船に乗り込んで、わずかな日陰を探して、そこで時間を過ごした。

そのうち、HPに顔の出ていた船長さんが来たので、昨日予約した旨と貸し竿のことを確認した。すると「竿は2本出すよね」と言われて、思わず「1本は別の魚を釣るためのものですか?」と聞いた。すると、「2本ともイカ釣りだよ。」と言うので、「初心者なので1本でいい。」と答えた。このときは、この2本竿の意味が全く理解できなかったが、釣り初めたらその意味が分かった。次回からは、空いていたら自分も2本竿でやろうと思った。

さて、暑いので17時少し前に出港した。しかし、10分程走ったところで速度を緩め、アンカーが入れられた。
そもそも凪なのだが、岸近くなので波穏やかで、船酔いの心配は全くなさそうである。
しばらくすると、助手の人が仕掛けを準備してくれて、電動リールの使い方、スッテの投入および回収の仕方を説明してくれた。ここで初めて、具体的な釣り方が分かった。底まで40m、大潮だったが80号の錘で流されることもなく、底も難なく取れた。

それで準備万端なのだが、いかんせん日はまだ高く、皆何もせず時間をつぶすのだが、もったいない時間であった。サビキ釣りかエサ釣りでもしたかったが、仕掛けも何も持っていなかったので、ただただ周囲の人と話をして過ごした。

 

18時頃にやっと暗くなり、明かりが点けられた。いよいよと思って気合いを入れるが、周囲も反応はない。満月が東の空から登り始めたが、ちょうど雲間に隠れていた。

19時近くになって、周囲の人がぽつりぽつりと釣り始めた。で、どんな風に釣っているか見てみると、竿を2本出し、底まで落としたら電動でゆっくり巻くというだけだった。釣り人は、ほとんど何もせず見ているだけで、巻き上げる途中でアタリがあると、巻き上げ速度を上げて取り込むという方法だった。
そこで初めて、2本の竿を出す意味が分かった。これなら私もやれそうである。ただ、落として自動で巻くだけであると、何か自分で掛けたという充実感はなさそうだ。とはいえ、この方がたくさん釣れるので致し方ないのであろう。

 

19時半頃には、周囲の人はかなり釣っていた。しかし、私はコツがつかめないまま、虚しく時間を浪費していた。
やっと1杯目を釣り上げたのは、その10分後くらいである。釣り初めて90分程は何もなかったので、最初の1杯はとてもうれしかった。
底まで落として、ゆっくり竿で聞いたら乗っていたのであった。

その後、同じ方法で1杯、巻き上げる途中で1杯を追加した。

その頃には周囲は結構釣れていて、仕掛けを自分で買っていったものに変更した。すると、チェンジして1投目に2杯乗った。夜光の目の付いたスッテとピンク主体のものであった。こうなると、スッテの違いも大きいように思えてきた。

これで行ける!と思ったが、そうそうは続かず、また無駄な時間を浪費した。足だけ切れて上がってきた時もあった。(思わず足を食べてみたが、塩味が効いて、非常に美味しかった。)底からただ巻で何杯か掛けたが、棚を憶えておいて同じ棚を攻めても続かなかったりした。こうなると、やはり2本竿で底からただ巻が有利であった。

そんな風にして、ぽつりぽつりと釣りながらも、時間はどんどん過ぎていって、21時半を過ぎ、残り1時間半くらいになった。

いろいろと試そうと、底付近で竿をあおったり、リールの誘いモードを使ったりした。また、ただ巻の場合も速度をいろいろと変えてみた。
それがうまくいって、乗る場合もあれば、全く外れの場合もあった。
たまたまイカのいる棚でアクションを掛けると乗るのかな・・・という感じがした。

 

周囲はどんどん釣り上げて行く中で、私はたま〜にしか釣れず悔しい思いをしたが、今日が初めてだから仕方がないとも思い、次回は・・・と思ったのであった。

今回、イカを絞めるのにはこの器具を使った。目の間を刺すよりは、一気に絶命するという感じだった。

イカ活締め器「イカ活チャ器」

23時15分に終了し、帰港した。お金を払い、スタッフや同乗の人に挨拶をして、出発したのは24時だった。
休憩なしに走って、自宅に着いたのは2時半だった。

深夜の帰宅は、ひどく疲れたが、イカは後の処理が簡単(とりあえず丸ごと冷凍)なので良かった。また、妻もイカが好きなので喜ばれた。
魚だと、一度に食べられる量は大してなく、冷凍したら煮るか焼くしかないが、イカは解凍すれば刺身で食べられる。その点もいいと思った。また、行きたいし、秋になればアオリイカも釣れるので楽しみである。

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前回のリベンジに・・・でも小型が多かった(-_-;)
2013/9/14 福井県丹生郡越前町 日昭丸
 半夜便(16:40〜22:40)
釣果 マイカ(ケンサキイカ)45、スルメイカ1
前回イカ釣りの楽しさを覚えて、是非また行きたいと思っていた。
平日に行ける機会がないものかと、いろいろと画策するも、あれこれあってなかなか出かけられない。
そこで、天気予報で状況を見つつ、木曜日の午後に電話を入れて見た。すると、3連休の土曜日だが半夜便ならOKと言われ、予約を入れた。

混み合う土曜日は避けたいのだが、一方で、混雑はどの程度なのか、お隣とオマツリはしないだろうか・・・などということも知りたくもあった。
というのも、土曜日に行ってもそれなりに楽しめるなら、毎週行けるし、平日の仕事にしわ寄せが行くこともないし・・・(^o^)

当日は午前中はタラタラと過ごし、13時に出発した。
名二環、名高速、名神、北陸と乗り継いで、敦賀には14:40に到着した。その後、しおかぜラインに沿って海岸線を走り、越前町の宿には16時少し前に到着した。
台風が近づいていたが、日本海は穏やかで、道中観光客で一杯だった。片側交互通行が3〜4カ所あったが、大した渋滞もなかった。

到着すると、既に多くのお客さんは来ており、船頭さんに名前を告げると、左舷の中央に入るように言われた。
日昭丸の中でも一番大きな船なので、中央でありがたかった。船首の方は、海面から相当な高さになるので釣りづらそうである。
船の中を見てみると、右舷左舷に7人ずつ計14人だった。20t近い船なので、普通に釣るならスペースは充分だった。

 

17時に集合と言うことだったが、お客がそろったので16時40分には出港した。
今日のポイントは前回とは違うようで、敦賀半島の方向へ30分ほど走った。ちょうど、敦賀の原発の沖合辺りである。
船長からは50mより上を誘うように指示があり、17時半頃には仕掛けを投入した。一応誘ってみたりするが反応はなく、周囲の人も同様であった。

 

今回はスッテの数を6本に増やし、色も前回好調だったものを中心に選んだ。節約するために、多少表面に傷が付いたり、糸がほつれているスッテも使った。
ただ、今回貸してくれたリールが不調?であった。ダイワのタナコン400Fなのだが、巻き上げ速度が4以下だと巻き上げないし、7〜8でも、巻き上げ速度が一定でなかった。潮の流れなのか、水深の関係か・・・もともとそういうものなのか。
前回は同じ種類のリールで、2〜3の速度で安定して巻くことができたから、故障なのだろうか。おまけに終盤、いきなり巻き上げ途中で止まったり、電源が予告なくOFFになることも(-_-;)
やっぱ、高くても自分のリールを買わなければいけないのだろうか・・・
また、前回と同じ80号のオモリなのだが、潮流の関係か仕掛けの重さだけで穂先がかなりしなっていた。

18時過ぎには明かりが点けられ、いよいよだと思うが、反応が無い。周囲の人も同じだった。
しばらくすると、小型のワタリガニが数匹浮いてきたので、掬おうと思って、タモはないか?と助手に聞いたが、「ないよ〜」ということだった。まあ、味噌汁の出汁程度の大きさのカニだったので、どうでもいいのだが、イカの反応がないのでついちょっかいをかけたくなったのだった。
最初の1パイ目が釣れたのは19時過ぎだった。前回よりは、早く釣れたが後が続かずその後20時までに2ハイを追加したのみであった。

周囲の人は、もう少し釣れていた。
右隣の人とその右の人は友人らしかったが、私から遠い方の人は、胴付仕掛けを1本出しながら、鉛スッテの竿も出していた。適度に釣果はあるのだが、自分の仕掛けやら友人の仕掛けやらにオマツリばかりで、解くのに時間を浪費していたようであった。
すぐ右隣の人は、普通に胴付仕掛けで1本竿なので、私には影響はなかった。まあ、仲間内でオマツリしているだけなのでどうでもいいことなのかもしれないし、他の客に迷惑をかけないように考えた釣り座に入ってはいるのだろうが・・・

さて、釣果の方は20時を過ぎてから徐々に上向きになっていった。しかし、型は小さくて、本来ならリリースサイズではなかろうかというものばかりである。
まあ、小さいながらも穂先の反応は結構あるし、楽しいのはいいのだが・・・

小型だからなのか、前回不発だった白赤のスッテによく乗った。逆に、青緑とか茶系は振るわなかった。とはいえ、常時同じ傾向というわけではなく、2〜3ハイ釣ると、次は別のスッテに乗っている、そんな感じだった。
タナも、50mで掛かるときもあれば、20m以内で掛かるときもあった。前回同様、一定のタナに密集しているわけではなく、広く探りながらポツポツ拾うという感じだった。
ただ、時折2連、3連で釣れることもあった。そんなんで、型は小さいが数は順調に増えていった。



リールの巻き上げが一定でなく、ただ巻きでは乗らないので、50mまで落としてから竿をあおって待ったり。高速で数m巻き上げて止めてみたり。竿を手持ちにして、誘いをかけたり・・・あれこれやらないと乗らないといった感じだった。
でも、そうやって乗せることで、「釣れた」というよりは「釣った〜!」という実感がある釣果ばかりであった。

22時を過ぎた頃、試しに70mまで落としてみると即アタリ。深いので、巻き上げるのに時間はかかるが2連チャンで釣れた。さあ、もう一踏ん張り深いタナを攻めようかと思っていたら、船長から「あと15分」という連絡があった。
再び深いタナまで落としてみると、またアタリがあったが巻き上げる途中で外れてしまった。もう時間がないので、それで終了した。
23時までだと思っていたが、帰港する時間も考えて22時40分には切り上げられてしまったのであった。

帰港する間に、今回どうしてもやってみたいことを実行した。
それは、船上で活きたイカをさばいて食べることだ。釣り途中は、忙しくてとても暇はなかったが、帰港までは後片付けが終われば何もすることがないので、この時間に実行した。
ナイフで胴を切り開き、皮を剥いで海水で軽く洗って食べた。身は透明で、イカとは思えない食感だった。また、塩味とイカの甘みが絶妙で、最高に美味しかった。やっぱ、活きイカは違うな〜と思った(^_^)v

帰港すると、深夜便の人が待っていて慌ただしく荷物を積み替えると、再び出港していった。
夏の間だけとはいえ昼夜逆転の生活で、スタッフも大変だなと思ってしまった。



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期待は木っ端微塵・・・拷問のような数時間(T_T)
2013/10/2 福井県小浜市甲ケ崎 かどや丸 釣果 完全ボ〜ズ(>_<)
昨年11月の下旬に、小浜のかどや丸に乗った。
その時は波も高く、アオリイカも偶然釣れた1パイのみで、周囲もほとんど釣れていなくて、もう二度とこの船に乗ることはないだろうと思った。簡単に言えば、散々な思いをしたので、もうこりごりであった。ただ、船長のコメントでは、月明かりがなければ、もう少しマシなのに・・・ということであったので、時期を選べば期待できるのかも・・・とは思った。

さて、それから一年。乗らないとは思いつつ、船宿のHPの釣果だけはチェックしていた。

日々の状況はといえば・・・
日本海では、9月中旬の台風による豪雨の後、マイカが釣れなくなってしまっていた。一方で、アオリイカが堤防やイカダではポツポツと釣れるようになってはいた。
そうした状況の中、かどや丸が9月30日に、アオリイカを試しに釣りに行くと出ていた。そして、翌日の釣果報告には、アオリ爆釣!とあった。8人前後の客で、約230ハイ釣れたそうである。
そんな好情報が、もう二度と行かないかも・・・と思っていた私の心を動かした。

今回は月齢も悪くなく(闇夜)、「いつ行くの?今でしょ!」(^^;)と思った。月曜日に爆釣なら、その1〜2日後も同様な結果が期待できると思ってしまった。
それで、火曜日に予約を入れ、仕事のやりくりをして、水曜日に行くことにした。ちょい波が高そうだが、yahooの予報では1mのち0.5mとあり、大丈夫だと考えた。

当日は12時過ぎに職場を出て、伊勢湾岸、名二還、名神、北陸道を乗り継いで、なんとか集合時間16時の、20分前に到着した。
乗船して準備をするとすぐに出発し、1時間ほど走って、小浜湾の入り口辺りにアンカーが入れられた。記憶をたどれば、昨年11月もここら辺だったと思う。
水深20mということで、20gのノーズコーン(オモリ)を付けて投入するが、潮が速くて底が取れない。そこで、60gに変更し、やっと底が取れた。
明るい内から、しゃくったりダートさせるが無反応・・・ 暗くなって明かりを点せばと期待したが、状況は全く変わらない。
右舷には、私を含めて4人だったが、誰も釣れない。

底は、海草があり、良く根掛かりした。海草なら外せるが、時々は外せない根掛かりとなり、餌木やオモリのノーズコーンをロストした(T_T)(T_T)(>_<)
20時を過ぎた頃、船首の人が1ハイ釣ったが、それだけ・・・明かりに誘われて浮いてくる魚はいなくて、時折小型のワタリガニが泳いでいるだけ。もちろん、イカが上がってくることもない。
左舷にも4人いたが、同様の状況に、早々とリタイアして船室で寝ている人、スマホに熱中している人・・・

おまけに、21時過ぎから雨も降り出し、まるで拷問のような時間が科せられた。釣れる気配もないのに、ひたすら沈めてしゃくるだけ・・・周囲の人も、ただ科せられた労働のように同じ動作を繰り返していた。な〜んか、地獄の責め苦のような・・・いや、地獄はもっと苦しいのか(苦笑)

22時になったころ、船長から移動の連絡があった。20分ほど走って違う場所へアンカーを入れた。今度は水深30mということだが、依然速い潮に、状況は好転する気配はない。
少しやったら、すぐまた移動になった。次は水深20mということだったが、ここでも状況は一緒だった。
23時を過ぎた頃からだんだん気分が悪くなり、自分も船室に入って横になった。
午前中は仕事、午後はひたすら時間を睨みながら焦って高速を走り、その疲れからか頭痛と吐き気が・・・でも、よく考えれば単なる船酔いなのかも・・・確かに、波は徐々に高くなって、船の揺れも大きくなっていた。
とにかく、もういいから早く終了してくれと言う感じだった。釣れもしない、苦痛な時間から逃れたかった。

その後、帰港する24時までの間は、帰りの運転もあるからと目を閉じて横になっていた。

帰宅したのは3時半頃だったが、異様に疲れていて、即座に風呂に入って寝た。でも、翌日は普通に仕事だったので6時に目覚ましに起こされた。極度の疲労ながらも、なんとか出勤・・・いつものことだが、釣れないと疲労感は3〜4倍に増える(>_<)

今回、勝手に期待した自分も悪いのだが、たった1〜2日でこうも変化するものか。因みに爆釣だった日の翌日の火曜日も、さっぱりだったようである。
アオリイカそのものが、魚影が薄くて、一度釣るとすっかりいなくなるのか・・・それとももっと別の原因か・・・
とにかく、もう一度小浜でチャレンジしようという気は全くなくなった。釣行記など、書く気にならなかったが、一応記録に残しておかないと忘れてしまうと思って書いた。

失望感やら、実際の費用やら、失ったものは大きかったけど・・・学ぶこともあった。
願わくば、この苦痛が「塞翁が馬」となれば・・・と思うのだが・・・(^_^;)
約1年ぶりのティップランエギング
2013/10/14 三重県南伊勢町宿田曽 渡船屋たにぐち 釣果 アオリイカ 500gを頭に5ハイ
昨年の11月に、初めて行ったティップランエギング。シーズンも終わりがけだったので、今年はもっと早い時期から行こうと思っていた。
しかし、台風が頻繁に来たり、釣り堀の予定があったりしてなかなか行けなかった。
このまま、だらだらとしている間に、10月も過ぎてしまうのか・・・と思い、釣り堀の翌々日ではあったが、行くことにした。

前の週に電話を入れたら、3連休の最終日(体育の日)ではあったが、空きがあるというので予約を入れた。

行きは、いつものように前夜に出発、車中仮眠であった。12日(土)に釣り堀へ行ったばかりで、まだ疲労が残っていたが、なんとか準備をして21時半に家を出た。
下道を走って深夜に現地に到着した。昨年来ているので、迷うことなく到着した。港の船着き場に行くと、既に1台車が停まっていた。その横に停めて、眠る準備をして空を見上げると、満天の星がとても綺麗だった。

夜が明けて、5時半頃に起きて準備をする。その間に車も増え、今日は満員かな〜と思っていた。
6時少し前に船長が到着し、まずは磯釣りの人を送っていった。次にイカダの人を送っていき、最後に私ともう一人の客(感じの良い若者)を乗せてエギングに出発した。結局、エギングの客は2人だったので、祝日にもかかわらず広々と釣ることができた。

 

台風がまた近づいており、午後から波が高くなるという予報なので、とりあえず沖へ出るが、昼過ぎは湾内でという説明があった。
ポイントは昨年の11月と同じ辺りで、水深は40m前後だった。
40g〜60gのノーズコーンを付けてやってみる。昨年に比べると、落とし方も、しゃくり方も様になったような気がする(^^)

釣り初めてしばらくした頃に、まずは同乗の若者が1パイ釣り上げた。これは、釣れるかもと頑張っていると、何回目かで待望のアタリが出た。穂先をコンコンと引き込むアタリで、結構強い引きが竿全体に伝わってくる。ドラグを緩めに設定しているのでなかなか上がってこないが、一定の速度で巻き上げると、500gの良型が上がってきた。
船長にタモ入れしてもらって、写真を撮ってもらった。

 

その後は、ほぼ同じ辺りのポイントで、船を流して、ある程度流れると元の位置へ戻ってまた流すということの繰り返しだった。
その間、底まで落とし、着底後すぐに巻きじゃくり、止めて待つ、をひたすら繰り返した。そもそもティップランとはこういう釣りだから仕方がないが、ずいぶんと忙しい釣りである。
釣果の方はといえば、その後に3バイを追加した。一方、同乗の若者は私の3倍くらいを釣っていた。聞いてみると、アタリを拾って掛け合わせているという。しかし、私にはその微妙なアタリが分からない・・・
一度、明確にティップが戻り、合わせると手応えがあったが、いつもの魚のつもりでちょい戻し、聞き合わせをしたら外れてしまった。

その他、途中で外れたもの、触腕がちぎれて上がってきたもの、等々バラシも2〜3回あった。
風が吹いて、船が流れ、いい感じに穂先にテンションがかかる時に釣れた感じがする。逆に、落としても変な方向に流れていったり、また全然流れないときは無反応という感じであった。
巻きじゃくり(ダート)の後の水平にエギが流れるときに、いい条件に流れると釣れるという感じだった。
とはいえ、集魚灯を点けたり、撒き餌をしているわけではないので、本当にぽつりぽつりと釣るという釣りである。また、条件良く流しても、イカがいなければダメなわけで、ある意味出会い頭に釣れるとも言えるような気がする。

12時近く、やや波が高くなり、雨雲が南の空に出てきた頃、イカダの客を迎えに行くために一端港へ戻った。2グループ計十数人を乗せて、港で下ろした後は、湾内での釣りだった。

今度は水深20mなので、20gのノーズコーンにして釣り始める。すると、2投目で反応があり、うまく乗った。しかし、巻き上げて姿が見え、船長がタモを構えている数m先で外れてしまった(>_<)
う〜ん、残念というか、何で〜?という感じだった。
その後は、アタリに見放され全くダメだった。
14時の終了間際に、やっと待望のアタリ。今度はバレないで〜!と、祈る気持ちで巻き上げると、なんとか船長のタモに収まった。やれやれ、なんとか片手の数が釣れた。
それで終了し、磯釣りの客を途中で乗せて、帰港した。

片付けをして間もなく帰路についたが、15時に玉城のインターに着いた頃には、伊勢関〜四日市間20km渋滞の表示。天気の良かった3連休の最終日だから予想はされたが・・・
とりあえず、玉城を通り越して下道を走った。信号があるのでスイスイとは走れないが、それほどの渋滞はなく23号もまずまず流れていた。津と四日市でやや渋滞していたが、四日市を過ぎた辺りで高速に入り、伊勢湾岸と名二還を使って17時台には帰宅できた。

次回に、何が改善できるのか分からないが、また行きたいと思った。イカの王様だけあって、刺身は最高だし(^o^)

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前半は良かったが、後半苦戦・・・
2013/11/2三重県南伊勢町宿田曽 渡船屋たにぐち 釣果 アオリイカ 6パイ
前回ティップランに行ってから、すぐにでも次の釣行を入れよう思っていた。
しかし、自分の都合、予約が満杯、そしてなんと言っても時季外れの台風が次々とやってきて荒天続き・・・(>_<)
ということで、結局11月になってしまった。

今回は、天候も良く、波も穏やかな予報。いつものように前日出発し、2時ちょっと前に宿田曽に到着した。新月なので、空は真っ暗だったが満天の星がとても綺麗だった。オリオン座が真上にあり、季節の変化をこんなところにも感じた。

朝6時に起きると、今日も車が一杯。いつものように、磯やイカダの客を渡すのを待つ。



しばらくして、戻ってきてから我々ティップラン組が乗り込んだ。今日は定員一杯の6人で、じゃんけんの結果、私は真ん中の釣り座になった。(舳先から3番目)。

今日は、湾内の浅場と言うことで、前回午後に行った辺りでの釣りだった。

 

水深は15m〜20m程度で、底も取りやすく釣りやすかった。朝一周囲の人がぽつぽつ釣り始め、乗り遅れまいとしゃくると自分にも1パイ目が釣れた。
その後、ぽつりぽつりと釣れて、5ハイまでは順調に釣れた。活性の良いものは、落としてしゃくろうとしたら乗っていたというのもあった。

ポイントは、湾内を数カ所回ってくれたのだが、中には礫浦のいつも行っている釣り堀が見える辺りもあった。
アタリがやや遠のいて、苦戦していた頃、穂先に反応があり合わせたが乗らず・・・、もう一度落としたら反応があり、掛け合わせたら乗った。これは、ちゃんと掛けて釣ったという実感があった。

 

これで6パイ目だった。時間はちょうど11時近くだった。しかし、その後は厳しい状態が続いた。潮が流れず、船長もあちこちポイントを移動してくれたが、何ともならなかった。
周囲の人は、そんな中でもぽつりぽつりと釣っていた。一流しで、誰かが1パイ釣るといった程度の感じなので、活性はすこぶる悪いのだが、自分には何とも対処のしようがなかった。
1〜2回、反応があったのだが、乗らなかった。まだまだ、修行が足らない・・・(-_-;) そんなことを実感した。

やはり、この釣りを極めるには、それなりの道具を揃え、またそれなりの回数を重ねないとダメなようだ。

帰りは、3時前に玉城のインターへ到着したが、伊勢関〜四日市 渋滞8kmの表示。まあ、なんとかなるさと高速を走るが、渋滞の案内表示は倍の16kmになり、実際亀山のJCを過ぎたらかなり厳しい状態。
結局、自宅に着いたのは17時半頃だったが、やはりこの渋滞はかなりのストレスだった。

三重方面は、休日どころか平日でも渋滞している。慢性的な渋滞の起こる、欠陥道路をなんとかして欲しいが・・・

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撃沈〜(>_<)
2013/11/23三重県南伊勢町宿田曽 渡船屋たにぐち 釣果 アオリイカ 2ハイ(600g、700g)
今期3回目のティップラン。いつもの「渡船屋たにぐち」である。
本当は16日も行きたかったのだが、予約するのが遅くて気がついたときには一杯になってしまっていた。

いつものように車中で前泊し、5時半頃から準備を始める。今日は車が少ないなと思っていたら、今日は磯やイカダの客はなく、ティップランの6人だけだった。
6時過ぎに出船し、今日は志摩の方まで遠征するとかで、30分以上東へ走った。

 

ポイントに到着し、釣り始める。今日の釣り座は最後尾。じゃんけんで勝ったのだが、スペースが少しでも広く取れるだろうと、ここを選択した。
水深は40m前後。最後尾で右に多少流れても大丈夫だと思っていたのだが、潮は左に流れ、時々オマツリした。

3ポイントくらい回るも反応はなく、いわゆる激渋状態。
やっと、1パイ目が釣れたのは、9時半を回った頃だった。秋サイズのイカで、しかも水深があるので引きを楽しみながら巻いてきて、最後は船長がタモで掬ってくれた。イカの反応が遠かっただけに、とても嬉しかった。

しかし、その後はまた沈黙状態。
虚しく落としてしゃくるだけ・・・時間だけが無駄に過ぎていった。
虚しくなってくると、身体にも影響があるようで、竿を支えている左手がしびれてしまって、巻きジャクリというよりは、ほとんど巻いているだけ・・・って感じのこともよくあった。

水深が深いので、ダートさせて無反応だと、そのまま落とすことがあったが、その度に良く根掛かりした。
そのせいで、ダートマックスを2個もロストしてしまった。オーシャンシンカーも付いていたので、結構な損害だった(涙)
まあ、1回ごとに巻き上げ落とし直した方が、釣果もいいのかもしれないが、疲れてしまって後半は、巻くのも難儀だった。

13時を過ぎた頃、他の人がポツポツとあたる活性の良いポイントを何回も繰り返し流してくれた。
他の人がそこそこ、いい感じで釣っているので自分にもと思うが、反応が・・・肝心なダートマックスはロストしてしまったし・・・
今回買ったオーシャンスキップのアジ金は、全く反応してくれなかった。

そこで、なんとかパープル系をと道具箱を思い出したら、ACT4のパープル・ラトルがあることを思い出した。で、それで攻め始めて何投目かに、待望の反応が!
しかし、巻き上げるとドラグが滑って巻けない・・・あれ?と思って穂先を見てみるとただ曲がっているだけで、イカの反応はない。
根掛かりだと判断して糸を引っ張ると、少し抜けた。しかし、軽くは上がってこない。船長も来てくれて、糸を引っ張るがゆっくり上がってくるので、巻いたらとアドバイス。そこで、ゆっくり巻くと徐々に巻き上げることができた。
相変わらずただ重いだけなので、大きなゴミでも付いているのかな〜などといいながら巻いてくると、船長が「イカや〜(^^)」と教えてくれた。あまりに引かないので、「コウイカ?」と私が聞くと、「いいや、アオリだよ。」といいながら、タモ入れしてくれた。

まあ、結果オーライということで、釣れたのは嬉しかった。家で量ったら700gで、そうBIGでもないのに巻き上げ初期のあの重さは何???
ひょっとして2ハイ一気に同じエギを抱いていたとか・・・(^_^;) まあ、真相は闇の中だが、イカを根掛かりと勘違いして大恥かいてしまった(*^_^*)



2ハイ目を釣り上げたときに、エギのカンナが抜けてしまって使い物にならなくなってしまった。そこで、最後はオーシャンスキップのアジ金でひたすら探るしかなくなってしまった。
船長から、これで最後の一流しと言われて、何投目かに一度だけ反応があったが、外れてしまった。オーシャンスキップの大型カンナは、場合によっては掛かりにくいこともあるわけで、使い方に注意だなと思った。

港に戻ってみると、ツ抜けした人が3人もいた。前の釣り座の人たちだったのでこの時まで分からなかったが、決して激渋ではなく、釣り方次第ではもっと釣れたかも・・・とおもうと悔しかった。
ルアー釣りはテクニックが重要なだけに、経験の浅い私には越えなければいけないハードルがまだまだありそうだ、と思った。

寄港後、船長からカマスの開きをお土産にもらい、15時半に出発した。
玉城のインターに着く頃には16時を過ぎ、渋滞13Km90分の表示が・・・(>_<) 困ったものだ。

帰宅したのは19時を過ぎた頃だった。
イカだからこの時間でも大丈夫だが、魚だったら鱗取り、三枚下ろし、皮引き・・・等々があって、とても行く気にはならない。
魚を釣るなら平日か、早上がりかのどちらかしかないのかが残念である。

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寒、強風、忍耐の1日
2013/11/28三重県南伊勢町宿田曽 渡船屋たにぐち 釣果 コウイカ1 900g
先週の土曜日に行ったばかりであり、また火曜日には釣り堀に行ったばかりであるが、休みが取れたのでまた「たにぐち」に予約を入れた。
今度は平日なので、ゆったりと釣ることができるのを期待しての釣行である。

いつものように前日出発し、車中泊での釣行であった。車中泊とは言え、狭い車内なので熟睡することは難しく、いつもウトウトする程度であるが、今回は慣れてきたのか、結構眠ることができた。

5時過ぎに目を覚ますと、外は風の音がしている。外に出てみるとかなり強い風が吹いている。夜明けまでには弱まることを期待しつつ、準備をする。
6時頃になると他の車がやってきて、そのうち船長が到着した。結局、今日の客は私を含めて5人で、ゆったりの期待は外れてしまった。
今日の釣り座は予約順と言うことで、1番は私だった。揺れを考えて、真ん中にした。後ろに2人組が行き、前に2人という配置になった。

 

準備ができ出港したが、波は高いとはいうものの、そんなに大荒れという程ではなかった。しかし、前回と同じ志摩半島の沖合辺りになると結構うねりがあり、風もかなり強い感じだった。
最初、30mの深さで始めたが、揺れがひどくてとても釣りどころではなく、すぐに移動し風を避けられる浅場のポイントに・・・

しかし、そこそこ波があり、流れもあり、おまけに冷たい風が吹き付けるので鼻水がズルズルだった。
60g程度のシンカーでも流され、また風で糸がふけるので底取りが難しかった。おまけに、冬モードになってイカのアタリが極わずかで、ティップラン5回目の私には難度が高かった。
平日に半ば強引に休暇を取って予約したのだったが、そのバチがあたったのか・・・とにかく運の悪さを呪った(^^;)

2流し目くらいで、皆さんコウイカとアオリイカを1〜2ハイ釣ったが、私は全くダメ。一度アタリがあり、乗ったがすぐに外れてしまった。
その後は、反応もなくなり、気持ちは焦るばかりであった。こうなると悪循環で、釣れなくなるパターンである。
船首の人は集中力を切らさず、少ないアタリを確実に拾ってそこそこ釣っていた。

船全体では、皆さんも非常に厳しく低調なのだが、私はボ〜ズのまま。エギを換え、しゃくり方を変え、あれこれやってみるが答えは見つからない。
釣り堀なら、ある程度の経験から、臨機応変に繰り出す手段もあるが、ティップランではどうしようもない。やれるのは、せいぜいシンカーを重くして、はっきり底取りができることを心がけることくらいである。
どういう状況に、どういう対応が有効なのか分からない。天候によって変わるであろうエギのカラーも、どう変えていいのか分からない。
他の人は、私より経験豊富そうなのだが、その人たちでもほとんど釣れないので、ここで何らかの努力をしても自分に釣れるチャンスは無いのかもと思ってしまう。

風は相変わらず強く吹き、鼻水ズルズル治まらず、昼前には少々気分が悪くなってきた。釣れないときの船酔いのようだが、なんとか我慢したら耐えられた。

昼過ぎには、薄明かりも射し、状況に何らかの変化が起きることを期待するが、現実はそう甘くはない。
若干やる気が復活したのは、巻き上げたエギに噛み跡が付いていたのを発見したときであるが、逆に言えばそれに気づかずにいたわけで、荒天時にはすべてにおいて難度が上がると実感した。

13時を過ぎた頃、久々のアタリがあったがまたバラシ・・・もう今日はボ〜ズだなと完全に諦めモードになっていた。疲労もピークに達していたし、寒さで頭痛もしていたし・・・

そんな中、やっとイカが乗ったのは終了30分前くらいだった。
今日初めての感覚を味わいながら、しかし引きはあまりないな・・・と思いながら引いてくると大きめのコウイカが見えた。船長に掬ってもらい、やれやれという感じでほっとする。
1パイを釣るのに、こんなに苦労するものなのかと思ったが、逆に苦労しただけにこの1パイが無上に嬉しかった。

追加があるかもと期待したが、その後はやはり無反応で、最後の一流しが終わって帰港した。

冬場の釣りは、厳しいとは予想していたが、これほどであるとは予想もしていなかった。
次に何ができるのか、何をしなければならないのか全く見えてこないが、とりあえずは経験値を増やすしかないのだと思う。

若い頃、スキーに熱中していたが、なかなか上達しなかった。イメージ通りに体が動かないのと、1シーズンに行ける日数も限られているからなのだが、その時の感覚に似ているような気がした。
ティップランのスクールでもあればいいのに・・・と思ってしまった。

帰りの東名阪は、やはり渋滞していた。休日に比べればまだマシではあったが、なんとかして欲しいものである。

コウイカは釣り味が面白くなく、墨の量が半端でないので嫌われ者であるが、食べてみると美味しいイカであった。表面のヌメリが多めなのが面倒ではあるが、イカの中では美味しい部類に入ると思う。釣れるなら、次回も釣りたいと思う。

 

さて、これからどんどん冬モードになっていくので、次にいつ行くのかは未定である。今シーズンに行くなら、よほど穏やかな日に出かけたい。

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