釣行記 2014    堤防・イカダ編 

目 次  

9月10日 福井県小浜市泊 深田渡船  11月1日〜3日静岡遠征釣り

日本海のイカダ、でもアオリは・・・2014/09/10
福井県小浜市泊 深田渡船のイカダ      釣果 キジハタ1、アオハタ1、エソ1
 例年9月のこの時期は、平日の休みが取れる。昨年、一昨年は、平日の釣り堀釣行を手配してくれる方がいて、メンバーを集めてくれるので、それで行くことができた。しかし、その方は釣りから引退してしまい、今年はそれを期待することができなかった。
そもそも、休む日は1ヶ月も前から決めておくことが必要で、当日の天候や波高を見てから決めるというわけにはいかない。
 で、どこへ行くか・・・ティップランでのアオリ狙い、紀伊長島でのレンタルボート、はたまた今年は絶好調な師崎沖の太刀魚・・・等々、選択肢はたくさんある。
 しかし、前日に台風が太平洋を通過し、その余波で当日もうねりは残りそう(-_-;)
 ということは、日本海か?でも満月で夜のイカは望み薄であるし、ならば昼釣りで、小型ながらも日本海のイカダからのアオリ狙いがいいかも!?ということで、小浜のイカダに行くことにした。
日本海のイカダは、基本的にチヌ釣りが多いのだが、アオリの釣果を載せている「深田渡船」に行くことにした。実はこの渡船屋、前出の釣りを引退した方からは「愛想はあまりよくないよ・・・」と昔言われたので、それなりの覚悟(^_^;)をもって電話してみた。
 確かに愛想はよくはなかったが、必要なことは伝わった。ただ、イカ以外に何か釣れるのか?の問いに対して、「あれこれやると結局釣れんから、イカならイカに集中した方がいいよ。」というので、サビキ仕掛け等は準備するのをやめた。(ジグとワームは持って行ったが・・・)
 しかし、実際には持って行けばもう少し別の楽しみがあったのかもと思った。
 また、帰りは?の質問に10時と12時と言われた。しかし、実際に行ってみると14時、16時というのもあり、私は14時に来た船で帰ってきた。

 当日は4時に受付、4時半に渡すというので、いつものように前日に出発する。名二環〜名高速〜名神〜北陸道と乗り継いだが、深夜の割引が利きそうなのと、7月に開通した若狭〜舞鶴道路を走ってみたかったので、結局小浜まですべて高速利用となった。
 敦賀以降は片側対面通行で、三重で言えば勢和多気から南の紀勢道と同じ感じだった。 
小浜インターからは割合近くて、すいぶんと便利になったと思った。以前に行った「かどや丸」のある甲ケ崎を通り過ぎて、そこから7km〜8km行った所だった。ただ、現地近くにコンビニがなく、現地に到着してから10km戻って、以前に利用したことのある甲ケ崎のコンビニで必要なものを買った。

 深夜に到着すると、看板のある建物の前に、港に駐車するように書いてあったので港に移動してそこで仮眠した。
 4時少し前に起きると、平日なのに結構な人が来ていた。歩いて事務所まで行き、駐車場にいた船頭とその父にお金を払うと、船に乗るように言われた。
 指示通り荷物を持って船まで移動する。大荷物の人用に一輪車が用意されていたが、なんとか両手で持ったら大丈夫だったので、そのまま移動した。しかし、船に乗り込む時にデッキが夜露で濡れていて、船縁から降りる瞬間に荷物を持ったまま滑って転んでしまった。たいした怪我もなく、用具の破損もなかったので良かったが、気をつけないといけないと思った。その時になって、タモを忘れたことに気がついたが、取りに行く時間はなく、すぐに出船したのでそのままになってしまった。しかし、どうせ使うことはなかったので、それで良かったのだが・・・(^^;)

     

    

 真っ暗な中出船し、名前が呼ばれて各イカダに下ろしていく。船は結構大きな船で、またまだ新しい感じだった。
 4〜5番目に私の名前が呼ばれ、イカダに一人で下ろされた。降りるときに船長から「足下でも釣れるから、あまり遠投せんでもいいよ。沖向き狙いで、ただロープに気をつけてな〜」とアドバイスをもらった。
 真っ暗な中、仕掛けを用意し2.5号のエギで第一投。水深も底の状態も分からないまま、とりあえずやってみる。しかし、暗くてラインがよく見えないし、着底したのかもよく分からない。
 そこで、ノーズコーンシンカー25gを付けて落としてみる。今度ははっきりと着底が分かり、水深は12〜13m、足下にはそれほど根掛かりになるものはなさそうだった。
 もとのエギに戻していろいろ試すも、何も変化のないまま周囲が明るくなってきた。1人なので、イカダの四方を探ってみるが何の反応もないまま時間だけが過ぎていく。近くのイカダで釣っている人の様子をちらちら見ていたが、釣れている様子はなかった。
 十分明るくなった頃にちょっとだけ反応があったが、明らかに魚の感じで、巻き上げたら、見えるところまでフグがチェイスしてきた。エギをみると、噛み後が残っていたが、イカではなくフグの感じだった。

 何も釣れないのではつまらないので、ワーム仕掛けに変えて落としてみる。手応えはあったが、食いちぎられて戻ってきた。前日の船長の話通りに、エサを何も持ってこなかったことを後悔した。
 仕方なく、弁当にと持ってきた唐揚げをちぎって針に付け落としてみる。するとすぐに手応えがあってフグが釣れた。フグではどうしようもないが、魚の反応があっただけでも嬉しかった。他の魚もいるのかもと思い、同じことをすると、今度はキジハタの幼魚が釣れてきた。釣れたのは楽しいが、あまりに小さいのでリリース。
 そんな感じでしばらく遊んだ後、またエギにもどしてあれこれやってみる。でも、全く何も変化がないまま8時過ぎになっていた。
    

 少し変化が出たのは、その後だったか・・・エギをチェイスしてきた極小のアオリイカが水面下に見えた。エギを小さいものにしてみたが、恐れをなして逃げていった。
 このまま、何もないままではつまらないので、三重の船釣りで使うジグを取り出して、遠投してみる。湾側は砂地のようで、根掛かりもなく、しかし魚の反応もなく虚しい時を過ごした。
 そこで、山側にジグを投げてみるが、数等目で根掛かりしてロストしてしまった。でも、他にすることもないので、次のジグを取り出して、同様に山側に投げてみる。
 着底後にちょい巻いて、落としたら何かが掛かった手応えが。いい感じで、寄せてくると20cmちょっとのキジハタが上がってきた(^O^)

    

 虚しいイカダ釣りであったが、やっとそれなりの物が釣れたので嬉しかった。
 しかし、同様の釣果を求めて同じように山側にジグを投げたが、その後は釣れることもなく根掛かりでジグをいくつかロストしてしまった(>_<) 船で、真上から狙ったら根掛かりもせず、釣果も上がるだろうに・・・と思ったが仕方がない。

 10時少し前に渡船が見回りにやってきて、「どう?釣れてる?」と聞かれた。「ダメだよ〜」というと、別のイカダに変わるかと言ってくれて、移動することになった
 ちょうど10時に帰る客と入れ替えに、湾口のイカダに移動した。こっちのイカダは、墨跡があちこちにあり、先客も3ハイ釣ったそうで、ちょっと期待して釣り始めるが、釣れないのは同じだった。
 イカダを係留しているロープに、小イカが数ハイ群れていたが、あまりに小さくて釣りの対象にはならなかった。また、時折サンバソウが群れでロープに付着したイガイを食べに来ていたが、これも小さすぎて釣りの対象にはならない感じだった。

 手も足も出ないまま、時間だけが過ぎていく・・・やれるのはエギングとジギングのみ。
少しでも状況を変えてみようと、ジグの上にサビキ仕掛けを付けて、ルミックスサンダーとワームをセットして湾側に遠投してみる。
 ちょっとだけ、手応えがあったかな?と思って見てみるとワームが食いちぎられていた。
フグかな?と思って何度かやっていると、予想通りフグがジグのフックに引っかかって上がってきた。
 それでも、何度かやっていると手答えがあり、巻いてくると何やら細長い魚が付いてきた。手許まで巻いてくると30cm超えのエソだった。

   


 正午近くになり、迎えの船がやってきた。慌てて片付けを始めるが、「次は14時」というので、あと2時間やることにする。せっかくこんな遠くまで来たのだから・・・
 残り2時間、ジギングを中心に、時折エギングをしながら過ごした。
 エギングは、朝からずっとそうだが、終了まで何も釣れないままだった。一方ジギングは、フグが釣れ、アオハタの幼魚が釣れた。

 14時に迎えの船が来て乗った。港まで、他の客を乗せ、その都度船長が釣果を聞きながら行くのだが、アジ釣り、チヌ釣りの皆さんも厳しいようだった。サゴシが入ってきていて、アジもイカも逃げてしまっているということだった。ならば、ジグでサゴシが釣れたら楽しかったのに・・・

 今回、久しぶりにイカダに乗ってみた。期待はそんなにしてはいなかったものの、アオリが数ハイは釣れるつもりでいたのに・・・
 今シーズンまたイカダに乗ることがあるのだろうか。船の予約が満員だったら、あり得るのかもしれない。ただ、福井の小浜まではちょっと遠すぎて・・・遠距離を移動してでも行くだけの価値があるといいのだが・・・(^_^;)

    

 PS
 キジハタは刺身で食べたが、ジョギジョギの食感は最高であった。また、エソは小骨が多いので身をたたいてつみれ団子にしたが、あっさりとした中にも味わいがあり、とても美味であった。
 非常に貧果であったが、それなりに普段とは違う味わいを堪能できたので、それはそれで良かったのかもしれない(^o^)
                                                                           目次へ
静岡の堤防釣り(ショアジギング)2014/11/1〜11/3
静岡県静岡市他 釣果 11/1 オオニベの幼魚1、エソ1
    11/2 キジハタ1
 妻が仕事の関係で静岡に行くというので、一緒に出かけることにした。釣りが目的ではないが、静岡なら海も近く、ちょっとした釣りなら楽しめるかもしれないと思ったし・・・また、3連休なのだが、休日は、いつも自分一人で釣りばかり行っているので、たまには普通の旅行もいいのかもと思ったし・・・
 まあ、連休が近づくにつれて天気予報は芳しくなく、荒天の中、本格的に釣りするのもめんどくさくなっていたというのもある(^^;)

 11月1日
 旅行初日、特に急ぐ必要もなく、妻を静岡市内の某所に13時までに送り届ければよいというので、9時30分過ぎに出発する。天候は、予報通り朝から雨が結構強く降っており、とりあえず午後の予定は決めないままであった。
    
 高速を走り始めると、岡崎を過ぎる頃から事故渋滞。途中ほとんど速度ゼロ状態を我慢して、なんとか豊川を抜けた頃には普通に走れるようになった。でもそのせいで、静岡に到着したのは12時30分過ぎ。ギリギリで、時間に間に合った。
 さて、妻を降ろした後、とりあえずは今日の宿である三保へ行って、サーフで遠投でもと思ったが、ナビを見たら結構距離がある。そこで、急遽目的地を変え、一番近い用宗港へ行くことにした。
 始めて行く港なので、どこがポイントか分からなくて困ったが、「〜海岸公園」という文字を見つけたので、駐車場はあるだろうとそっちへ行ってみる。しかし、駐車場はバリケードで閉鎖されたままになっていて、しかたなくその前に止めて、カッパを着て道具を持って歩いて行った。後で、地図を見ると、もう少し奥へ行った方に駐車場と釣り公園があったようで・・・まあ、下調べもしないままだから仕方がない(^_^;)
 一応、釣り具の「イシグロ」のHPからの案内の地図を載せておくが、赤丸の灯台堤の両側に投げて狙ってみた。
 
 雨がポツポツと降る中、まずは黄灯台堤の根本の低い位置から北向きに40gのピンク系のジグを投げてみる。セオリー通りに、着底後から1ピッチ1ジャークで誘い上げ、5〜6回で底まで落とし直し・・・その繰り返しをやってみる。底には障害物もないらしく、根掛かりはなかった。たぶん砂地だと予測して、底を小突く感じでの誘いも入れてやってみる。
 しかし、何の手応えもなく (*^_^*) まあ、堤防釣りってこんなもんだわな〜っと半ばあきらめムードで投げ続ける。
すると、7〜8投もした頃だったか、10m前後の所まで巻いてきたとき穂先ににアタリ!強烈ではないにしろ、そこそこの引きがあり、更に巻き上げるときらりと光る魚体が見えた。何?黒鯛、それともヒラアジ?って思いながら抜き上げると30cmオーバーのオオニベの幼魚が釣れた。

   

 それでやる気を出して、今度は黄灯台堤の高い位置に上り、南側の航路側を攻めてみる。こちらも、根掛かりはほとんどなく、ジグ以外にも鉄板系といわれるバイブレーションも試してみる。しかし、反応はなく虚しい時間が過ぎていった。
 反応があったのは、しばらく経ってからだった。今度は手応えがあまりないので、エソかな?と思ったらその通りだった(^^;) でも、これも30cmオーバーだった。
   

 その後は、雨とともに風も強くなってきて、雨具の隙間から入った水分で服も濡れ始めたので撤収した。
 堤防にいたその他の人は、サビキ釣りの人ばかりで、カマスを狙っているということだったが、あまり釣れていなかった。また、石ゴカイのエサで足下を狙っていた人が、クサフグの猛攻に遭っていた(^^;)が、良型のカサゴを時々仕留めていた。

 16時過ぎに妻を迎えに行って、その後は三保の宿へ移動した。雨は、相変わらず降っているので翌日に期待して、その日は出かけることはなかった。

 11月2日
 早く起きるつもりだったが、目覚めたら6時だった(^^;) さっそく車で三保の軽飛行場の北側、沖堤のある付近へ行ってみる。浜には、もう人が一杯で、かなり歩いてやっと入れそうなスペースを見つけた。

    
 昨日と同じジグを遠投して探ってみる。すると、砂利浜なのに、時々根掛かり・・・(>_<) 何で?って感じだったが、数投目に外れなくてジグをロストした。
 周囲の人を見てみると、遠投カゴ釣りの人は釣れる雰囲気もなく、ジグヘッドにワームを付けた人が大きなコノシロを釣っていた。
 リーダーを結び直し、やってみるが底を擦るためかジグの表面がキズキズに・・・(T_T) また、時折根掛かりもするし、場所移動をしたいが、人の混み具合から、他の場所に移動するのは難しい感じだった。

   
 仕方なく、キャストしてを繰り返していると、フォールで反応が!巻き上げると20cm程度のキジハタが釣れた。根掛かりがある分、こうした魚も居着いているようである。
 その後は、針に乗らない小刻みな反応やら、途中で外れた小物らしき反応があって、期待感だけはあった。一度は、すぐ沖合で、イワシが青物に追われたのか、一斉に水面で跳ねた時もあった。しかし、その青物を食わせることはできなかったが・・・
 その後、中層でアタリがあり、青物ではないもののそこそこの手応えがあった。しかし、巻き上げる途中で外れてしまった。
 8時近くになり、ホテルの朝食の終了時間が迫っていたので、そこで切り上げた。

   

 朝食後は沼津へ移動した。とりあえず昼食でも、と沼津港へ行くがものすごい人だった。車を止めるのに苦労し、一番奥の漁港の市場のスペースにやっと止められた。
 昼食と買い物後車に戻ると、岸壁で釣りをしている人がちらほらいる。皆エサ釣りだが、小さなウミタナゴのような魚をたま〜に釣っていた。そこで、竿を取り出し港内に向けてジグをキャストしてみる。この頃には風はものすごい勢いで吹いていて、追い風なのでルアーがよく飛ぶものの、糸ふけがひどく、また竿でしゃくろうとすると風にあおられて竿が押し戻され、アタリも何もわからない状態だった。
 底は砂地なのか、根掛かりはなかったが、観光船が頻繁に通り過ぎて釣りづらかった。10投くらしいたが、気配がないので切り上げて宿へ移動した。
 
 チェックイン後、歩いて沼津港を見て回る。昼に車を止めた突堤とは、港を挟んで反対の突堤の根本辺りである。しかし、風とともに雨も混じり、傘もさしていられないので、早々に退散した。

   

   
 港の突堤の外側には、砂浜がず〜と続いていた。この浜からの遠投もいいのかも・・・と思った。

 11月3日
 夜中もすごい風の音で、釣りをするのは無理かも・・・と思いつつ眠りに入った頃、緊急の連絡があった。
 釣りどころではなくなり、とりあえず夜明けを待って、すぐに宿泊代の精算をして、朝食もパスして高速をひた走って帰ってきた。

 久しぶりの堤防釣りだったが、ジグでもそこそこ釣れるので楽しかった。昔、エサ釣りで雑魚ばかり釣っていたのに比べると、結構いい感じだったような・・・(^o^)
 自分のテクニックが上達したのか・・・それとも静岡の海が豊かなのか・・・(^_^;) 旅のついでには面白い釣りだと思った。


 目次へ 


    
トップへ戻る    前のページへ