釣行記2015    船釣り編  

目 次  

1月24日 大紀町錦 愛海丸  2月11日 紀北町紀伊長島 勝美丸  3月13日 紀北町紀伊長島 久勝丸

3月27日 紀北町紀伊長島 勝美丸  4月25日 南伊勢町宿田曽 たにぐち  5月23日 大紀町錦 太幸丸

6月13日 南伊勢町宿田曽 たにぐち  7月24日 福井県小浜 川代丸  7月28日 福井県越前町 心友丸

8月20日 福井県越前町 日昭丸  8月29日 福井県越前町心友丸  9月5日 三重県大紀町錦 太幸丸

9月12日 三重県大紀町錦 太幸丸  9月19日 福井県小浜市川代丸  9月21日 福井県小浜市川代丸

10月3日 南伊勢町宿田曽 たにぐち 10月14日 紀北町紀伊長島 久勝丸 10月24日 福井県小浜市川代丸

10月31日 南伊勢町古和浦 まるよし渡船 11月21日 福井県小浜市川代丸

ヤリィ〜となるはずが・・・2015/01/24
三重県大紀町錦 愛海丸(あいみまる) 釣果 ヤリイカ2、ケンサキイカ6、スルメイカ1
  三重県南部でヤリイカが夜のイカメタルゲームで釣れているという情報が年末くらいからあった。そこで、極寒期であるがなんとか出かける機会を狙っていた.。でも、なかなか行ける機会が訪れなかった。
 土曜日はすぐに予約で満船になるし、他に行けるかも〜と思った日は荒れ模様の日が多かったり、満月で出船予定がなかったり・・・

 で、やっと行けそうな日があって、平日だが1月の20日に尾鷲の船に電話をしてみた。そうしたら、夕方から徐々に荒れ模様になるので出船は止めた、ということで行けなかった。
 このまま、行けずにシーズンも終わりか・・・と思っていたら、錦の「愛海丸」HPにキャンセルで急募という記事を見つけた。即電話するとOKで、24日(土)の半夜便に行けることになった。

 当日は11時頃に出発し、一般道を走り、途中鈴鹿の「フィッシング遊」に寄った。途中の津から高速に入って勢和多気で降り、また一般道を走り・・・とゆっくりと走って15時過ぎには錦の港に到着した。
 しばらくすると続々と釣り人が集まってきて、17時少し前に「太幸丸」と「愛海丸」が到着し乗り込む。「太幸丸」の方が一回り大きいので、多くはそっちの客だった。「愛海丸」の客は私を入れて7人で、釣り座は船長が割り振ってくれた。船尾に2人グループが入り、左舷の前に3人グループが入った。右舷の前を2人で話し合うようにと言われたので、私は真ん中の方にしてもらった。
 まあ、船の真ん中辺りは揺れが少ないので船尾に入れない場合は、だいたい中央に入るようにしている。真ん中ではあるが、操船室寄りに竿を出せば、狭く感じることはなかった。

  

 17時過ぎには港を出て、15分程でポイントに到着した。しかし、イカの群れやら底の地形を分析しているのか、なかなかアンカーが入らず、30分近く同じ辺りをゆっくり移動していた。すぐ東側を「太幸丸」もゆっくとポイントを探していた。
 やっとアンカーが入り、船長からは「水深48m〜51m、底をねらうように。」との指示があり「ヤリイカの反応があったらアナウンスする。」とも言われた。
 タックルは去年の夏に使ったままなので、そのままリールのカウンターを見て50mくらいに落としてみる。しかし、反応はなく静かな時間が流れていく。周囲も同様で、誰もアタリもないままだった。
 1時間ほど過ぎた頃、35m付近まで上げながら探っているとイカが乗った!結構な手応えで、久しぶりの手応えを楽しみながら巻き上げる。水面近くなったときに、横に見に来た船長が「スルメやな〜。」と教えてくれた。普通はそのまま抜き上げて船中1パイ目〜!となるはずだったが・・・な〜んと、抜き上げるときリーダーが切れて、スッテごと海へ帰っていった(>_<)
 ヤリイカ狙いなので、前日に自作したリグ(リーダー)は2号だったのだが、それでは耐えられなかったようだ(-_-;)
すぐに3号のリグ(リーダー)に変更して探るが、イカの魚影が薄いのか、それから1時間くらいはアタリさえも無い状態だった。
 船中の他の人は、スルメをダブルで上げたり、ケンサキイカをポツポツ釣ったりしていた。とは言え、本当に魚影が薄いようで極たま〜に釣れているだけだった。

 やっと、1パイ目が釣れたのは19時近くだった。皆さん底で掛けたというので、50m付近を狙っていると、誘い上げたら手応えがあり、巻き上げるとケンサキイカが釣れた。やっと1パイ釣れたが、その後はまた沈黙状態だった。
 とにかく反応が薄く、底べったりで誘っていると、出会い頭的に乗るという感じだった。その後しばらくしてケンサキイカが1パイ釣れ、その後にやっとヤリイカが1パイ釣れた。ヤリィ〜(^_^)v
 その後も同様で、アタリはなく、誘い上げたときに偶然乗るという感じで釣れた。周囲も同様で、皆さん本当にポツリポツリと追加していた。時折船長が「45m〜50mに反応あり。」というようなアナウンスを入れてくれるが、その棚を中心に狙ってもなかなか釣れなかった。
 21時近くになった時、2ハイ目のヤリイカが釣れた。ちょうど、ケンサキイカも釣れたので、並べて写真を撮ってみた。上の2ハイがケンサキイカ(=三重ではアカイカ、福井ではマイカ)で、下の細長いのがヤリイカである。

    

 その後、水面近くにスルメイカが泳いできたので、浅めを狙ってみたら、25mでスルメイカが乗った。かなりの手応えだったが、今度は3号なのでリーダーが切れることもなく、無事にキャッチできた。
   
 終了まで残り1時間半くらいになった頃、試しに水中ライトを点けてみたが何の効果もなかった。まあ、この状態では比較できないのかも知れないが・・・また、12号のオモリを付けて底を測り直して、本当に底付近を狙っているのかを確認した。
 その頃から潮が流れ始めたので、スッテを15号にしてみたが、54mくらいでも根掛かりしなかった。糸が横に流されていたようで、底から浮いていたためアタリがなかったのかもしれない。そういう時には、タングステンのスッテも有効なのかもとも思ったが、いかんせん高価なので、なかなか購入するのに勇気が要る(^^;)
 で、そのままどうすることもできず終了の時間を迎えてしまった。

 去年の夏以来のイカメタルゲームで、冬はできないと諦めていたのだが、思いがけずやることができて嬉しかった。
 目的のヤリイカは2ハイだけだったが・・・アオリイカ、ヤリイカ、ケンサキイカが、イカ美味の代表3種で、その3種が制覇できて嬉しかった。アオリ、ケンサキに比べてヤリを釣りのは難しい、というのが今回の感想だった。

                                                                   目次へ        ページの一番下へ移動する
 
 楽しい数釣り、ヤリィ〜(^_^)v2015/02/11
 三重県紀北町紀伊長島 勝美丸(かつみまる)  釣果 ヤリイカ21(うち大4)、ケンサキイカ11
    (うち大1)、小スルメイカ1
  前回、不完全燃焼に終わった冬のヤリイカ釣り。なんとかもう1回行こうと機会を伺っていた。
 天候等も見ながら考えていたのだが、ちょうど祝日に穏やかな日になりそうなので、空いている船を探した。以前から気になっていた、紀伊長島の「勝美丸」のHPで,、空いているとの記述を見て前日に予約した。前日には急な寒波で冷え込んで、北陸や東北は大雪。敦賀では国道8号線が雪のために200台余りの車が立ち往生・・・な〜んてニュースもあった。なので、10日と11日との気温差は10℃もあった。

 当日は16時半に集合と言うことだったが、16時前に着くともう他の客は来ており、私が乗り込むとすぐに出船した。今日の客は私を含めて6人で、じゃんけんの結果左舷の前から2番目になった。そもそも、この船は照明が船首から中程までしか効かないそうで、後ろの釣り座は不利なので基本的には前に入るように勧められた。ただ、常連さんは広く使える後ろに入り、船長も後ろのスペースで竿を出していたが、そこそこ釣れていた。
 船は10人乗りで、最大は9人乗せるということだったが、ティップランやイカメタルの船にしてはやや大きめであった。

   

 船は紀伊長島の湾内を出て、尾鷲方面(引本浦方面)へゆっくりと1時間程も走った。穏やかな日で波もなく、また陸沿いに行くので、酔う心配は全くなかった。そして、引本湾の外側辺りの、陸から数100mのポイントでアンカーが入れられた。水深は30mとの指示があり、底を狙うように言われた。遠く南の方には、引本か尾鷲の船も6〜7船来ていた。
 17時過ぎから釣り始めるが、当然というか全くアタリはないまましばらく時間が過ぎた。底までリールのカウンターで28mくらいで、根掛かりはなく確実に底取りできた。その後、終了までに根掛かりが2〜3回あったが、緩めると簡単に外れたので、スッテをロストすることもなかった。
 最初のヤリイカ1パイが釣れたのは灯りが点いてからずいぶん経った17時40分頃だった。べた底で釣れたのだが、その後すぐに2ハイ目が釣れたものの、そこからはアタリがなくなってしまった。2ハイ目は、試しに付けたプラヅノで釣れたのだが、スッテ以外で釣れたのは初めてだった。どうもイカが集まっているというわけではなく、ごく少数いるものを拾い釣りするという感じだった。
 隣の人は浮きスッテを何個も付けるスタイルで、初めはなかなか釣果が出なかったが、中盤からどんどん釣り上げ、この日の竿頭だった。また、後ろの人はケミ蛍を付けていたが、大型がよく乗っていたような気がした。(とはいえ、自分の釣りに熱中していて、あまり見てなかったのだが・・・)

 その後もべた底狙いで続けるも、アタリもなく空合わせに偶然乗るといった感じでポツリポツリと釣れた。でも、小型が多く、やっと大型のヤリイカが釣れたのは20時近くだった。
 
    

   

 その後もポツポツという感じは変わらず、べた底で釣れるというパターンも変わらなかった。一度20m付近でヤリイカの大型が釣れたが、それだけだった。
 スッテは黄色や赤白、ピンクが調子よく、定番の赤緑やまた前回よかった青黒は不発だった。同じ色を変えずにいるとダメなようで、カラーチェンジした後にあたることが多かった。とすると、イカはいるのだが、同じ色にスレてしまうというパターンなのだと思った。

 状況が変化したのは22時をかなり過ぎた頃だった。べた底でのアタリが非常に散発的で、また時折水面近くにイカが見えるときがあったりするので、棚をもっと浅く探ろうと上から順に5m刻みで探り始めたときだった。20mまで降ろした時に明らかなイカの反応があり、合わせを入れて掛けると乗った!釣れてきたのは小型のケンサキイカだったが、アタリが遠のいていたので嬉しかった。
 で、その後20mを集中的に攻めると、入れ乗り状態で小型ながら一気に10パイくらいを釣り上げた。多くは小型のケンサキだったが、大きめのケンサキが1パイ混じり、小型のヤリイカ、スルメイカも混じっていた。
 ただ、そのラッシュも30分程で終わり、満潮潮止まりとともに無反応になってしまった。
 その後、またべた底狙いに戻すが変化はなく、23時15分頃に、終了とのアナウンスがあり片付け始めた。
 帰路も1時間ほどかかり、さすがに真冬なので寒さが身にしみて、ウトウトするのだが寒さで寝られなかった。港に戻ったのは0時半近くだった。
 前回に比べてたくさん釣れたのが楽しかった。贅沢を言えば、型が良いともっといいのだが・・・(^_^;)
 紀伊長島まで足を伸ばして、また乗船料もやや高めだったが、それなりの価値はあったと思う。

PS.夏が主流のイカメタル。冬でも楽しめるといういいチャンスに巡り会えました。
 「冬でも・・・」という言葉から、つい、名作の一場面を思い出してしまい、ちょいパロってみました。

 (川端康成『伊豆の踊子』風)
 踊子「イカ釣りの人がたくさん来るね。」
 学生「夏でしょう。」
 踊子「冬でも・・・」
 学生「冬でもイカが釣れるんですか?」
 (踊子がこくりとうなづく)
 四十女「バカだよこの子は〜。」

 (でも、本当に釣れました(^o^))

 【原作はこんな感じです。】
 『伊豆の踊子』第二章より
 ・・・(略)・・・
 一行は大島の波浮の港の人たちだった。春に島を出てから旅を続けているのだが、寒くなるし、冬の用意はして来ないので、下田に十日ほどいて伊東温泉から島へ帰るのだと言った。 大島と聞くと私は一層詩を感じて、また踊子の美しい髪を眺めた。大島のこともいろいろ尋ねた。
「学生さんがたくさん泳ぎに来るね。」踊子が連れの女に言った。
「夏でしょう。」と、私がふり向くと、踊子はどぎまぎして、
「冬でも・・・・。」と、小声で答えたように思われた。
「冬でも?」
踊子はやはり連れの女を見て笑った。
「冬でも泳げるんですか。」と、私はもう一度言うと、踊子は赤くなって、非常にまじめな顔をしながら軽くうなずいた。
「ばかだ。この子は。」と、四十女が笑った。



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 春はまだ遠く・・・2015/03/13
三重県紀北町紀伊長島 久勝丸(きゅうしょうまる) 釣果 アオリイカ1
  平日に休みが取れたので、いつものようにどこかへ行こうと考えた。予報を見ると、日中は穏やかだが夕方から波が高くなる予報だった。そこで、半夜のイカメタルをやめ、アオリイカがそこそこ釣れているのをHPで見て、「久勝丸」に行くことにした。ここは去年から気にはなっていて、試しに一度行ってみるか・・・と言う気もあった。
 昼過ぎに電話すると、空きがあり予約可能だった。ついでにいろいろと聞こうとすると、出船中だから、詳しいことはまた夕方に電話してくれ、ということだった。夕方に電話すると、浅場で狙うからノーマルのエギを持ってくるようにということと、最近アタリの多いエギの種類とカラーを教えてもらった。で、急遽釣具屋に行ってエギを2〜3個買い足した。

 いつものように前日出発で出かけたが、久しぶりのアオリイカ釣りで準備に手間取り、また節約に下道で行ったため、現地に着いたのは2時ちょっと前くらいだった。初めての港でトイレの場所も分からず、翌朝は3Km手前のコンビニまで戻って済ませた。後で常連客の人に聞いたら、港の南の方にある建物にトイレはあることがわかった。

  

 出船時間は、夕方の電話ではまだ決めてない(天候を見て考える)から後で電話すると言われたが、前泊すると言ったら、6時か6時半のどちらかだと言われた。
 港の車の中で仮眠していると、5時過ぎに他の客が来て、聞くと5時半集合、6時出船だよと教えてくれた。この港には他の乗り合い船はないようで、「久勝丸」の客以外には誰もいなかった。
 常連さんらしき4人組に聞きながら、準備をして乗船場所に移動する。他には今日が2回目だという人が2人。私を入れて今日の客は7人だった。
 6時ちょっと前に船長が到着して、荷物を積み込む。釣り座は船長が割り振る方法で、4人組が前に入り、私を含めた3人は後ろに乗るように指示された。で、私は右舷の最後尾で釣ることになった。

 出船して10分くらいで最初のポイントに到着して投入の指示がある。水深は13mくらいで、軽いオモリを付けて、ティップランで狙うように言われる。しかし、反応は無なかった。根掛かりもなく、たまにあっても海藻なので引っ張ると外れた。
 しばらくやったが誰にも反応がないので、移動して今度は10m以下のポイントで釣る。浅いので、ノーマルエギで狙うように指示があった。で、言われたとおりでやってみるが反応は無い。去年覚えたSフォールで狙ってみるが全然何ともならなかった。
 その後は同様のポイントを、ランガンスタイルで探り回るという感じだった。1つのポイントで10分から長くても15分くらいで、とにかく移動して探って、反応がないとすぐ移動の繰り返しだった。
 
   

 ただ、どこのポイントも反応は薄く、船中誰も釣れない時間が長く続いた。前の人が1パイ目を釣ったのは、9時過ぎだった。磯際での釣果だったが、船は基本的に船首から磯に近づくので、後ろの釣り座からは難しかった。そこで、右舷の後ろは自分だけなので、前の方を狙ってキャストした。すると、船長自身が私の左横で釣るから、前ににキャストせず後ろにしろと注意された。
 まあ、ポイントによっては、流れていくうちに後ろの方が磯際に寄っていくこともあったし、必ずしも前だけが釣れるわけでもなかったので、やんわりと公平にはなっているのだろうが・・・

 釣り方は、南伊勢とは違い両舷で釣る方法であった。風もなく船が流れないので、たまたまそうだっただけなのかもしれないが・・・また、ノーマルエギでのキャスティングもSフォールとは微妙に違い、フォールさせてから巻きじゃくりでダートさせてからのフォールって感じだった。
 午前中はSフォールスタイルで狙っていたのだが、横で時々竿を出す船長が、やり方が違うと教えてくれた。またダートの方法も、もっと確実にエギを跳ね上げるようにと教えてくれた(というか、指導されたという感じか・・・(^^;)。

 その甲斐あって、この日の1パイ目が釣れたのは13時30頃だった。なんとか1パイ釣り上げたが、生命反応はこれだけで、他にはアタリもなかった。
 15時に終了だが、それまで休憩もなく、とにかく移動と釣りの繰り返しだった。船長はなんとか釣らせようと、やる気のあるイカを探してあちこち回ってくれたが厳しかった。
 船全体ではアオリ6(うち船長2)、カミナリイカ3で、ボ〜ズの人が3人いた(>_<)

 ここは、釣ったイカにマークを付け(色つきの安全ピンを付けて)、前方の生け簀に入れておいてくれる。イカは終了まで生きたままで、港で写真を撮った後に船長が締めてくれるので、鮮度は抜群だった。

    

 春イカは大型が期待できるものの、数は厳しいのは分かっていたが・・・、日々の釣果がそこそこありそうなので期待したのだった。
 南伊勢や錦では釣れていないが、紀伊長島は別かも!?と思ったがそうではなかった。
 もうちょっとイカの反応があれば、いつもの自分の釣り方でもなんとかなったのかもしれないが・・・とにかく、あれこれ試しても比較できるほどの状況ではなかった。活性のあるイカが極少数で、たまたま交通事故的に釣れるという感じだった。

 現地を出たのは16時近くで、帰路はいつものように渋滞だった。週末の夕方なので仕方ないが、平日なので高速の割引もなく・・・イカなので後の処理が簡単だが、魚だとちょっと厳しい時間帯に帰着した。
 とにかく疲れた(-_-;)

                                                                     目次へ       ページの一番下へ移動する
 
 スルメの強い引きを堪能2015/03/27
 三重県紀北町紀伊長島 勝美丸(かつみまる)  釣果 ケンサキイカ5、スルメイカ20
  季節が変わり、ヤリイカは釣れなくなったようであるが、ケンサキイカ(アカイカ)とスルメイカが釣れるというので、また紀伊長島までイカメタルをしに行ってきた。
 最近は早朝から出かけるのを面倒に思うようになり、午後からの釣りの方が行きやすく感じるようになった。また1日中探っても1〜2ハイしか釣れないアオリイカよりも、半夜釣りの、照明で寄せる釣りの方がはるかに面白いというのもあって、釣るなら夜釣りという方へ心は向いている。
 深夜に帰宅するのは大変だが、イカならさばく必要もなく袋に小分けして即冷凍室でOKであるし、適度に解凍して刺身で食べられるし・・・焼いても揚げても美味しいし(^o^)

 さて、今回も昼前に出発した。高速代を節約しようと23号を走ったが、月末の金曜というのもあってか、名古屋市内はもちろんのこと、桑名辺りで大渋滞。しかたなく湾岸桑名から高速に入ったが高速も渋滞していた(>_<)

    

 それでも、早く出発したおかげで、15時過ぎには現地に到着した。

     

 17時出船と言われたが、16時20分には客が集まったので16時40分に出船した。今日の客は、3人グループと単独客が私を含めて4人で、計7人だった。じゃんけんで一番勝った私は、前回と同様の、左舷の前から2番目に釣り座を構えた。穏やかな日ではあったが、風が少々有り、中程の方が揺れが少ないと思ったからである。また、この船は前から中程までしか照明が効かなくて、後ろはイカが寄りにくいというのもある。
 港を出てからは、前回同様に1時間ほど南へ走った。釣り場は、前回の2月と同じで、引本浦を囲む半島の外側辺りだった。陸地がすぐ目の前に見え、水深は32m、根掛かりはなかった。
 明るいうちは望み薄だというので、とりあえず実験も兼ねてティップランスタイルでエギを底まで落としてダートさせてみる。予想どおり無反応だった。まあ、アンカーを入れているので船が流れるわけではなく、この釣り方で釣れないのは分かっていたが・・・(^_^;) 照明を点けた後、最後まで浮いてくるアオリイカもいなかったので、この付近にはアオリそのものがいないのかもしれない。

 17時50分頃には照明が点いたが、しばらくは無反応だった。1時間くらいしても何の変化もなく、船全体も静かなものだった。そのうち、右舷の人が小さなケンサキイカを1パイ釣り上げたが、それだけで他には何も変化はなかった。
 私に1パイ目のケンサキイカが釣れたのは19時近くになった頃で、やっと釣れたと思ったのだが、船首の人とオマツリしながら上がってきた。結構複雑にオマツリしていたが、なんとかほどいて釣り再開。
 その後もほとんどアタリはなく、ほんとうにポツリポツリという感じで小ケンサキイカを追加した。

   

 何ともならない中で、20時頃に左隣の人がスルメをダブルで掛けた。棚を聞くと、17mくらいだと教えてくれた。そこで、棚を10mから探り始めると15mでスルメが乗った(^-^) やっとスルメの群れがやってきたようで、その後は15m〜20mの棚でそこそこスルメが釣れた。
 スルメは、イカの中では価値の低いイカだが、今回は大きくて,、引きも強いので、それなりに楽しめた。
 棚まで落としていると、穂先に反応があり、1回では乗らなくてもしつこく狙うと乗るパターンもあった。また、竿であおって落とすときに「コツン」と底に着いたような感じがあって乗るときもあった。その他、落としていく途中で乗る、軽く竿をあおった瞬間に乗る・・・等々 いろんなパターンを楽しんだ。

 棚はいずれも15m前後で、20mより深い所では何も反応はなかった。2月の時とは違って、小魚の群れが水面にいっぱい浮いてきており、それを追いかけるスルメの姿が時々見えたので、全般的に浮いていたのであろう。また、3cm程度の極小イカが水面に浮いており、もう数ヶ月したら「ムギイカ」になるのかな〜などというものも見られた。

 22時を過ぎた頃からは、アタリも散発的になり釣果も伸び悩んだ。イカがスレてきたのか、乗っても巻く途中でバラし・・・(T_T)というのがそこそこあった。また、アタリはあっても乗らないというのも結構あった。
 まあ、釣る方も疲れてきて、誘いや合わせもいい加減になっていたのも原因かもしれない。
 23時過ぎに終了のアナウンスがあり、また1時間くらいかけて長島港に帰着した。

 

 帰路は深夜で空いているので、下道を走ったが鈴鹿市内で23号が大渋滞。どうも事故が原因らしかったので、迂回路を走って抜けたが、少しロスをしてしまった。みえ川越からは高速で帰ったが、帰宅したのは3時半を回っていた。
 スルメがほとんどの釣果になってしまったが、それなりに楽しめたと思う。先週釣り堀に行って、その魚が冷凍庫にまだまだ入っていて、今日のイカでちょうど満タンになった。そういう意味では、適度な釣果だったといえるだろう。

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 春イカは難しい・・・2015/04/25
 三重県南伊勢町宿田曽 たにぐち 釣果 アオリイカ1(850g) 
  4月になり、あれこれと新年度の仕事が忙しいのもあったが、土曜日は空いている日が多かったので釣りに行こうと思えば行けるチャンスはそこそこあった。しかし、面白い釣り物もなく、また天候を見ながら考えていると、気が付いた時にはもう満員(T_T) という、いつものパターンで行く機会がなかなかなかった。
 下旬になり、そろそろどこかへと思い、でも・・・とウジウジしていたが、やっぱ春イカ狙いに行かなければと予約を入れた。
 4月の春イカは、去年完全ボ〜ズだったので期待薄なのは分かっていたが、いろいろな選択肢のなかで残ったのがこれだったのである。
 船はいつもの南伊勢町宿田のたにぐちで、去年の10月下旬以来である。10月下旬にティップランに行った1週間後くらいに義父が他界し、なんだかんだでご無沙汰であったので、久しぶりである。

 いつものように前夜に出発し、下道を走って現地に到着したのは1時過ぎだった。港は、音が聞こえるほどの風で、結構強く吹いていた。天気予報は穏やかなはずなのに・・・と懸念しながらも仮眠する。
 普段よりはよく寝られて、珍しく目覚まし時計に起こされた(^_^;) 公衆トイレまで移動して用を済ませて、港に戻ると他の客はもう準備をしていた。この頃には、夜中の強風は治まっていた(^^)

  

 5時過ぎに船長が到着し、じゃんけんで釣り座を決めた。今日の客は2人、2人と私の5人で、負けた私は後ろに入った。ただ、キャスティングは一流しごとに釣り座をローテイションするので、荷物の置き場所を決めるという感じだった。

 港を出て、まずは湾内のポイントから始めるが反応は無く、誰も釣れない状況が続いた。イカの反応が薄いので、湾を出て別のポイントに移動する。ちょっと霞がかかっているが、お天気は最高で、暑くもなく寒くもなく、また風もなくべた凪だった。
 キャスティングでねらうSフォールなので,昨年を思い出し、また3月に行った紀伊長島の釣りを思い出し、あれこれとやってみるが反応は無かった。沈め過ぎて根掛かっても、3号のリーダーだと、大抵は引っ張ると海藻がちぎれて回収できた。でも、どうしようもないケースもあって、せっかく昨日買ったエギを2個ロストした。
 状況が変わらないままで、7時半頃に1人が1パイ釣った。少ないイカをあれこれ狙って、なんとか乗せたパターンのようだった。連チャンがあるかもと期待して、自分も集中するが、自分には釣れず他の1人が釣ってそれまでだった。
 その後は、また誰も釣れなくなり虚しい時間を過ごしていた。
 9時過ぎから風が吹いてきて、キャスティングが難しくなったので、移動してティップランでという指示があった。ティップランは水深15m〜20mくらいの場所で、ダートマックスの30gがそのまま使えた。ただ、キャスティング用のノーマルばかりを持ってきたので、ティップラン用は手持ちのエギが少なかった。
 ティップランに変更して、また1人が釣った。チャンスタイムかも!?と思い、一生懸命に探るが私には無反応だった。一度だけアタリがあったが、イカではなく魚っぽいアタリだった。
 どうにもならない中、風はそこそこ吹き始め、穂先にテンションがいい感じに掛かるようになった。条件はいいが・・・
 と、変化は10時過ぎに突然来た! もう何十回もしゃくりっているのだが(ひょっとしたら百回以上^^;)、毎回と同じようにしゃくって止めた後、ほんの少し穂先に変化が(^_^)v
 合わせると根掛かり?って感じだったが、穂先で聞くとイカの反応だった。引きを楽しみながら、船室にいた船長を大声で呼んでタモ入れしてもらった。
 量ってもらうと850gで、大きさでは船中1番だった。ボ〜スを覚悟していただけに、とっても嬉しかった。
 ちょっと心に余裕ができて、さぁ〜次も行けるかも!と思ったが、全く続かずその後はダメだった。船中では、他の人が大型のコウイカ(カミナリイカ)を釣ったくらいだった。

  

 終盤、湾内に戻り、磯際をキャスティングで狙うが反応は無く・・・いかにも雰囲気は釣れそうだったのだが。
 2ハイ釣っていた人が、更に2ハイを追加して終了した。船中では、アオリ7(うち1は私の釣果)、カミナリイカ1だった。
 春イカは数が少なく厳しいのは分かっていたが、予想通りだった。まあ、ボ〜ズを回避できただけでも良しとしよう(^o^) お天気は最高だったし。
 帰路23号〜中勢バイパスで津まで行き、津から東名阪〜湾岸〜名二環で帰って来た。高速の渋滞はなく、17時半には帰宅できた。道具を片付け、イカをさばいても19時の夕食には余裕だった。イカの刺身を肴に、一杯やったらすぐに夢心地だった。

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 昨日は釣れたらしいが・・・(^^;)2015/05/23
 三重県大紀町錦 太幸丸 釣果 ムギイカ(小スルメ)17、ケンサキイカ1 
 先月下旬に行ってから、久しぶりの釣りである。まあ、月1回なので普通なのかもしれないが・・・(^^;)
その間、GWには息子のいる北東北へ行ったついでに、とある港でショアジギングをしたが全く何も釣れなかった。本当は、せっかくだから三陸沖で船釣りでもしようかと思ったのだが、釣っても魚を処理すること(息子の下宿で魚をさばいたり、冷凍して貯蔵すること)ができないので諦めたのだった。
 で、GW後の週末は背中の筋違いで痛くて動けなかったり、天候が芳しくなかったりして行けなかった。また、今週は多忙のせいか急に体調が悪くなり・・・、仕事をこなすのが精一杯で、とても週末に遊ぶ元気はなく・・・(/_;)
 でも、このまま行かないと、行くのがおっくうになって行けなくなってしまうのが怖くて・・・(^_^;) なんとか今の状況でも行けそうな釣りを考え、朝ゆっくり起きて行ける半夜便を考えた。
 天気予報では雨だったが、去年数回行って慣れている錦の太幸丸に電話した。船長からは、「今週末は空いているよ〜。」とのことで、予約をお願いした。

 当日行く前にHPを確認していると、昨日は(22日・金)は爆釣だったようであるが・・・「昨日は釣れたのに。」という言葉に慣れきった私はそんなにも期待せずに出発した。それよりも、完全に夕方から雨という天気予報の方が心配だった。しかしこれは見事に外れて、終了までにパラパラと降った時間が少しあっただけでよかった(^_^)/

 昼前に出発し一般道を走ったが、大した渋滞もなく、わりとスムーズに現地には16時半には到着した。
ぽつりぽつりと人が集まり、17時半に愛海丸に来て5人が乗り込み、太幸丸はその後に来て、私を含めて3人が乗り込んだ。
 愛海丸は船が変わっており、以前のプレジャーボート風から太幸丸のような船になっていた。

  
 
 15分ほど走って、水深70mの所にアンカーが入った。客は3人だけなので、私は右舷の後ろに入った。他の二人は前の両舷に一人ずつだった。船長からは40m〜50mを狙うようにとの指示があり、その通りにやってみるが反応は無い。船長によれば、昨日は明るいうちから活性があり、また赤白のスッテによく反応したそうである。
 そこで、それも踏まえてやってみるがダメだった。今回、新しい竿を買ったのでその感触を確かめるのも目的の一つなのだが、いかんせんアタリがないとどうしようもない(^^;) 以前の竿より堅い感じがして重い鉛スッテを余裕でしゃくれるものの、繊細なアタリ感はちょっと・・・て感じである。ベイトリール用のスパイラルガイドなので、確かに穂先のトラブルは少なかった。スピニング用の竿には、もうちょっと繊細なアタリが取れるものがあるが、スピニングだと水深を把握するのが難しいし・・・ なかなか思い通りのタックルは無いものである。

 18時半頃に灯りが点くが、それでも変化はなく時間が過ぎた。19時過ぎに右舷の前の人が20mで1パイ釣ったとの情報をもらって、その付近に集中する。すると、次に私の真後ろで釣っていた船長が18mで来た〜!というので、誘っていると私にも15mで乗って、やっと1パイ目が釣れた。
 その後25mでケンサキイカが釣れたが、その後は全く・・・(>_<)になってしまった。時々穂先に反応はあるものの、魚の反応(たぶんサバ)ばかりで、イカのアタリはなかった。
 浅い棚に浮いているかもと10m〜15mを探っていると、手応えの後、仕掛けが切られてしまった(T_T)

 それからしばらくした頃、前の人が30mで乗ったというので、自分もそこを狙ってぽつりぽつりと拾い釣りする感じだった。
 20時を過ぎた頃、船長がPEから切られた〜(>_<)と言って仕掛けを作り直すのに苦労していた。
 その時は、他人事のように見ていたのだが・・・ 21時近くに、巻き上げ途中15m付近で1パイ釣れた。そこで、追加がいるのかもとその付近を探っていたら、手応えの後フッと軽くなった・・・ありゃりゃと巻いてくると、PEから切れて、仕掛けがごっそりなくなっていた(T_T) 水中ライトと鉛スッテ、浮きスッテが消えていった。
 船長は、サゴシかシイラがいるのかな!?と言っていた。

 ところで、今日アンカーを入れた場所は、ちょうど潮目だったらしく切れて漂う流れ藻に襲われた(^_^;)
 そのたびに仕掛けを巻き上げなければならず、とても釣りづらかった。

  

 終盤、おびただしい数の小魚が寄ってきて群れをなしていた。それを捕食するために大きめの魚が集まっていたようだった。スッテを落とす度に強烈な反応があり、巻き上げ途中に外れるという・・・いわゆるサバ地獄に陥ることがしばしばあった。
 また、イカが時折浮いてくるのだが小魚を補食していて、スッテには見向きもしなかった。
 とにかくものすごい数の小魚が泳いでいて、イカよりもそれを捕食する魚が集まってしまっていたようである。なので、反応するイカは終了時間まで、30m〜40mに少数しかいなくて、それを拾い釣りする感じだった。
 22時40分くらいに終了し、帰港した。帰港してみると、船に飛び込んでいたトビウオが1匹いて、お土産にもらってきた(^^)

  

 まあ、雨の予報が外れ(終盤少しパラついたが)、無事に行ってこられたことを感謝しなければいけないのかもしれないと思った。
 まだまだシーズンはこれからなので、次回以降に期待したい。
 帰路も一般道を走って、帰宅したのは3時頃だった。疲れたが、心地よい疲労感だった。

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 今年も始まった楽しいリレー釣り2015/06/13
  三重県南伊勢町宿田曽 たにぐち  釣果 アカハタ1、カサゴ2、アカエソ1、サバ1、
    スルメイカ2
  前回のイカ釣りから約3週間。満月を過ぎ、また月が欠け始めたのでイカ釣りに行こうと考えた。冬場に行った船もイカメタルを再開したので、予約をしようと電話したが、タッチの差で満席になってしまった。で、HPをあちこち探してみると、いつもお世話になっている南伊勢町宿田の「たにぐち」もイカメタルを始めた様子。しかも、夕方はジギングで魚を狙い、日が落ちてからはイカ狙いという昨年同様のパターンなので、早速予約する。
 当日は15時が集合時間なので、10時に出発するが、大した渋滞もなく一般道を走って14時過ぎには現地に到着した。最近は23号で津まで行き、北勢・南勢バイパスを南下し、明和町から玉城、更に南下して南伊勢というルートが定番になっている。

 港のいつもの場所に駐車して待っていると、他の客もぽつりぽつりと集まり、15時船長が到着する。一人ちょい遅刻したが、15時20分には出船する。今日の客は私を含めて5人で、私は右舷の後ろに入った。
 
   

 船長から、昨夜のイカ釣りは不振だったので、志摩沖まで出かけてアカハタを狙い、日が落ちてからイカを狙うという説明があった。
 50分程走って、志摩沖のポイントに到着した。水深は20m前後で浅く、40g〜50gのジグで狙ってみる。釣り初めて2投目。チョンチョンと穂先でジグを踊らせながら巻き上げるとアタリがあり、やや小振りなアカハタが釣れた(^_^)v でも、最初だけでその後はダメだった。いろいろ試してみたが、その後はカサゴが少し釣れ、ベラが釣れ、いい感じの手応えと思ったらアカエソだった(^^;)
 一度根掛かりしたのでフロントフックのみにし、その後は根掛からなかったが、魚も釣れなかった。
 他の人はアカハタを何匹か釣ったり、小型ながらクエを釣っている人もいた。
 
 日も暮れ始め、ポツポツと雨がぱらつく頃にイカ狙いに移動するとい指示があった。また、40分ほど走ってポイントを移動する。
 パラアンカーが入れられ、イカ釣りを開始する。すぐには寄ってこないだろうし、また浮いても来ないだろうから、底付近を狙ってみる。水深は50mということなので、45m+αから順に浅くしながら探ってみる。しかし、反応は皆無だった。他の人も釣っている感じは無かった。
 魚探を見ていた船長から、20m〜30mを狙ってみてという指示が入ったので、浅めに狙いを変更する。30mで、穂先に反応があったが明らかに魚の反応だった。でも、何もないよりは・・・と少しやる気を出す。
 その後も魚(サバ?)の反応がちょこちょこあり、一度掛かったが、途中で外れた。
 20時を過ぎた頃、30mで誘って止めた後、空合わせをしたら乗った(^_^)v 結構な重量感で、魚かも?と思うような引きだったが、上げてくるとイカが付いていた。大きめの親イカで、アタリがない中だったのでとっても嬉しかった。
 しかし、その後はまた沈黙状態に・・・ それでも時々魚のアタリがあるので、ちょっとだけ期待して誘いをかける。すると、35mでまた魚のアタリ、一応巻き上げると手応えは結構ある。サバだとが思いつつ、巻いても外れないのでそのまま巻き上げた。船長がタモを持ってきてくれて、掬ってくれた。結構大型のサバで、おかずになるのでキープ。船長が首を折って血抜きをしてくれた。
 その後はまた静かなまま時間が過ぎ、なんともならない時間が過ぎていった。水面に浮いてくる魚やプランクトンも見えず、時折シイラが回遊してくる程度だった。
 終盤、35mで穂先に反応があり、合わせると乗った! 今度も結構な重量感で、大きめの親イカが釣れた。でも、これ以降はどうにもならなくなり、潮止まりとともに魚の反応すらなくなってしまった。

      
 21時30分に終了し、帰港した。
 帰路も一般道を走り、途中眠気が襲ってきたのでコンビニの駐車場で休憩しながら帰って来た。
 2時過ぎに帰宅して、それから魚をさばくのが面倒であったが、後回しにしたくなかったのでそのままさばいて、風呂に入って寝られたのは3時30分だった。
 とっても疲れた。もう少し釣れたらな〜と思った。

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 期待は大きかったが・・・2015/07/24
 福井県小浜市西小川 川代丸 釣果 マイカ(ケンサキイカ)3、スルメイカ3 
 7月の初めに台風が連続で3個も発生し、7/11・12、7・18〜20は波とうねりのために行けずじまいになってしまった。日本海なら大丈夫そうだったが、気になっていた船に、直前に予約を入れるのが難しかった。
 気になっていたのは福井小浜の川代丸であるが、7月の上旬までは、日中のマイカ(ケンサキイカ)狙いで良型がそこそこ釣れているようだった。中旬になり、夕方〜半夜便に変更されたが、デイ&ナイトでイカが狙えるプランなので、やはり行きたいと思っていた。
 ここは、昨年の秋にアオリイカ狙いで乗船し、そこそこ釣れたいい思い出もあるので、より行きたいという気持ちが増大していた。
 休日に出勤した振り替えで、金曜の午後に休めることになったので、この船に予約した。予約したときにはまだ私が2人目だったが、今週末も、次の台風で太平洋側は波が高い、という予報が確実になるにつけて客が増えたらしく、当日は満員(8人)だった。
 15時半に集合するように言われたので、10時半に職場を出た。平日なので、割引のない高速を木之元で出て、後は一般道を走った。14時半には現地に到着するが、非常に暑くて時間を過ごすのに苦労した。
 15時半過ぎに船長が到着し、3人グループと2人の親子連れをまず左右の後ろからの釣り座に割り振った。私を含めた個人で予約した3人は、前の釣り座にじゃんけんで入るように言われた。
 で、私は左舷の一番前に入ることになった。
  
 15時50分頃に出船した。陸上は暑くてたまらなかったが、船が進むとともに少しは過ごしやすくなっていった。40分くらい走った所で、まずはデイでのイカ狙いとなった。
 陸地が目の前に見える所で、船を止めて流しながら釣る方法で、ティップランに似ていた。水深は25m〜35mくらいで、8号〜10号のスッテで底取りも普通にできた。でも、イカからの反応はなかった。
 10分程度様子を見ると、巻き上げて移動というパターンの繰り返しだった。私はベイトタックルでやっていたが、スピニングタックルで底取りして誘った方がよかったのかもしれないと思った。ただし、船の誰も釣れないので、そういうのはあまり関係なかったのかもしれない。
 
   
 変化があったのは釣り始めてから1時間以上経った頃だったか、親子連れの子供が良型のマイカ(ケンサキイカ)を掛けて、ゆっくりやりとりしながら無事船長のタモに収まった。これは!と思って気合いを入れるが、他の人には反応は無く・・・それっきりだった。かなり経ったころに、真後ろの人が掛けたが、小型だった。
 一度だけ、手応え!?と思ったのだが、根掛かりだった。底から5〜6m巻き上げてから誘ったのに根掛かりとは・・・不思議だった(^^;)
 結局釣れたのは2ハイだけで、私を含めた他の人は、どうにもならないままだった。船の近くには、鳥山がたくさんできていて、青物らしき魚が水面近くでベイトを補食している様子が見られた。
 青物の活性が高いと、イカは散ってしまってダメだということで、日没前に移動となった。

 水深70mのポイントに移動して、アンカーを入れての釣りになった。点灯する前に探るように指示があったので、やってみるが何も変化はなかった。
 19時半頃に点灯し、船長からは20時過ぎくらいから乗り始めるのが最近のパターンであること、マイカが釣れたら棚を教えてくれる(スルメは無視)ことがアナウンスされた。
 そこまで何の手応えもなく、既に疲れてしまっていたが、気を取り直して誘いを掛ける。
 20時を少し過ぎた頃、隣の人がスルメを1パイ釣った。でも、すぐには釣れる雰囲気もなく、やっと私が1パイ目のマイカを釣ったのは20時半過ぎだった。
 船中でもポツリぽつりと釣れ始めたが、本当に単発で、イカが群れで寄っているという感じではなかった。
その頃からやっと、小魚が明かりに群れるようになったが、イカの活性には変化が無く、虚しい時間を過ごすことが多かった。
 しばらくしても浅い所であたらないので、50mまで落としたら、巻き上げるときにポンという感じに乗った。ドラグが時折逆回転するのを楽しみながら・・・でもこれってスルメ??っと思っていると、予想通り特大のスルメが上がってきた(^^;) まあ、釣れないよりはいいかと、次を狙う。
 
   
 その後、本当にぽつりぽつりと拾って、スルメとマイカを2ハイずつ追加した。釣る時間よりも、誘っている時間の方が膨大に感じられた。
 イカ釣りって、こんなに数少ない貴重なイカを、大切に1パイ1パイ釣る釣りだったっけ?と自問自答しながら・・・(^_^;)
 23時の終了間際に、ちょっとだけ活性があったが、私はその波にも乗れず、疲れただけ沖上がりとなった。
 帰路は空いていたので、関ヶ原まで一般道を走り、そこから高速を走って帰宅した。貧果なこともあるが、イカはそのまま袋に小分けして冷凍なのですぐに処理は終わり、風呂に入って寝ることができた。
 次回は、どこへ何を釣りに行くのか思案中だが・・・暑い夏は、釣れなくてもやはり夜釣りか・・・(^^;)

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 今日は絶好調!2015/07/28
 福井県越前町小樟(ここのぎ) 心友丸  釣果 マイカ(ケンサキイカ)45、スルメイカ1
  先週金曜日にイカ釣りに行ったばかりであるが、今日も休みが取れたので釣りに行くことにした。平日なので、どんな釣りでも直前予約で行けそうなので、いろいろと迷った。でも、真夏の日中に釣るのは厳しいな〜と思うにつけ、やはり夜釣りか・・・という結論に落ち着いた(^_^;) 
 陸続きの釣り堀なら耐えられるのかも、とも思ったが、6月末の魚がまだ冷凍庫に残っているので、また冷凍庫を同種の魚の切り身で満タンにするのもなあ(^^;)と思ってしまった。
 ただ、月齢は12.1で、今週金曜日が満月なので、条件は良くない感じ・・・そこで天気予報をあれこれ見てみると、北陸は都合良く曇りの予報。月明かりが雲で隠れるなら、福井に行くしかない!と決断した(^^) 
 まあ、太平洋側は晴れの予報だし、波も高そうだし・・・というのもあった。
 前日に心友丸に電話を入れ、鉛スッテで釣ることも伝えておいた。心友丸にしたのは、昨年の秋に行ったことがあるのと、日々の釣果写真を見たら、鉛スッテで釣っている人がよく写っていたからである。
 福井の船は、80号以上のオモリでの胴付き仕掛けが標準の船が多く、そういう船は潮の流れが速い場所で釣るので、鉛スッテではとても釣りにならないからである。
 また、先週行った川代丸という選択肢もあったが・・・夕方の明るい時間のイカは釣れなくなったのでもう諦めたそうで、どうせ夜釣りなら違う場所でチャレンジという気持ちも湧いてきたというのもあった。
 さて、当日は普段と同じ時間に起きたので、時間を持て余し、17時集合なのに11時過ぎには家を出た。
 平日なので、高速代を節約しようと、関ヶ原で出て一般道を走ったが、15時には現地に着いてしまった(^_^;)
 港の船の近くにいると、間もなく船長が来たので、駐車場所を確認し、しばらくは車内で休憩したり、港をうろうろと歩き回ったりした。天候は期待通り曇りで、霧雨が降り、ガスが低く垂れ込める状態で、日中なのに少し暗い感じであった。また、気温も比較的低かったので、真夏にしては過ごしやすかった。狙い通りの天候であった。

  
 16時過ぎには他の客も集まり、釣り座は話し合いで船長が決めてくれた。私は左舷で、キャビンのやや後ろ辺りになった。この日の客は6人で、両舷に3人ずつだったがので、スペースは十分だった。最後の客が来るのを待って、17時10分に出港した。天候は霧雨から、ポツポツ小雨が降る感じになり、一応カッパを着た。
 船は陸沿いに、北へ50分近く走った。周囲には他の船もなく、陸地にも建物はあまりない感じだった。アンカーを入れて、船長が50号のオモリで流れを見ながら、アンカーを打ち直した。
 水深は35mくらいだということだった。10号の鉛スッテで試すと、後方に流されていったが、リールのカウンターが38mで底が取れた。港を出たときは穏やかだと思った海面だったが、釣り始めると横揺れが結構あり、踏ん張っていないと転びそうになったり、荷物がよく転がってしまった。予報では、波は1mのち0.5mだったが、うねりが少々残っていたようである。
 このうねりによる横揺れは最後まであり、穂先を安定させようと全身で調整していたが、踏ん張るのに結構疲れた(-_-;)
 釣り始めは、とりあえず底付近を中心に探ってみるが、反応は全く感じられなかった。根掛かりはなく、潮もそれ以上は早くならなかったので釣りやすかったが、生命反応はないまま時間は過ぎていった。海底にイカがいないのか、少なくともスッテに反応するイカはいないようだった。船中誰も釣れなかった。
 19時少し前に点灯された。まあ、すぐにはダメだろうと思いながらも、いろいろと誘い方を変えながら探ってみるのだが、やっぱりその通りだった。

   

 水中ライトを付けたら何とかなるのかも、と思い試してみると、しばらくして軽いものの手応えがあり、小スルメイカが釣れた。ライトの威力は感じたが、スルメが寄っても困るのですぐにライトを外して普通に探る。
 すると、しばらくして底付近で誘い上げたときにイカが乗り、マイカ(ケンサキイカ)が釣れた。でも、群れで寄ってる感じはなく、続かなかった。周囲でも、ぽつりぽつりと釣れ始め、前方で釣っていた船長(電動&浮きスッテ仕掛け)は誘わなくても乗ったというので、ステイ(止め)の時間を長めに取ってみる。
 すると、底で偶然乗るという感じで、1〜2ハイ小型を追加した。その後、小イカが乗ったので巻き上げると、20m付近で急に重くなり、上げてみたら良型と小型がダブルで釣れた。追いかけていた良型が、途中で乗ったようだった。
 ポツポツだが釣れるようになり、棚を変え、誘いを変えながらやってみるがその後は続かなかった。やれやれ、きょうもツ抜けが難しいのかも・・・と思いつつ時間が虚しく過ぎていった。
 そんな中でも、前方で釣っている船長は順調に数を増やしていた。で、横目で船長の当たりスッテの色を確認しながら、その真似をして、拾い釣りする感じで数ハイを追加した(^o^)
 変化があったのは21時半過ぎだった。アシストリグに付ける浮きスッテORエギもいろいろ試していたのだが、以前買ったのに使わずにいたものを使ってみた。すると、底付近で明確なアタリがあり、あわせると乗った。
 その後は、底まで落として待つと即アタリ。また少し誘うとアタリがある!という感じで連チャンモードに突入した。
 やっと、今日のパターンがつかめ、また群れが寄ってきたようで入れ乗りに近い状態で釣ることができた。
小型が中心だったが、この日最大の良型も釣れた。
 アタリがあっても乗らなかったり、ゲソが切れてしまったものもあったりしたが、終了までコンスタントに釣ることができた。また、何ハイか釣って分かったのだが、巻き上げ途中で上に泳ぐのか、手応えがフッと軽くなって不安になることがよくあった。しかし、大抵は水面近くになると手応えが戻って、バラすことなく普通にイカが釣れてきた。
 バラシは、ほとん掛けてすぐに外れるというパターンで、巻き上げ途中でのバラシはなかった。

  

 最後まで、水面には魚やイカが浮いてこなかったが、イカの棚も上がることなく、釣れたのは常に底ばかりだった。
 上から順に探ってみたが、25mまでは無反応。30m付近でアタリが散発的にあるものの乗らず、底(36m)まで落として誘うと穂先が反応し、あわせると乗る(^_^)v って感じだった。
 カウンター付きのベイトリールで釣っていたが、これならスピニングタックルで底まで一気に落として、底を切って誘う方が効率が良かったのかも!?とも思った。

 体も疲れてきて、もう十分だと思い始めた23時過ぎに終了し、帰港したのは日付が変わる頃だった。
 帰路はさすがに、敦賀から高速で一気に帰って来たが、それでも帰宅したのは3時過ぎだった。
 今日は、これぞ夜焚きイカ!という楽しい釣りだった。体は疲れたが、心地よい疲労感だった。天気予報からの判断が功を奏したのだが、それ以上に、的確なポイントで釣らせてくれた船長に感謝、感謝の釣行だった!(^^)!

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 散発的なアタリしか・・・2015/08/20
 福井県越前町宿 日昭丸  釣果 マイカ(ケンサキイカ)15
  前回の釣行から約1ヶ月。息子の所へ様子を見に行ったり、お盆の墓参に行ったり、はたまた今年はお盆の後半から東京出張が入ってしまい、なかなか釣りに行くことができなかった。
 で、以前から約束をしていた職場の仲間とイカ釣りに行くことになった。イカ釣り初心者なので、平日がいいだろうと20日(木)か21日(金)に釣行日を絞っていたのだが、18日(火)の予報を見て20日(木)に決めた。ところが19日になると、予報は変わり曇りから雨の予報に・・・(-_-;)
 朝から何度もピンポイント予報で確認すると、時間ごとにどんどん予報は変化している。まあ、悪い方にだけど・・・(^^;) で、翌21日(金)の方がまだマシかもと思い、昼に日昭丸に電話を入れてみる。しかし、21日(金)は、もう満船だということで、20日(木)に行かざるを得なくなった。
 当日は予報通り、朝から結構雨が降っていた。でも昼頃には上がり、このまま現地も降らないでいてくれたら・・・と思いつつ出発する。敦賀まで高速をひた走ったが、滋賀から福井に入る頃から雨が降ってきたが、強い降りではなく、港に着いた頃にはほぼ止んでいた。空もやや明るくなり、ひょっとしたら「予報はいい方にハズレかも!?」と期待する。

  
 16時過ぎには客も集まり、スタッフがやってくる。スタッフは、以前に乗ったときに知っている(向こうは覚えてはいないだろうが・・・)人ばかりで、2隻ある船のどちらに乗るのかすぐにはスタッフも分からなかったが、しばらくしてやや小さめの方に乗るように教えてくれた。
 鉛スッテでも釣れるように、最後尾に釣り座をしてもらった。17時に出船するが、船長は去年助手をやっていた若い人だった。
 船は10分程走り、陸から数百メートルの辺りにアンカーが入った。水深は50mくらいで、とりあえず15号のメタルスッテで底を探ってみる。しかし、いつものごとく無反応(^_^;)
 助手の人の話だと、明かりが点いて19時くらいからしか釣れないが、とりあえず船の場所を取っておかないといけないので、17時に出船するとのことだった。
 あまりに暇なので、電動仕掛けの方に胴付き+オキアミで底まで落としてみる。すぐに穂先にアタリがあったが、上がってきたのはチャリコだった。で、魚釣りはそこで止めて、しばらく休憩&夕食の時間にした。

 19時少し前に明かりが点き、少し気合いを入れて探り始める。すると右舷の前の人がまず2ハイ釣った。その後もこの人はどんどん釣って、今日の竿頭だった。この人は、長短2本竿でスッテも10本、カラーの配列や間隔も相当研究しているのだと、助手の人が教えてくれた。
 まあ、最近はイカメタルばかりなので、スッテ連結胴付きはどうも感覚がマッチしないが、19時半くらいにやっと1パイ乗った。でも、その後が続かずぽつりぽつりという感じでしか釣れなかった。
 しばらく電動仕掛けでやってみたが、どうも感覚がつかめないので、いつのようにイカメタルでその後は主に釣った。小潮周りで潮が緩く、10号のスッテで、そう流されることなく釣ることができた。

  

 その後もラッシュはなく、釣れない時間が結構長かった。22時頃から、ぽつりぽつりと雨が落ちてきて、カッパを着るほどではなかったが、そのままだとそこそこ衣服が湿ってくる感じだった。まあ、夏だからいいが・・・
 終盤、疲れたので電動仕掛けに持ち替えて、ベタ底で誘って2ハイ追加して終了した。平日なので、時間を少し延長してくれたのか、23時半に終了し、港に帰って来たのは24時だった。
 
 帰路も高速を走ったが、滋賀〜岐阜の辺りで雨が降っていて、場所によっては結構激しく降っていた。まあ、釣っているときにこの豪雨でなかったことを感謝しなければならないのかもしれない。

 おまけ
 船の上に、明かりに寄ってきたツクツクボウシがいて、大きな声で鳴いていた(^_^)
 ←船のフロートに止まって鳴く、ツクツクボウシ

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 雨&貧果・・・(>_<)2015/08/29
 福井県越前町小樟(ここのぎ) 心友丸  釣果 マイカ(ケンサキイカ)7
  夏の終わりに、もう一回イカ釣りに行こうと思っていた。実は、一昨日釣り堀に出かけ、たくさん釣って冷凍庫は満タンなのだが、その釣り堀釣行よりも前に、波の予想を考えて予約が既に入れてあったのである(^_^;)
 当日は満月ではあるが、曇りの予報なのでなんとかなると思ったのだが、実際は曇りどころか本格的な雨になり、その点では月明かりが隠れ、よかったのだが・・・

 16時にくるように言われたので、12時に出発する。ただ、ナビの到着予想が高速を使っても15時半となっていたので、敦賀まで高速を走った。実際には、現地に15時前には到着したのだが・・・(^_^;)
 
  

 今日の客は10人だったが、16時半には集合し、16時40分に出航する。私の釣り座は右舷の前から2番目だった。週間釣りニュースの記者も乗り合わせて、釣れたら取材させて欲しいとのことだったが、たいして釣れなかった私は、何も関係なかった(-_-;)
 港を微速で出て行くとき、堤防釣りの人が竿をそのままにしておいたので船に引っかかり、竿が船に付いてくる(@_@) 船長が船を止め、回収して堤防の客に返すというハプニングもあった。

 港を出てからは40分くらい北へ走った。周囲にはイカ釣りの船が一杯で、まだ明るい時間だったが、皆場所取りに早めに来ているという感じだった。
 で、とりあえずアンカーが入ったが、潮が速いというので打ち直し、釣り始めるまでに3〜4回打ち直した。
 明るいうちから釣り始めるが、誰もヒットしない。そのうち、左舷の人が大型を掛けたが、途中でバラしてしまった。どうしようもないうち、仕掛けがオマツリして巻けなくなってしまった。どうも、アンカーを中心に、船が一回りしてしまったようで、アンカーロープに、私の仕掛けを含めて3人分の仕掛けが絡んでしまった。
 船長が、アンカーを少し巻き上げ、仕掛けを切りながらも、スッテは回収してもらった。
 その後は、そういうトラブルもなく、釣り始めるが反応がない。すぐ隣の人は、良型を釣り上げたが、私には変化もなかった。そのうち、ぽつぽつと雨が降ってきて、とりあえずヤッケを羽織り、雨専用の帽子をかぶって凌いでいた。まあ、そのうちやんでくれたら・・・という気持ちもあって。
 でも、雨は終了までずっと降り続け、結構激しく降り、21時過ぎ頃から長靴の中に水が入り込む始末(>_<)
仕方なく、ズボンを脱いで、素肌にカッパの下をはいた。でも、この時には既に下着も結構濡れていた(涙)

 さて、釣果の方に話を戻すが、全然なんともならないまま、時間だけが無駄に過ぎていった。ボ〜ズかもという感じはなかったが、それでもせかっく来たのだから、少しは釣りたいという思いでいた。
 冷凍庫に入らないのに懲りもせずやってきたので、釣りの神が天罰を下しているようでもあった(^_^;)
 やっと、1パイ目が釣れたのは20時半くらいだった。釣り始めて2時間以上経った頃だった。でも、次はなく、また虚しい時間ばかりが過ぎていった。
 2ハイ目はそれから1時間後くらいに釣れたが、3ハイ目も連続で釣れたので、ここから行けるかも〜!?と思ったが、そう甘くはなかった。
 で、ずぶ濡れになりながら、終了まで4ハイを、本当にポツリポツリと追加して終了となった。

  

 帰路は、一般道を関ヶ原まで走りそこから高速を使った。帰宅できたのは3時半近くであったが、貧果と雨に濡れたせいで、とっても疲れた。
 まあ、2日前に釣り堀で大釣りしたばかりで、家族にも愛想を尽かされたが、まあしょうがない(^_^;)
 9月からは、また別のターゲットが楽しくなるし、日々冷凍庫内の減量に努めなければ・・・(^^;)

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 久しぶりに「すぎ−K」さんと2015/09/05
 三重県大紀町錦 太幸丸  釣果 アカイカ4、スルメイカ1、アジ2
  しばらく休漁していたすぎ−Kさんからメールがあり、イカメタルの誘いがあった。先週土曜日には、福井へ行ったばかりではあるが、すぎ−Kさんとご一緒するのは久しぶりであるし、いろいろと積もる話もあるので行くことにした。
 当日は18時出船ということで、13時過ぎに家を出る。みえ川越までは高速を走ったが、後は一般道を走り、17時過ぎには到着した。
 すぎ−Kさんは既に到着しており、この1年くらいのイカ情報等を交換した。港には、ぽつぽつ人がいたが、結局皆さん太幸丸の客で、愛海丸はお休みだった。

  

 18時少し前に船が到着し、すぎ−Kさんがじゃんけんをしてくれて、右舷の前から2番目になった。3番目はすぎ−Kさんである。今日の客は8人で、両舷に4人ずつで、まあまあゆったりと釣ることができた。
 まだ明るいうちから底付近を探るが、一度魚らしきアタリがあったが、そのままだった。間もなく、点灯されて期待は膨らむが、船中誰も釣れない・・・という状態だった。
 最初に釣ったのは、左の人(右舷の一番前)の人で、20mくらいだというので、棚を上げて探ってみる。
 しかし、反応は無く虚しい時間が過ぎていく・・・ 18時半過ぎに何かが乗ったが、明らかにサバの感触で、水面で外れずに上がってきたので、船に取り込んでからリリースした。
 やっと、アタリがあったのは19時過ぎで、30mでやっと1パイ乗った。しかし、その後は反応は無く、周囲を見てもほとんど釣れない感じだった。ごくた〜まに釣る人がいるが、本当にまばらで、1時間に1パイ釣れるかどうか・・・ って感じだった。
 一方で、サバの反応は活発で、左舷の人は連チャンでサバと格闘していた。自分も魚のアタリを感じることが多く、でもスッテには掛からずに時間が過ぎていった。

 21時になっても状況は変わらず、少し魚が浮いてきて、浅い棚で掛けたと左隣の人が言うのだが、自分にはさっぱりだった。そこで、今日試してみようと持ってきたエサ巻きスッテを取り出して、キビナゴをくくりつけて底まで落とす。じっと待ってから、アタリっぽい感じの時に少し竿をあおると何か乗った感じ。で、2ハイ目のアカイカが釣れた。
 その後はエサ巻きでひたすら狙った。魚のアタリは頻繁にあり、でも掛からないというのがほとんどだった。イカの影が非常に薄く、イカがいないので、どうしようもなかった(>_<)  
 それでも、しばらくしたら、誘い上げたときに大型のスルメが釣れた。
 その後は、サバが何回か掛かったが途中で外れ、大きめのサバフグが外れずに上がってきた。後ろの人はタチウオを釣っていた(^_^;) そんな中でも、エサ巻きに誘われたのか、下に付けている鉛スッテに食いついたアジを2匹確保した。

    
 また、同様に鉛スッテに乗ったアカイカも追加した。22時くらいに、また、少し食いが立ったのか、すぎ−Kさんが淺棚でアカイカを釣ったが、そのチャンスを私は生かし切れず終了した。
 
     
 久しぶりに、すぎ−Kさんとご一緒できたのは嬉しかったが、釣果の方は厳しかった。福井も釣れなくなってきたようで、アカイカシーズンも終わりになったようである。

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 2週連チャンで・・・2015/09/12
 三重県大紀町錦 太幸丸  釣果 ケンサキイカ7、特大スルメ1
    (胴長31cm、790g)+タモでトビウオ2
  先週錦に行ったばかりなのだが、すぎ−Kさんからのお誘いで、またまた錦の太幸丸へ行くことになった。実は、9日に休日出勤の振り替えが取ってあって、その日にどこかへ行こうと思っていた。しかし、なんと2日前くらいに発生した台風の影響で海は大荒れ、結局久しぶりに映画を見たりして時間を費やした(^_^;)
 で、ちょい欲求不満が溜まっていて、お誘いをこれ幸いにと出かけた。
 往路は先週同様に行ったのだが、混雑がそこそこあって・・・でも現地には17時ちょっと過ぎには到着した。すぎ−Kさんは、既に来ていたが、駐車場には我々2人だけだった(^^;) で、その後少しずつ他の客がやってきたが、愛海丸に5人、太幸丸に4人だった。

  

 4人なので、我々が前に入り(すぎ−Kさんが右舷、私が左舷)、他の2人は後ろに入った。新月の大潮で、時間帯によってはそこそこ流れたが、人数が少ないのでオマツリもなく気分良く釣れた。ただ、土曜日なのに客が少ない時は釣れないパターンが多く、今日もそうだった。まあ、先週よりは釣れたが、型が小さいものが多かった。
 
 さて、船は18時ちょっと前に来た。先に愛海丸が出航し、太幸丸はその後だった。港を出て、先週と同じ辺りに、愛海丸が先にアンカーを入れていたので、太幸丸はそこから東へ少し移動した所でアンカーが入った。日が短くなったせいか、釣り始めてすぐに点灯された。水深は57mくらいだそうで、いつものように底付近を集中して狙ってみる。しかし、反応はなく、魚のアタリもなかった。
 そのうち、後ろの人が2ハイ釣り、すぎ−Kさんも良型を釣り、気合いが入るがどうにもならない。やっと手応えがあったのは19時近くだったが、残念ながらゲソ切れであった。
 
  

 で、なんとか自分にも釣れたのは、その30分後くらいだったが、余りに小さすぎてリリース。やっと、小さいながらも、持ち帰りが許されそうなサイズが釣れたのは20時くらいだった。
 その後も大した変化はなく、虚しい時間が過ぎていく・・・その間もすぎ−Kさんは、ぽつぽつと釣っていたような気がする。
 一度、巻き上げてきたが水面近くまで追ってきたイカがいた。巻き上げ途中では乗らなかったが、水深5mくらいで誘ったら乗った。まあ、そういう活性もその1回だけで、20mで乗り、30で乗りということが本当にたま〜にあって釣れた。でも、リリースサイズが多くて、クーラーの中は増えなかった。釣り堀用のエサにしたらいいのかも知れないが・・・
 アタリも全くなくなった21時近く、先週同様にエサ巻きにキビナゴを付けて底付近で待ってみる。しばらく、変化はなかったが、ちょいロッドをあおった時に反応が!合わせて巻き上げると強烈な手応えあり、巻いてもなかなかドラグが滑って巻き上がらなかった。でも、締めるとバレる恐れがあったので、そのまま巻き続けたら、少しずつ上がってきた。最初、サバかと思ったが、横に走らずイカ特有の引きが(^O^)
 で、上がってきたのは特大のスルメイカだった。最後は、さすがにタモで掬った。まあ、スルメは外道だが、釣れないよりは良かった。

  

 その後、終了まで1〜2ハイ小型が釣れた。エサ巻きでの底狙いも再度試してみたが、再び釣れるイカはいなかった。また、アシストリグにワーム(海毛虫)を付けてみたが、アタリがあるもののハリ掛かりしなかった。やはり、ちゃんと仕掛けを作った方が良かったようである。
 終盤、船の近くを泳いでいたトビウオをタモでキャッチした。まずまずの大きさで、おかずにはなった。
 アカイカシーズンも本当に終了のようで、日本海でもそろそろ終了する船が出てきた。来週は、シルバーウィークなのだが、アオリ狙いに行こうと思っている。

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 ナイトエギング初挑戦だったが・・・2015/09/19
 福井県小浜市 川代丸  釣果 新子アオリイカ5
 2週連チャンでケンサキイカを狙いに行ったものの、そろそろシーズンも終わりなのでアオリイカを狙いに行こうと考えた。祝日も合わせて5連休となったシルバーウィークの初日、また台風が発生したので日本海なら・・・と考えて週の初めに予約したのだが、当日は風も強く波も高く悲惨な日になってしまった。
 今回行ったのはナイトエギングというもので、初めてのチャレンジなのだが明かりを点けて集めれば釣れるかもと期待したのだが、実際はそうはならなかった。
 当日は18時半に集合ということで、12時頃に出発する。いつものように高速は関ヶ原まで走ってその後は一般道で行った。連休なので一宮インター付近は混んでいたが、その後は順調で結構早めに現地には着いた。
 せっかくなのでいつもは素通りする「小浜城趾」にもちょっと寄ってみた。石積みしか残っていなかったが、一番高い所からは小浜湾が遠景できる高台にあった。

  
 港には17時頃に着いたが、風が強く吹いていてこれでも出航するのか・・・(^^;)ってくらいだった。
 18時に船長が到着し、波が高かったが昼間も出船したこと、青物は釣れたがイカは厳しかったことなどを教えてくれた。今日の客は6人で、グループで来ていた3人が左舷に入り、私は右舷の真ん中になった。
 人数が揃ったので出船したが、港を出る辺りから結構な波があり、船は減速しながらゆっくりと進むのだが、大揺れだった。30分近くかかってなんとかポイントに到着する。まずは、点灯せずに船を流すから、各自のヘッドランプでやるように指示があった。水深は27mだというので、2.5号のエギに25gのシンカーを付けて投入してみる。船が流れていたり、暗くてよく見えなかったりして、イマイチうまくいかないが、数回目に軽いが何か乗った感じ(^^) 巻き上げると、小さいながらも今季初のアオリが釣れた。
    
 でも、少しすると移動して、アンカーを打って点灯するという指示があった。で、明かりに寄ってくるのを期待するが、ぜんぜん反応はなし・・・船は大揺れで、立っているのも厳しい状態だった。
 ティップランのようにしてみるが反応は無く、マイカ釣りのようにしてしゃくってみるがダメ・・・アシストの位置に鉛スッテを付け、先にノーマルエギを付けて中オモリ仕掛けのようにしてみるが、これもダメ・・・時折、鉛スッテをつつくフグのような反応があっただけだった。
 船長に、「釣り方が分からない」と言うと、「ティップランと同じように、巻きジャクリで止めるだけだよ。」と言うのだが・・・周囲の人も皆同じことをしていても釣れなかった(-_-;)
 船中でも釣果は遠く、1〜2ハイ釣れただけだった。釣ったというより、偶然乗ったという感じのようだった。
 で、次の作戦としてアンカーロープを伸ばすという指示があった。これで多少船が左右に流されるようになったが、この頃から根掛かりが多発した。
 21時過ぎに、場所移動の指示があり,、アンカーを上げる時間やら移動時間やらを、船室で休憩するが、あまりの揺れに少々酔い気味で、戻しそうになるのをこらえていた(^_^;)

 で、最初にやった付近に移動して、また各自のライトでやるように明かりが消される。水深は25m位だが、暗くてよく見えないので、シンカーを50gにして、確実に底取りができるようにする。根掛かりはほとんどなく、釣りやすくはあったが、波はまだまだあった。風は少し収まったが。
 気を取り直してティップランで流すと、2回目くらいでアタリ(^_^)v 触腕1本であったが1パイ釣れた。それで酔いも解消し、元気が復活して頑張ろうと思う。すると、間もなく次が乗った。小さいが、この時期にしてはまずまずのサイズが釣れた。

   

 その後、3流しくらいで終了となった。その間2ハイを追加したが、糸がそのまま落ちていく(=流れがない)状況では全く釣れなかった。
 やっぱ、三重と同じで船が流れ、エギが水平移動しないと釣れないのを実感した。
 22時過ぎに終了して、港へ帰って来た。下船するときに船長と話をしてみたが、イカの機嫌がよければアンカー打って流さなくてもティップランのようにするだけで釣れると言っていた。次回は、そういう日に行ってみたい。

 で、実は21日(月)にも行くことになっていて、今度は朝からの釣りなので、本来のティップランで釣りたいし、ジギングもするので大型の青物も釣れたら・・・なぁ(^_^;)

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 疲れた・・・の一言(T_T)2015/09/21
 福井県小浜市 川代丸  釣果 新子アオリイカ4
 一昨日に行ったばかりではあるが、ナイトエギングが不発だったのと、昨年昼便でいい思いをしたので、行けるときに行かなきゃ〜♪ ってことで、今日も行くことになった。
 ちょうどシルバーウィークだし、持ち帰りの仕事はあるが、やり終えてから行こうと思っていると、行けなくなりそうなので、まずは遊びに行こうと考えた(^_^;)
 朝7時に集合ということで、前日の21時に出発し、関ヶ原までは高速を走ったが、後は一般道で日付が変わった頃には現地に着いて仮眠する。
 一昨日の疲れが残っていたのか、珍しくよく眠れ、6時の目覚まし音に起こされた(^o^)

  

 トイレを済ませ、準備をしていると、7時少し前にぽつぽつと人が集まり始め、船長がやってきて受付をする。今日の客は満員の8人。2人ペア3組のうち2組は左右の後ろに割り振られ、貸し竿の若者の1組は、左舷の前に割り振られた。残った私ともう1人で、残った右舷の前と2番目をじゃんけんで決めた。で、私は右舷の一番前を選んだ。釣り座の左右どちらかが空いている方が釣りやすいという思いからである。
 7時半くらいに出船し、まずはアオリ狙いに行くとのアナウンスが入る。一昨日よりは風も収まり、波も穏やかになったが、それでもそこそこ波はあった。
 20分くらいで最初のポイントに到着し、ティップランで釣り始める。水深は15m前後で、とっても浅くて釣りやすいのだが、船が流れずイマイチ調子がでない。それでも、3投目くらいにしゃくって止めた後、竿をちょい左に振ったら乗った。船中1パイ目のアオリが釣れた。これはいいかも〜!?と思うのだが、次が続かない。それでも、遠投してしゃくり、その後竿を横に引いてエギを水平移動させたら乗って2ハイ目が釣れた。
    
 でも、アオリの活性はそこまでで、誰も釣れなくなってしまった。
 すぐ後ろの若者ペアは、ジギング用の貸し竿で、船長が面倒を見ていたが、さすがにイカが釣れるという感じではなかった。まあ、それもあってか1時間ほどイカを狙ったら、すぐにジギングのポイントへ移動となった。
 ジギングは、自分にとってはまだまだ発展途上で、誘い方もよく分からないまま隣の人に聞きながらやってみる。思い出せば、去年はフォールで食わせたサゴシが初釣果だったが、今日はそんな魚影もなく・・・
 虚しい時間が過ぎていくだけである。しばらくして、隣の人がアオハタを釣ったので、ジグをスロー系にして底付近を中心的に狙ってみる。
 すると、小物の手応えがあり、やった〜!と思いつつ上げてくる、でもエソだった。(-_-;) まあ、すり身にすれば美味しいのだが、まだまだ釣れるかもとの期待からリリース。

  

 その後は、移動を繰り返しながら青物狙いでひたすらジグを落として巻くという動作の連続だった。誘い方がよく分からないので、早巻きして止めたり、1ピッチ1ジャークなどしてみるが、反応は全くない。
 そのうち、左舷の人がハマチを釣り上げた。が、連続して釣れるという感じではなく、右隣の人も、その後ろの人も同様だった。
 頻繁に移動を繰り返してくれるのだが、状況は変わらないままだった。水深は50m〜60mのかけ上がりやら、かけ下がりをせめるのだが、いかんせん魚影が薄いのか反応する魚がいない(>_<)
 釣れない時は疲労感もMAXで、でもひたすら落として巻くの繰り返しで時間は過ぎていった。
 昼過ぎに右隣の人が、ハマチを1本釣り、後ろの親子で来ていた中学生くらいの子がヒラメを1枚釣った。
船全体では、他にハマチがもう1本釣れたくらいで、8人の客が、4時間以上頑張って船中4匹しか釣れなかった。こんなんなら、知多のジギング船のが、小物ながらもよっぽどよく釣れないか?な〜んて思ってしまった。まあ、知多の船はアオリ釣りがないので一長一短なのかもしれないが・・・
 一度だけ、ジグを遠投したらすぐそばで魚が水面近くで反応し大きな波紋が(@_@)、でも手応えもほとんどないままだった。巻き上げると、自作のフックのハリが2本とも外れていた(-_-;) どうせ、シイラが食ったので外れて良かったのだが、こんな所にもまだまだ発展途上のポカミスが・・・

 14時過ぎに青物狙いを終了し、アオリを再び狙いに行くとのアナウンスがあった。朝釣った辺りまで移動して、釣り始める。しかし、無反応(>_<) 水深は10mくらいで釣りやすいのだが、アタリすらない状況だった。
まあ、この時間帯も船は流れず、遠投してやらなんやらやってみるが全くダメだった。船全体でも、同様に厳しい状況だった。
  

 終了時間まで30分くらいになった頃、しゃくる前に糸ふけを巻き取ろうとしたら、なんか手応えが(^o^)。
穂先で聞いてみたらイカの反応があって小アオリが釣れた。アシストリグ(三重ではお助けリグとも言う)に付けたエギに乗っていた。
 その後、また移動した先で、しゃくったら反応があり、もう1パイを追加した。これもアシストリグに乗っていた。
 釣りはそれで終了で、16時過ぎに帰路についた。帰りは敦賀まで行って、そこから高速に入った。順調に走ることができたが、関ヶ原手前からやや渋滞気味。それでもなんとか走って岐阜羽島まで行ったがそこで止まってしまった。一宮まで40分というので、そこで一般道へ降りたが、結局同じかそれ以上の時間がかかってしまった。名古屋高速〜名二環は順調で、でも帰宅したのは20時を過ぎていた。

 連休で天気も良く、人間にとっては好都合だったのだが、魚やイカにとってはやる気の出ない日だったようである。海中に奇岩が多く、海底も起伏に富んでいて雰囲気は最高なのだが、いかんせん期待したほどの魚影はいなかった。
 まあ、遠路はるばる行くほどの価値が感じられるような釣果が出始めたら、また行くのかもしれないが・・・そうそうは、夢のような理想郷はないと思い始めた今回の釣行であった。

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 あか〜ん(>_<)2015/10/3
 南伊勢町宿田曽 たにぐち  釣果 アカハタ(28cm)1、カサゴ1
  10月1日にちょい面倒な仕事があり、その準備等で先週はどこへも行かなかった。その仕事も無事に終わり、秋に本格化するティップランエギングに行こうと考えた。北日本では、台風が爆弾低気圧に変わり、大荒の予報だったので行くのを諦めていたが、波予報を見たら南日本は穏やかそうなので、急遽予約を入れた。
 前日は、早めに帰宅して準備しようと思ったら、帰りがけに急な仕事が入り、結局すぐには帰れず・・・釣具屋に寄らずに帰宅した。なんやかんやの準備を急いでして、出発したのは22時くらいで、一般道を走って現地に着いたのは1時30分頃だった。
 南伊勢に来るのは久しぶりで、少しだけ道が工事で変化していた。風もなく、明るい月と星を眺めながら寝る準備をし、間もなく眠りについた。

  
 5時に目が覚め、トイレを済ませてから船着き場に行き、そこでまたしばらく仮眠した。他の人も既に来ていたが、その人たちが5時30分過ぎに準備をし始めたので、自分も起きて準備をした。
 6時少し前に船長が到着し、挨拶をして場所決めじゃんけんをする。今日の客は6人満員で、皆1人だったので全員でじゃんけんをした。3番目だった私は、一番前の釣り座に入った。海面からの距離があるのだが、今日は波も穏やかそうだし、広く前方を探れるのでそこにした。
 イカダの客を乗せてまずは湾奥へ送っていき、降ろしてすぐ辺りから釣り始めた。水深は浅く、10mくらいで釣りやすいのだが、何も反応がない・・・根掛かりもないので遠投して探るが同様だった。他の客も全く釣れず、しばらくして移動となった。
 順に湾口方向へ移動を繰り返すのだが、無反応なのは同じだった。
 天候は最高で、絶好の行楽日和り。他の船もたくさんいて気分はいいのだが、いかんせんイカのアタリがない・・・(>_<)
 一度深い所へ移動するとのアナウンスがあり、30m〜40mを探るが、反応がないのは同じだった。そのうち、僚船から釣れたとの情報を得て、そこへ移動するが時合いが済んでしまったのか、イカが少ないのかそこもダメだった。
 その後も移動と流しを繰り返すが、船中誰も釣れないという感じだった。水面で青物が跳ねている時もあって、でも「ティップランのタックルでは無理かもね」と船長がいうので、眺めているだけだった。
 なんともならないまま、ちょっとだけ変化があったのは10時過ぎだった。真ん中辺りの人が竿を曲げながら何かを掛けている。上がってきたら、良型のアカハタだった。エギに食いついたらしい。それを見た、右隣の人とその隣の人はジギングに変更して、アカハタやらベラやらを釣っていた。
 で、何も釣れないよりはいいかもと思い、自分も30gのジグを取り出して、エギと交換してやってみる。すぐには反応は無かったが、まずはカサゴが釣れた。その後、ジグを遠投したり、中層を引いたりしてみても反応はなかったが、底付近でアタリがあり、結構手応えを感じながら上げてくるとアカハタが釣れていた。でも、ジグの釣果はそこまでで、他の人も釣れなくなってしまった。

  
 なんとかイカは釣れないものかと、最後までしゃくってみたが何も変わらないまま13時30分頃に終了した。終了間際に、後ろの人がコウイカを釣ったようだが、イカはそれだけだった。
 湾奥で、またイカダの客を乗せ港に帰って来た。イカダの人は、チヌやらアイゴやらいろいろと小物が釣れて楽しかったと言っていた。

 ティップランシーズンなのに・・・今年はアオリイカはダメな年かも!?との懸念が・・・(涙)
 まあ、まだ10月も始まったばかりなので、なんとか次回に期待したいのだが・・・

 帰路は一般道を走って、みえ川越から高速に入って17時には帰宅できた。少ない魚をさばいて、17時30分からの釣り番組を見ながらまったりとできたのはよかったのだが・・・

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 あか〜んU (T_T)2015/10/14
 紀北町紀伊長島 久勝丸  釣果 完全丸ボ〜ズ(-_-;)
  8月に休日出勤した振り替えを、いつ取ろうかと考えていたのだが、10月の中旬になったら取れそうだと思い、この日に休むことにした。新月の大潮だし、目的地の候補はいくらでもあり迷いに迷った。でも、近づくにつれて、日本海はやや波が高そうなのが分かり、太平洋側に行くことにした。
 一度レンタルボートにも乗ってみたかったのだが、いかんせんポイントも知らずに行っても厳しいだろう・・・ということで、HPを見ながらアオリが釣れていそうな久勝丸に行くことにした。ここは、3月に一度行ったことがあり、やり方や状況は分かっているし、慣れたティップランならなんとかなるという気持ちもあった。
 今年はアオリが厳しいのだが、ここなら2〜3ハイは釣れるかもという期待もあり、前々日に電話を入れた。今度は出船中の時間を外して夕方に(^^;)
 すると、3月の時のように、オモリの重さや準備すべきエギの種類を細かく教えてくれた。また、前日に出船確認をするように言われ、言われたとおりに電話すると5時集合、5時半出船ということと、本船がドック入りしていて、使用する別船はやや小型でトイレがないから、必ず乗船前に排便しておくようにと言われた。
   
 実はこの2〜3日前からちょい体調が思わしくなく・・・3連休最終日の体育の日は、ほとんど横になって過ごしていたくらいであった。でも、夕方には少し回復し、またせっかく平日に休めるのだからとの思いから予約を入れたのであった。12日の夜(体育の日の夜)は早めに寝たら大丈夫かも!?と思ったが、13日に出勤したらますます絶不調で、今更ながらに予約したことを後悔したというのが本音であった。で、夕方少し早めに帰宅し、いつもの医者に行って新たな薬を処方してもらった。
 そんなわけで、本気でキャンセルしようかと思いつつ、でもなぁ〜と思い悩み、なんとか20時半に出発する。いつもは妻に、三重か福井かくらいしか伝えないのだが、この日ばかりは船の名前と連絡先を詳細に伝え、最悪の時は迎えに来てくれるように頼んでおいた(^_^;)
 でも、出発してしまうと気が張るのか、普通に一般道を走り0時半くらいには現地に到着した。そして、すぐに仮眠を取り(と言っても、ウトウトくらしかできなかったが・・・)、4時過ぎに起きた。まずは港の公衆トイレで用を済ませて、準備する。他の客も準備を始めたので、船着き場の堤防には5時前に移動した。

 ちょい前書きが長くなったが、本題に入ろうと思う(^_^)
 5時半少し前に船長が到着し、船を乗りやすいように堤防に着けてくれた。今日の客は2人、2人、1人×3の7人で、釣り座は船長が割り振る方法で、私は右舷の後ろになった。
 釣り座が広く使えるのでよかったと思ったが、風が吹いて流れ始めると左舷を風に向けるので、釣りづらかった。南伊勢の船とは全く逆であった。なので、朝のうちの無風の時はよかったが、風が吹き始めると、左舷の人のラインにおまつりすることが多かった。
 船長からは、後ろを向いている釣り座の前方(=船の後方)に遠投するように言われた。左舷の人に重ならないためだが、流れが早くなると、底取りした頃にはエギは左舷方向に行ってしまっているというパターンで、なかなかうまくいかなかった。オモリを重くしようとすると、船長の指導が入るし・・・(^^;)
 まあ、ほとんど誰も釣らないので、どこでやっても同じだったのかもしれないが・・・。
 船で1パイ目が釣れたのは8時くらいだったか、無風状態で遠投して探っていた人が釣った。でも、他の人は全く・・・で、次に9時くらいに船長が同様の方法で1パイ釣った。
 でも、それ以降はそういう気配もなく、虚しく時間が流れていった。実際には5〜10分程度流して探って、気配がないと移動、それの繰り返しだった。大移動の時もあれば、100mくらいの移動の繰り返しもあった。とにかく、船でのランガンスタイルで、探って探って、やる気のあるイカを探すというスタイルは3月の時と同じだった。
 女性が1人乗っていたので、トイレ休憩にと昼に一度戻って休憩があったが、それ以外はず〜と同じことの繰り返しだった。
 昼前からは少し風が吹き始め、いい感じになったのだが、イカの気配は無かった。ごくたま〜に、何か掛かった〜!という声があったが、魚ばかりであった。ハタ類を釣る人もいて、お土産にはいいな〜と横目で見ながらも、私のエギには食ってこなかった(>_<) 一度手応えがあったが、途中で外れてしまった。ジグで狙ったら、お土産くらいは確保できたのかもしれないが、船長にジグを使ってもいいか?と聞くだけの勇気はなかった(^_^;)
 
 そんな状況は最後まで変わらず、ほとんどいないイカを偶然釣り上げるという感じだった。エギの種類とか、テクニックとかそんなのは関係なく、稀にしかいないイカの前にエギが行くかどうかが運命を分けるという感じだった。まあ、毎日海に出ている船長だけは、そうではないのだろうが・・・

 15時過ぎに終了し、空のクーラーを積み込んで帰って来た。疲労感が数倍に感じられたが、また一般道を走って帰ってきた。さすがにみえ川越からは湾岸〜名二環を使ったが、19時過ぎには帰宅した。
 さばく魚もないので、竿とリール、エギを洗って30分で片付けまで済んでしまった。
 う〜ん、次はどうしよう・・・アオリに拘らずに、釣れている魚種を釣りに行かなければと思いつつある。で、また翌日の今日は、まずまずの体調で出勤したものの、昼過ぎからまた悪くなり、しばらくは次の予約を入れる元気もないまま、週末を迎えることになりそうである。
 
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 時合いは一瞬2015/10/24
 福井県小浜市西小川 川代丸  釣果 ハマチ1(60cm)、サゴシ1(50cm)、カサゴ1
    (25cm)、新子アオリイカ2
  前回の完全ボ〜ズの釣行以来、しばらくはどこへも行かずに大人しくしていようと思っていた。体調も思わしくなく、のんびりと17日(土)、18日(日)の週末を過ごしていた。その休養のおかげか体調が回復し、まずまずの感じで週明けを迎えられた。本調子でないまま、でも気になるのは釣りの話題。
 HPをあちこち見ても、アオリイカはやはり厳しいようで、まあ無理して行かなくても・・・と思いつつ過ごしていた。ただ、釣りというのは慣性の法則が働くようで(^^;) 行かなくなると出不精(体重オーバーのデブ症は既に重症だが・・・汗)になってしまうという性質があり、このままになってしまうのは・・・という懸念もあった。
 そんな時、釣友のすぎ−Kさんから31日(土)の誘いがあり、釣りに行く方に慣性が働いた(^o^)
 で、天候を見ながら週の半ばを過ごしていると、太平洋側は台風の影響で荒れ模様。日本海側なら、24日(土)の昼間だけ穏やかそうな予報だった。ならば、福井に行くしかないと決めた。ではどこにするか・・・
 今年は三重も福井もアオリイカが不調なのだが、夜釣りで明かりで集めて狙う所もあり、そこも候補に考えた。ティップランよりは釣れそうである。しかし、月はかなり明るい時期になっており、天気予報も夕方からは波が高くなるようなので(実際その船は夜釣りは、天候不良で休みだった)、やっぱ昼間にティップランもやってくれる川代丸にしようと考えた。木曜の昼に電話をすると、「まだ2人空いています。」というので、お願いした。
 川代丸は、前回アオリ4ハイだけで厳しかったし、日々の釣果も思わしくないようである。それもあって空きがまだあるのだろうが、まあ釣れるか釣れないかはその日の状況次第なので、行くことにした。釣り堀に頻繁に行っていた頃は、曜日やら潮具合やらを考えて、「せっかく行くなら釣れる日に行こう。」と思案して決めていたものである。しかし、船釣りの回数が増えるにつけ、そういう「読み」が外れることが多いので、まあ回数行くうちにアタリの日もあるだろう、くらいの感覚になってきた(^_^)

  
 前置きが長くなったが、釣行前日の話からにしようと思う。
 いつものように、前日出発し車中泊するべく、大急ぎで準備をして、21時に家を出た。名二環〜名高速〜名神と乗り継ぎ、今回は岐阜羽島で一般道に下りて合計4時間で、小浜市西小川に到着した。下の駐車場にはたくさんの車が駐まっており、秋の釣りシーズンの賑わいを感じさせる雰囲気であった。
 でも、上の駐車場は空いており、好きな場所に駐めて仮眠する。
 5時半に起きて、6時にはトイレを済ませて準備を始める。その頃には上の駐車場も満杯になっていた。川代丸の客以外にも、貸しボートの客もいて賑わっていた。
 7時少し前に船長が来て、場所決めのじゃんけんをする。今日の客は2人×2、1人×3人で計7人だったが、私はドベ2で・・・でも、右舷の一番前に入ることができた。また、右舷は3人だったので、左右両方に広く使うことができた。
 7時過ぎに出船し、まずは浅場のアオリ狙いであった。ポイントは前回と同じ辺りで、水深は10m〜15mくらいなので、前回紀伊長島釣行で使った軽いシンカー(10g)で探ってみる。流れもないので、遠投したりもしてみるが無反応だった。
 数投目に根掛かりしエギをロストして、リーダーの結び直しなんかで効率が悪かったのもあるが、イカの活性もすこぶる悪く、船中2ハイくらいしか釣れずに移動となった。当然私にはアタリすらなかった(-_-;)
 大移動して、やや深め(25m前後)でイカを探るがここでも同様だった。この頃には、アシストリグも付けてしゃくってみるが、反応が皆無なのは同じだった。他の人も同様のようで、何も釣れないまま移動してジギングになった。
 ジギングの水深は50mくらいから始まり、深い所では70mくらいだった。一応、ジギングの基本をyou tubeなんかで研究したので、その通りにやってみるが反応はない・・・(-_-;)
 1つのポイントは10分〜15分程度。船長は魚探を見ながら移動を繰り返してくれるが魚の反応もなかった。時間は過ぎていくのに、船全体も静かなまま時間が過ぎていった。そのうち、私の左側で釣っていた人が、小型ながらも根魚(ハタ系)を釣ったので、青物系の高速ジグをやめて、底付近を狙うスロー系のジグに変更する。高速巻き上げ、ハイピッチジャークに疲れたというのもあるが・・・(^_^;)
 すると、しばらくして待望のアタリ!ちょいいい感じの突っ込みもあり、ハタ系を期待して巻き上げる。すると、見えてきたのは大きめのエソだった。10時半頃だった。これも調理をちゃんとすれはおいしい魚なのだが、船長は「なん〜だエソか。」って感じだったし、帰ってからの調理が面倒だったので、リリースした(^^;)
    
 このまま、きょうもボ〜ズかと思いつつも、まあそれもいいかも〜(*^_^*)なん〜て、思い始める。
 変化があったのは、11時を過ぎた頃だった。エソ以来、また虚しい時間だったのだが、右舷の人が「サゴシに切られた〜(>_<)」というのが聞こえた。それで、フラッシュ系のジグを1ピッチ1ジャークって感じで上層まで誘っていたら、手応えが!やっと、という感じで巻き上げる。上層なのでエソはないな〜(^^)と思っていると、サゴシが釣れた。
 やれやれ、やっと食べられる魚が釣れた(^_^)/
 でも、後続はなく・・・また虚しい時間が・・・底まで落としては巻く、の繰り返し。天候は最高で、波はなくベタ凪で、これで魚が釣れたら・・・って感じだった。
 次に変化が訪れたのは12時頃だった。直前の流しで、後ろの方の人が80cmのシーバス(スズキ)を釣った。それを見て、何らかの別のアクションをしようと、船を着け直し流し始めた時に、フラッシュ系のジグを遠投してみた。しばらく落ちていくのをラインで確認していたのだが、途中でラインが止まった。あれ?と思ってあわせるといい感じの手応え(^_^)v 巻き始めると結構な手応えで、既に疲れていた左手では竿を支えきれなくなって、股に挟んで巻き始めた。船長がタモを持って来てくれて、「たぶん青物だね」と言って、あまり竿を立てずに巻くようにアドバイスしてくれた。魚が見えてきて、無事にタモイン!ツバスよりはやや大きい、ハマチが釣れた。
  
 ちょうど、群れがやってきて、また時合いだったようで、他の人もバタバタとハマチを釣り上げた。でも、お祭りは一瞬で、皆1匹釣れただけでまた静かになってしまった。
 その後も、移動と流しの繰り返しだったが、反応はないままだった。真後ろの人が80cmのシーバスを釣り上げたり、もう1人がツバスを釣り上げたりしたが、私はアタリすらない時間をまた過ごしていた。
 でも、このころからやっと流しのパターンが分かってきた。当然だが、両舷で釣っているので、1流しごとに風上と風下が入れ替わる。無風なことが多くて、そんなことにやっと気づいた私もアホなのだが(^_^;) でも、それでジグを使い分ける釣り方ができるようになった。風を前から受ける時は、前にジグが流れるので、スロー系かやフラッシュ系を使い、逆の時は早めに落とさないと、船の下にラインが入っていってしまうので早巻き系の細身のジグを使うというパターンである。
 ジグの使い分けもサマになり、釣り方だけはいい感じになっていたのだが、いかんせん反応する魚がいないのか釣れなかった。そうするうち、14時頃、細身のジグを底から早巻きし、止めてもアタリがないので更に早巻きし、止めたらコツっとアタリが!で、竿をあおったら乗った。底から10m近くは巻き上げていたので、何だろう〜?と期待したが、カサゴだった。でも、煮魚にいいのでキープした。

 14時40分頃に、大移動して西小川に近い方へ戻った。そこでも数流しジギングだった。終了時間も近いので、1回落として誘い上げ、反応無ければすぐ移動、という感じで頻繁に移動を繰り返したが、誰も釣れなかった。15時をかなり回った頃、最後にもう一度とうことで浅のアオリポイントへ戻った。
 この頃から波が少々出てきて、風も吹いてきた。いい感じに船が流れるので、チャンスだと思って気合いを入れる。終了時間まで残りわずかなので、チャンスを増やそうとアシストリグをつけてしゃくる。いい感じで流れるのだが、いかんせん反応するイカがいない・・・(>_<)
 ここでも、1流しごとに風上風下が入れ替わるので、風下になってエギが目の前に流れる時に集中してイカの反応を待つ。しかし、ダメ・・・
 かなり流れが出てきたので、ひょっとして、しゃくった後に止めたエギが浮いてしまっているのかもと思い、25gから40gに交換する。水深は12m〜15mくらいなので40gは重すぎるし、紀伊長島なら船長から即指導が入るのだが(^_^;)、ここではやりたいようにやらせてくれるので、それでやってみる。
 すると底も取りやすいし、エギが浮き上がる感じもなくなった。そして、そのもくろみが当たり、答えが出た。
風を背に受ける流しで、ラインが船の下に入り込む時だったが、微妙なアタリっぽいものに合わせてみたら乗った。イカが小さくて半信半疑だったが、触腕1本がアシストリグのエギに掛かって釣れた。
 で、すぐに次を投入すると、穂先にコツって感じのアタリが出た。一瞬魚?と思ったが先ほどよりは大きめのイカが釣れた。これもアシストリグのエギに乗っていて、アシストリグのアタリはちょいいつもと違うな〜というのが分かった。
 それで終了で、船中ではそれほど釣れずに終わった。左隣の人がコウイカを釣り上げたが、半端ない墨の量に、掃除に大忙しだった(^^;)
    

 帰港したのは16時過ぎで、帰路は敦賀から高速で帰って来た。19時半に帰宅し、さばいて飲みながら刺身をつまんだら後は熟睡だった(^o^)
 ハマチは刺身にし、サゴシは炙ったが、う〜んイマイチって感じだった。釣り堀の青物とは明らかに違うのは分かったが、かなり筋肉質で体脂肪率が低い感じだった(^^;) 秋口の青物はエサをたくさん食べて美味しいよ〜と他の客から聞いたのだが、個体差が大きいことが分かった。
 たくさんは釣れない釣りだが、適度に釣れて面白かったし、処理するのも片付けも適度なのがよいと感じた。まあ、贅沢を言えば、もう少しイカが釣れたらな〜と思ってしまった。

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 爆風の中、初のテンヤ釣り2015/10/31
 南伊勢町古和浦 まるよし渡船 釣果 中小アカハタ7、中小カサゴ7 
  すぎーKさんがよく行っている古和浦の「まるよし渡船」(イカダへの渡船が主な船屋)の、若船長が遊漁船を始めたそうで、一度行こうという話をすぎーKさんと以前した。この船は、乗り合いはなくチャーター便しかないそうで、すぎーKさんが手配をしてくれてこの日に行けることになった。
 当日までにすぎーKさんが人を集めてくれたおかげで、すぎーKさんと彼の友達3人と私の計5人でチャーターすることになった。
 狙いはアオリと根魚で、釣り方はティップラン&一つテンヤだが、他にもいろいろとチャレンジしても良いということだった。それでまずは釣り具店で、冷凍エビとテンヤを買って来た。すぎーKさんからの情報では8号と10号を使うということだったが、それに加えて4号と6号も準備した。
 当日は気象条件もあって、10号しか使わなかった。ネット情報では(you tube等の動画)10m=1号というのが常識らしいが、実際には25m前後の場所で10号を使ってちょうどいいくらいであった。 
  
 さて、事前にいろいろと現地の情報をすぎーKさんに教えてもらい、今回も前日に出発する。迷うことなく一般道を走って4時間で到着する。早めに出発したおかげで、12時過ぎには仮眠に入った。
 4時過ぎから人が集まり始め、まだ真っ暗なのに5時頃の1番船でイカダに渡っていく人もいた。5時過ぎにトイレを済ませて準備を始める。着いたときには穏やかだったのに、結構強い風が吹いているのにこの時気がついた。前日の波予報は穏やかだったし、天候は晴れ、それほど強風の予報もなかったのに・・・(T_T)
 5時半前に皆さんが到着し、挨拶をして荷物を移動させた。風は相変わらず強く吹いており、空も雲が広がっていた。
 6時少し前に船長が起きてきて、荷物を積み込んで出港する。船は大きな船で5人で釣るにはもったいない大きさだった。
    
 また、大型の船なので揺れも少なくて快適に釣ることができた。ただ、天候だけはどうにもならず、沖合に出ると時折突風混じりで強風が吹き付けていた。
 そんな悪条件の中、まずはティップランでイカを狙うことに・・・でも強風と潮の流れが半端無く、40g〜60gくらいのシンカーを使っても、底取りしてしゃくって待つうちにラインが横に浮いてしまった。2度目の底取りをする頃には、遥か遠くまで流れてしまっているという有様だった(-_-;) そんな中でもすぎーKさんが1パイ釣った。さすが〜(^O^) でも、他は誰も釣れず・・・
 で、ティップランの本命ポイントに移動してみることになったのだが、ここはさっきより強風がまともに吹き付ける場所であった。風の吹く方向もころころと変わり、とても釣りをする条件ではなかった。1流しするかしないうちに移動となった。空の雲は厚く、気温も急激に冷え込んでしまい、寒さで鼻水が出るほどだった(>_<)
 それで、イカ釣りに見切りを付け、風裏の場所に移動してテンヤ釣りになった。船長は普段結構重いテンヤを使っているというので、10号のテンヤから落としてみる。水深は20mちょっとだたっと思うが、、これでもかなり流されて、2回目の底取りする頃には40〜50m先へ流されて行った。
 でも、ラインを出して底を取ってみると、穂先にコンコンというアタリがあり、何か魚が乗った!と思って巻いてくるとベラが釣れた。
   
 それまで生命反応とは無縁だったので、それでも嬉しかった。とりあえず、ベラをリリースして次のエビを付けて投入すると、すぐにアタリがありカサゴが釣れた。その後は、落とせば必ずアタリがあり、2〜3回に1回は針掛かりするという感じで楽しめた。
 時折、いい感じの手応えがあり、アカハタも釣れた。底から誘い上げる時よりは、底にエサを置いてアタリがあってから聞き合わせる方が乗りが良かった。
 ただ、風の影響を避ける場所限定なので、最初の流しは乗りが良かったが、だんだんエサだけ取られるようになっていった。
   
 それでも、エサを使っているおかげで何らかのアタリがあり、適度に釣れた。船全体では、オオモンハタやら良型のカワハギが釣れた。船長によれば、エビよりもイカの方がエサ持ち良いそうで、誰も持っていなかったのでワームで釣っていた人もいた。でも、ワームだとアタリが減るようであった。
 11時を過ぎた頃、少し釣り方を変えようとジグを取り出してみる。ちょい投げして誘ってみると、アカハタが釣れ、しばらくしてまたアカハタが釣れた。
 ティップランで流す場所でもあるというのも聞いて、何回かティップランをまたやってみるが、こちらは無反応だった。今年は、市場でもアオリイカは高値だそうで、やはり個体数が少なく簡単には釣れなかった。
 でも、船長によれば、僚船は10パイ釣ったそうで、少ないながらも運が良ければ釣れるようであった。
 12時に終了し、帰港した。その頃には日も出て、気温も上がり少し穏やかになってきた。
 すぎーKさん他に挨拶をして、12時半には帰路についた。時間に余裕があったので、また一般道を走って、みえ川越から高速に入って帰宅した。
 悪天候のためいつもより疲れたが、初チャレンジのテンヤ釣りはとても楽しかった。久しぶりに食べたアカハタの刺身も絶品であった。

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 今回も荒天(-_-;)2015/11/21
 福井県小浜市西小川 川代丸  釣果 アオリイカ1(400g)
  11月7日は休日出勤したし、14日はすぎーKさんにお誘いいただいたものの波高4〜5mの荒天に恐れをなしキャンセルさせてもらったし・・・。ということで2週連続でどこへも出かけずに過ごした。
 次は3連休なので、どこかへ行こうと考え始めたのが18日の水曜日。波の予報を見ると太平洋側は高そうなものの、日本海側は穏やかな予報。で、いつもの小浜川代丸に予約を入れた。
 しかし、日が経つにつれて天候は悪い方へ変わっている(>_<) そして前日になる頃には、波は高く、北風も強く吹くという予報になっていた。ありゃりゃ・・・  
 10月31日の古和浦の強風、高波でキャンセルした11月14日の古和浦、そして今回で連続3回目の天候不良である(涙)
 川代丸は、以前ナイトエギングに行った時、結構な荒天でも出船したので、ここは出船取りやめはなさそうなのだが、できればキャンセルしたい気分。しかし、直前にキャンセルするのは迷惑だろうと行くことにした。
 客は急にキャンセルするのは迷惑だろうと思うし、一方船長は「せっかくお客さんが来るのなら、少々荒天でも出船しなければ。」と思うだろうし・・・というお互いの思いやりが、結局は不幸な結果を招くというのが釣り船の逃れられない宿命なのかもしれないなぁ〜 な〜んて思ったりもした(^_^;) 客も船長も、「これくらいの波や風なんてへっちゃらだい〜(^_^)/。」という強がりもしたいだろうし。
 平日の空いている日に、前日の予報を見ながら予約を入れられるような身分になりたいと思うものの、そうなったらそうなったらで、残りの人生が短くなるわけで・・・ちょっと複雑ではある。
  
 さて、前日はいつものように早めに準備をして20時半頃に出発する。関ヶ原までは高速を使ったが、後は一般道を走って約4時間で到着した。途中雨がぱらついたが、まだ穏やかな感じ。トイレを済ませて仮眠する。11月下旬にしては暖かく、比較的よく眠れた。
 6時前に起きて下の駐車場まで行ってトイレを済ませるが、曇天で強風が吹いていた(T_T) 先月来たときは釣り客で一杯だったのに、車は少なめだった。貸しボートも休みのようで、イカダの客と堤防釣りの人がまばらにいるだけだった。
 7時に船長が来て受付をし、じゃんけんで1番負けたものの、私は左舷の1番前に入ることができた。荷物を移動させ、出船したのは7時半くらいだった。港を出るまでは良かったが、その外は結構な波で、船首は波をかぶって荷物はびしょびしょだった。
    
 朝から青物狙いをするそうで、高い波の中を微速で航行し、いつもなら30分で行ける距離を1時間以上かかった。8時半過ぎにポイントに着いたが、周囲に船はいなかったので、他の船は休船したようである。
 ポイントは前回釣った辺りなのだが、立っているだけでも厳しい感じ・・・(-_-;) でもなんとかジグを落としてしゃくってみる。当然反応はなく・・・ でも、周囲の人がツバスをぽつりぽつりと釣っていた。自分も、とやってみるが、しゃくりのパターンがまずいのか反応してくれる魚はいなかった。
 その後は移動と流しの繰り返しで、一流しごとに、右舷と左舷で風上と風下が入れ替わるので、移動の時にジグを付け替えて対応していた。また、移動の間はしぶきをかぶるので、キャビンに非難して休憩し、船を着け直すと出て行ってしゃくるということの繰り返しだった。
 波はますます高く、立っているのもやっとな感じ(-_-;) 単調な釣りパターンのせいもあり、2時間くらい経過した頃から頭痛がし始めた。いわゆる船酔いである。そして、だんだん気分も悪くなり、でもなんとか持って行ったリンゴを食べたりして凌いでいた。
 ただ、こんな状態なので積極的に釣るというよりは、移動時のキャビンでの休憩と、船を着け直した後とりあえずしゃくるという作業の繰り返しだった。思考能力も失われ、嘔吐しないように耐えているのがやっとだった。キャビンには既に体調不良でリタイアしている人もいた。
 いつもなら、もうこんなに時間が過ぎてしまった、と思うのだが、この日だけは残りの時間まで後何時間と思いながら、ひたすら耐える感じだった。
 11時を過ぎた頃に、やっと魚の反応があったが、軽めの手応えに上がってきたのはエソで、水面で外れて自動でリリースした。これで少し気分の悪さが治ったが、物事は単純ではなく、また30分程したら気分の悪さが戻ってきた。
 全身に力が入らない感じで、ひたすら早く終われ〜と思う以外に何もなく、また日頃の仕事の断片ばかりが思い出され、ますます気分不良は増していった。それでも、なんとか嘔吐にまでは至らず昼過ぎになる。
 ここで、アオリに変更との指示があり、大移動した。その間、キャビンで壁にもたれて上を向いていたら、少し回復した。
 13過ぎにアオリのポイントに着く。前回と同じ辺りである。さっそくアシストを付けてやってみる。陸に近い所なので波は高くはなく、でも風は強かった。船酔いは治ったが、強風に船が流されてエギがすぐに浮いてしまう状態だった。そこで、シンカーを思い切り重くして、浮き上がらないようにする。でも、アタリはなく虚しい時間を過ごしていた。
 ここでも一流しごとに、右舷と左舷で風上と風下が入れ替わるので、それを考慮に入れながら工夫してみるが無反応だった。前回のパターンならここらで・・・と思う頃に掛けたのは真後ろの人だった(右舷の一番前)。この人、その後も調子良く掛け続けて、7杯釣っていた。一方、私の方は「なんで〜(*_*)」ってくらいアタリもなく、アオリには見放されていた。
 私と真後ろの人は、ほぼエギの位置が重なっていたようで、少ないアオリをあっちに全部取られてしまったって感じだった(T_T)
 それでも、4〜5流し目にやっと乗って、1パイ釣れた。今季はまともなアオリを釣っていなかったので、本当に久し〜〜〜〜〜〜ぶりの手応えを楽しみながら釣り上げた。
    
 でも、その後はまた沈黙・・・
 14時過ぎにもう一つポイント移動した。ここはやや深めで、ちょい根掛かりがあり、エギを一つロストした(-_-;)
 2流し目で、穂先に明確なアタリがあったが、巻き上げる途中で外れてしまった(涙) で、これでアオリは終了して、最後は再び魚釣りのポイントに移動した。
 さすがに、もう船酔いはなく、また最後だからとがんばるが、釣れたのはフグとエソだけだった。エソも処理方法次第では美味しい魚なのだが、へとへとに疲れ切っていたので、持ち帰ってさばく気力もなく・・・でリリースした。
 これで終了で、17時少し前に出発した。帰路も関ヶ原までは一般道を走って、20時には帰宅できた。
 夕食はアオリの刺身で1杯やり、その後は熟睡だった。

 冬に向かう日本海は、天候の変化が激しく、よほどよく考えないと今回のように厳しいことになってしまいそうだ。次はどうするのか・・・やっぱ冬場は釣り堀か(^_^;)

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