釣行記2017  釣り堀編   

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6月10日 福井県日向湖 レインボー  8月25日 三重南伊勢町 辨屋

半年ぶりの釣り堀2017/6/10
 福井美浜町日向湖 レインボー  釣果 タイ7、シマアジ1、イサキ3
 ずいぶん前に滋賀のロードさんから6月の誘いをもらっていた。しかし、何週かに渡る土曜日に仕事の予定が入っていて、事前に確約するのは難しいと回答していた。実際、運次第では仕事の予定が短縮される場合もあり、また雨が降れば仕事は中止になるのだが・・・ 当日になって、「雨だから仕事は中止になった。」と急に参加するわけにもいかず(^_^;)
 そうしていたら、3日(日)の昼過ぎにロードさんから緊急の連絡があった。急に欠員ができたからできれば参加して欲しいと・・・ それまでの仕事は順調に進み、この10日(土)はなんとか空いているので、参加をお願いした。次週17日(土)はまた仕事だし・・・(>_<)

 ということで行くことになったのだが、釣り堀に行くのは昨年末の辨屋以来。仕舞い込んだ道具を引っ張り出し、仕掛け等を確認して準備するのにも時間がかかった。まあ、新たに買い足したのはクッションゴムと、シラサをブクから掬うネットくらいだった。
 餌は冷凍庫に入ったままになっているものを使用した。いつも、使い残しの餌はそのまま冷凍庫に入れて再使用してるので(^_^;) エサ屋で買ったのはシラサとアオイソメ、ニジマス(活きアジの代用品)くらいだった。
 当日は11時に集合というのでゆっくり目に出発できるのだが、事前情報でニジマスは滋賀高島の303釣り具にあるとロードさんに教えてもらっていた。それで、木之本で高速を下りて一般道を走り、少し遠回りになるルートで行くことにした。なので7時前には出発した。
 ほぼ予定通りで9時30分過ぎに303釣り具に到着。駐車場でしんさん、H田さんと会い、ご無沙汰の挨拶をした。その後、コンビニに寄り10時20分には現地に到着した。

  
 11時前には皆さん集合し、イカダの状況を見ながら5号、6号のどちらがいいかを聞き、その希望に基づいてじゃんけんでの場所決めをした。結果、私は5号の4番目だったが、上記の位置になった。14時過ぎには引き潮になることを考えて、3番目までの人は皆沖側(事務所側とは反対)に入った。晴れて暑いくらいだったが、結構風も吹いていて、風を背に受けようというのもあったらしい。それで、私は陸側を選択するしかなかったのでこの場所にした。時折向かい風が強く吹いて、少々釣りづらかったが・・・。

 午前の人が片付けるのを待って、すぐに準備をして11時30分を過ぎたところで仕掛けを投入する。しかし、無反応・・・(-_-;) 皆さん全然アタリがない。そのうち、しんさんヒラマサを掛けて釣り上げた。活性はいいのかと期待して、私もニジマスを付けて7mくらいでやってみる。すると、しばらくしてオレンジのウキが沈んでいった。充分かな?と思って会わせたが乗らなかった・・・(>_<)
 その後は、どうしようもなく・・・皆さんも同様で静かなままだった。
 1時間30分くらいして、1回目の放流がされた。準備が間に合わなくて、青物仕掛けに黄エビを付けて7mに落とすとすぐにアタリがあり、最初のタイが掛かった。半年ぶりの手応えを楽しみながらボ〜ズ脱出(^o^)
 ヘチ竿の準備もできたので、それでもやってみようとまた黄エビで落とすと素直にアタリがあり、2匹目が釣れた。しかし、その後は小物竿とヘチ竿の交互にアタリが出たものの、2本の竿を操るのでそれぞれに集中できなかったのもあって、魚影が見えるくらいまで寄せたのにバラし・・・(T_T)だった。
 そこでアタリは止まってしまった。やはり、活性のいいときは1本竿で確実に合わせを入れて釣り上げるべきだったと反省した。
  
 この頃から雲行きが怪しくなり、予報通り降り出すかもって感じになってきて、15時近くには雨が降ってきて、時折は本降りのように降ってきた。
 活性がストップしてからはぱったりとアタリはなく、非常にはっきりした感じだった。数を伸ばすのには、いかに手がえしよく釣るかにかかっている感じだった。
 手も足も出ないまま、14時15分くらいに2回目の放流があった。青物の他に小物も放流された。ここぞと皆さん活きエサで狙う。しかし、誰にも当たらない(-_-;) 青物放流後30分は1本竿で、というグループでのルールもあるので皆さん青物に集中する。しかし結局青物は全く反応なく、1本も上がらなかった。
 練り餌でベタ底を狙っていた人が、大ダイを上げたくらいだった。
 う〜ん、どうしようこのままタイ2匹で終了か・・・ と思いつつ、イカダ全体が落ち着いた頃に青物を諦めて、5mくらいの棚にダンゴ餌を付けて様子を見る。
 すると、穂先に反応が!久しぶりのアタリにワクワクしながら送り込んでグッと入ったときに合わせると、結構な重量感。走られたが竿先をたたくので、シマアジを確信して慎重にやりとりする。ちょっと時間がかかったが、なんとかゲットできた。
 すぐさま同様のことをすると、すぐにアタリがあってまたシマアジか?と思ったら、今度はタイだった。
  
 この後、アタリが7mで頻発し、ダンゴやら黄エビ、シラサを適度にローテイションして4匹タイをゲットした。食いが浅いのか、バラシも数回あった。
 いい感じでスカリは賑やかになったが、このアタリも30分くらいで止まってしまいどうにもならなくなる。
 雨も結構降ってきたし、そろそろ環境も変わって青物に変化がないかなと思ってまた活きエサで狙う。しかし、ダメ。いつのようにキビナゴ、イワシでやってみるが同様だった。棚が違うかもと思って、さぐり竿にドングリウキを付けた仕掛けで、浅い棚から深い所まで探ってみたが反応はなかった。あれだけ放流された青物はどこへ???
 どうにもならない状態で、イカダ全体低活性のまま、聞こえてくるのは他のイカダの歓声ばかり。6号のロードさんは着々とWツ抜けに向けて釣り続けているし・・・
 結局青物は誰の餌にも食いつかないまま、16時30分を過ぎる。6号は5〜6本上がったらしいが、この5号はしんさんが最初に釣ったヒラマサだけだった。
 もうどうにもならないまま、ただ餌をイカダの中に入れているだけで最後の時間を過ごしているだけだった。そんな時、ふと足下を見ると1mくらいの網際に、イサキらしい魚がホバリングしている。ひょっとしていけるかも!?と思い、へち竿にアオイソメを付けて落としてみる。ダメかな・・・と思ったが、ちょっとキープすると寄ってきてコツコツと穂先に反応があり、送り込んで糸が斜めになったときに聞き合わせると掛かった!見釣りでイサキが釣れた。
 1匹釣れたなら他にもいるのかもと、また同じことをやってみる。今度は魚影は確認できなかったが、ちょっと揺らせて様子をみると、すぅーと寄ってくる魚影が(^_^) 穂先で聞きながら、ぐっと入った所であわせると掛かり、さっきよりも良型が釣れた。しかし、それ以上はダメだった。
 もういないかな・・・と思い、片付けをしながらまた見ると、小型ながらイサキの魚影が見えた。しかも2匹で泳いでいる。でも、餌を落としても食いつかず、すぐにどこかへ泳いで行ってしまった。もう、これで終わりかと置き竿にしたまま、本格的に片付けをしていると、へち竿の穂先が曲がっている(^^) 3匹目のイサキが釣れた。しかし、これが本当に最後で、他のイサキはいなくなり、代わりに編み目をくぐって入ってきた10cm以下の雑魚がいるのしか見えなくなって、完全に終了した。
 
 18時少し前に出発し、一気に高速で帰宅した。今日は一宮付近の渋滞もなく、20時10分過ぎには帰宅できた。しかし、魚の処理に時間がかかり、22時近くにやっと刺身をつまんで、一杯飲んだら後は爆睡だった(^_^;)

 PS ロードさんのおかげで、久しぶりにレインボーの2部に行ったのだが、放流後にパタパタとあたる時間以外には活性は低かった。また、潮の具合を読んで沖側に入った人たちに、後半よく釣れるのかと予想したのだが、そうでもなかった。場所の偏りが結構あるのだが、パターンが読めない釣り堀である。釣れるか釣れないのかは運次第という感じである。少なくとも自分の技量では(^_^;)
 
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 暑かった(泣)2017/8/25
 三重南伊勢礫浦 辨屋  釣果 カンパチ1、タイ1
  ずいぶん前に滋賀のロードさんから、「8月25日の少人数貸し切りを計画しているので、よければどうぞ。」と誘われていた。2年前にはこの時期に1人で辨屋に行き、偶然乗り合いは自分だけで、貸し切り状態で大釣りしたこともあったのだが・・・
 暑そうだし、できれば他の釣りに行きたいという思いもあり参加はお願いしなかった。

 8月も下旬になり、何釣りに行こうかと天候を睨みながら考えていると・・・
 ロードさんから緊急の電話があり、ご自身が親戚の不幸で行けなくなり、急遽参加者を捜しているのでお願いできないかということだった。平日ということもあり、なかなか代わりが見つからず、ずいぶんお困りのようなので、参加することにした。

 当日は5時に集合と言われたが、いつものように前日出発した。21時30分には出発し、昔行き慣れた玉城のエサ屋に寄り、シラサとウグイ、アオイソメとカメジャコを買った。他のエサは冷凍庫の在庫を持参した。
 深夜に礫浦に着いたが駐車場には誰もいなかった。トイレを済ませ、仮眠しようとするがさすがに暑い(>_<) 仕方なくエンジンをかけたまま眠ることに。といっても、常時エンジンがかかっているのではなく、モーター用のバッテリーがあるうちはそれを使い、なくなるとエンジンがかかるようだった。
 4時30分に起きてトイレを済ませ、準備を始める。5時になった頃に氷り売り場でしんさんを発見、他の人とも挨拶をし、ロードさんの代行業務をするKさんに代金を預け受付をしてもらう。実は、今回の参加者の方々のほとんどとは初対面で、ちゃんと出会えるのかちょっと心配だったのである(^_^;)
  
 5時30分、朝一番の船で渡してもらう。予約してあったイカダは11号と13号の繋がった2基で、Kさんグループが13号に入るというので、残った私たち4人は11号になった。じゃんけんの結果、私は11号の西側になった。私の後ろには、13号がある位置である。
 準備ができたら釣っていいということなので、まずはいつものようにキビナゴで様子をみる。しかし、何のアタリもない。棚が浅いのかと思ってちょっと深くしたら、根掛かりしてしまった。
 また足下に流れ込む上げ潮があり、軽い仕掛けで放置すると、横網に掛かってしまうことが頻発した。一度はPEから切れしてしまったり、といいところが全く無い、アタリもない厳しい状態だった。
 そのうちしんさんが、青物を掛けたのだがハリス切れでバラし・・・しばらくしてまた掛けたが、またバラしだった。それで、いよいよ静かになってしまい誰にもあたらない、釣れない状態になってしまった。
 一方13号はまずまずで、ぽつりぽつりと釣れていた。

 結局1回目の放流まで11号で上がったのはシマアジとタイが1〜2枚で、全部沖側のHさんだった。7時過ぎになれば潮変わりで、自分の方が釣れるかもと期待したのだが、潮が入ってくる方角にイカダ(13号)があるとそうではなっかた。イカダが障害物になり、流れが遮られるようだった。その一方で13号はそういう障害物がなく、順調に西側が釣れていた。
 8時過ぎにやっと1回目の放流があった。見てはいなかったが、他の人によれば14〜15枚くらいタイが入ったようである。
 さあ〜、やっと釣れるようになるのか〜と期待するも、活性が上がらない。自分にはアタリすらなく、時間を浪費した。イカダ全体でも2枚くらい上がっただけで、放流されたタイはどこへ???って感じだった。

 朝から雲もなく、暑い日で汗が滝のように流れる日だった。熱中症予防に、水分をたくさん摂っていたが、すぐに汗になって流れ出る状態で、もうこの頃には思考能力も失われ、アタリもないのでやる気はほとんどない状態だった。できれば、もうどうでもいいからこの状態から抜け出したい(帰りたい)というのが正直な気持ちだった(^_^;)
 そんな中、変化は突然来た。甘エビを付けて竿受けに放置して、テントに移動してお茶を飲んでいると、竿が引き込まれている(@_@) 走っていって、竿が落下する前に手が届き、持つといい感じの手応えが(^o^)
 しばらくすると走り始めたので青物宣言、他の人の仕掛けが絡んだままだったが、なんとか寄せてくるとカンパチだった。でも、魚体が見えてくると口に掛かっていない。あれ?とよく見るとエラに掛かっていた。それでも、しんさんに掬ってもらい、この日初の釣果にやれやれであった。エサを食ったわけではなく、たまたま通りかかったらエラに引っかかったようである。意外にがっちり掛かっていた。
  
 ただ、スカリに入れると息絶え絶えで、元気はなかった。やはり高水温が影響しているようである。途中で死にそうになったら、自分で締めようと時々見ていたが、なんとか終了まで生きていた。何度も口を水面に上げ、苦しそうに泳ぎ、スカリを揺すると潜っていく、そうしたことの繰り返しだった。
 その後は、またどうにもならない状態は続き、汗が滝のように流れ、ひたすら水分補給しながらの釣りだった。座っていて立ち上がると立ちくらみ・・・、頭痛もし始め、体調は思わしくなく、思考能力はますます奪われていった。
 エサを変えたり、底が狙えるように棚オモリに胴付き仕掛けでやってみるのだが、効果はなかった。潮の流れも大してなく、それも活性の上がらない要因のような気がした。
 10時頃に青物の放流船がやって来た。少しは状況が変わるのかもと活きエサで期待を込める。しかし、だれにもアタらない・・・ 他のイカダも同様のようで、「青です〜!」という声は全然聞こえてこなかった。
 すべては高水温が原因のようで、しばらくしたら放流されたカンパチがふらふらと網際の浅い所を泳いでいた。それではと思って、タモで掬おうとタモを構えて準備、自分の前に来たときに半身が入ったが、ちょいタモを動かすのが早かったのか、反転して逃げていった。その後は、同様に回っていたがやや深めに泳ぐようになり、掬える状況ではなかった。
 放流されたタイはどこへ???青物も全然食いつかない・・・、とにかく厳しいの一言だった。極たま〜にHさんが釣り、しんさんが釣るぐらいだった。
 イカダの中心を諦めて、コーナーに虫エサを落としてヘチ竿でやることにする。全くアタリがなかったが、7mくらいにしたらアタリが!「これは!」と思ってあわせると根掛かり(>_<) イカダの外の魚が食っていただけだったようだ。
 そのうちまたHさんロードさんの自作エサで釣れたというので、それをもらいに行く。しかし、自分の仕掛けを入れた辺りにはタイがいないのか、釣れなかった。他の人も、同じエサで狙うが、しんさんが釣ったくらいで以後は続かなかった。
 またヘチ竿でコーナー狙いに戻す。しばらくは何の反応もなかったが、何回目かに糸が横に走った。あれ?と思ってあわせると一気に走ってスプールを抑える親指が熱かった。それでも、やや止まったので巻き上げたのだが、途中でふっと軽くなってしまった。切れたのかと思ったが、ハリ外れだった。横に走ったので、青物だったのかも知れなかった。
 う〜ん、チャンスをものにできない悔しさを胸に、再び虫エサで探ってみる。するとまたアタリが(^^) コツコツの後、穂先が入ったときにあわせたら乗った。今度は石物っぽい引き、期待しながらしばらくやりとりしたが、またふっと軽くなってしまった(泣)
 以前、ヘチ竿は穂先が硬いので石物狙いには向かないのを実感していたのだが、2.7mの長さがあるのでそのまま使っていた。それが、今回の敗因だった。3mくらいのチヌ用イカダ竿があればいいのに・・・
 それで、魚は散ってしまったのかもう何もあたらなくなった。
 12時頃、昔のレシピで作った自作のエビを真ん中に落とし、やや左に穂先を振って、更に1mくらい巻き上げてお茶を飲んでいると、穂先がやや曲がっている感じ(^o^) ちょっと様子をみていると、ぐっと入ったのであわせると掛かり、大きめのマダイが釣れた。マダイ1匹にこれだけ苦労した経験は記憶にないくらい稀少な体験だった(^_^;)
  
 でも、それ1匹だけで追加はなく・・・ また暑さとの戦い、アタリもなく虚しい時間を過ごすだけの修行の再開だった。
 この時間帯も、隣の13号はぽつぽつ釣れていたようだったが、11号はHさんが1匹釣ったくらいだった。
 手も足も出ないまま、13時20分を過ぎ、あたふたと片付けをするうちに迎えの船が来たが、その時間に13号のKさんがヒラマサを掛け、やり取りでしばらくかかりそうなので、迎えを最後にしてもらうように頼んで、14時少し前に帰港した。
 辨屋はイカダに着けた船で魚を締めてくれるので、酷暑の夏にはとってもありがたい。また、スカリを自分で持つこともないし・・・
 荷物を積んだ後、かき氷のサービスがあるので、それを食べ、14時30分には現地を出た。帰路は事故渋滞があり、途中まで一般道を使ったりしたが、結局帰宅できたのは18時近くだった。
 2匹だけなのでさばくのに大して時間もかからず、19時過ぎには夕食を摂ることができた。

 猛暑で水温が高いというのもあるが、在庫が少ないイカダに当たったようだった。他のイカダはここまで厳しくなかったたところもあったようだし。やはり魚の密度が低いと、活性も上がらない気がする。密度の高い状態にエサを入れると入れ食い状態なのは、マス釣りなどで経験することである。ボ〜ズ保証があった頃の某釣り堀の、スーパー釣り堀も同様であったし。
 そういう意味では、釣り堀は情報戦なのかもしれない。
 また、潮の流れに対して他のイカダがあると、流れが遮られるというのも今回よく分かった。もし、潮の流れが逆だったら、もう少し違っていたのかもしれない。
 いずれにしても、とっても疲れた釣行だった。

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