船釣り編 
上半期(1月~6月)
目次 2月28日 三重県大紀町錦 太幸丸 3月16日 南知多町片名 忠栄丸
5月23日 福井県越前町 心友丸
| 遅い今年の初釣り2022/2/28 |
| 三重県大紀町錦 太幸丸/釣果 スルメイカ35、アカイカ小1 |
| 昨年の11月にアオリイカ釣りでボ~ズをくらって以来、3ヶ月ぶりの釣りであり、2022年の遅い初釣りであった。 その間、自分の体調不良からの通院もあり、また年老いた父の入院もあり、なんやかんやで釣りから遠のいていた。まあ、厳冬期で(特にこの冬は、例年に比して寒さが厳しく)天候が荒れる日も多く、穏やかな日があまりなかったのも一因ではある。 また、新型コロナウィルスの変異種の猛威で、出かけづらい社会情勢は変わらず、また大国が軍事力で侵攻するなんて事態もあり・・・ 21世紀になったのに、パンデミックや狂気の指導者によって、当たり前だと思っていた日常がいとも簡単に壊されていく時代に、釣りに行っていていいのだろうか?という疑問と、逆に不透明な時代だからこそ、「やれるとき」に「やれること」をやっておこうという気にもなって、出かけることにした(^_^;)。 ちょっと論理に飛躍があるものの、先行きが不透明な時代に人々が刹那的に生きるのはよくあることでもある。 さて、釣りに行くとしてどこへ行こうかと調べてみると、日本海のヤリイカは、釣れるものの数は伸びない感じ。更に、悪天候によって出船できないことが多く、天候と自分のスケジュールが合わない(T_T) 一方で太平洋側は、スルメがそこそこ釣れているのと、ちょうど自分のスケジュールと天候がうまくマッチしたので、行き慣れている太幸丸に行くことにした。 当日に確認の電話を入れてから、一般道を多めに走って、行き慣れた錦の港に着いたのは16時30分頃だった。17時集合と言われていたので、急いで準備をする。コロナが流行して以来、屋外のレジャーである釣りは人気が急上昇して混み合っているのだが、今日も駐車場には多くの車が停まっていた。 既に着岸していた愛海丸の船は堤防の方にいたが、太幸丸はいつもの桟橋に着くようで、太幸丸の他の客は桟橋に移動を始めていたので、自分も移動した。 17時ちょっと前に船が到着し、代金の支払いと釣り座の抽選をした。今日の客は10人で、私は4番くじで左舷の一番前になった。比較的空いている平日を狙ってきたのだが、今日もほぼ満船であった。 ![]() 出港してみると、やや波があって水しぶきを浴びるので、後方へ移動した。 20分ほどでポイントに着き、水深60mちょっとの所にアンカーが入れられた。スッテは15号でも大丈夫そうだったが、隣との距離が近いので20号で真下に落ちるようにして探った。 これは最後までほぼ同じで、棚の浅いときに少し15号でやってみたが、深い所を探るにはやはり20号が適当だった。 ![]() ![]() 17時30分くらいに暗くなってきて明かりが灯されたが、すぐには反応もなく、周囲の人も同様だった。 18時を過ぎた頃、船長からベイトが30mより上に入ってきたとのアナウンスがあり、浅くしようと巻き上げていたら25m付近で急に重くなり、オマツリか?と疑ったがイカの反応が穂先にあるのでそのまま巻き上げて、今日の1パイ目をゲットした(^o^) しかし、その後はすぐには続かず、周囲の人がスッテ3個で着々と上げているのを見て、枝を2個付けた仕掛けに変更した。 そうすると、ぽつりぽつりとだがアタリがあったり、誘い時に乗ったりで3~4ハイを追加した。 20時過ぎに浅いところで釣れ始めたというので、20m~15mで誘って待つと反応があり2~3ハイを追加した。しかし、同じ棚ではせいぜい2~3ハイまでで、それ以上は釣れなかった。アタリ棚でポンポンと釣れる時もあれば、しばらくヒマヒマで反応なしという状況を繰り返した。 竿頭の人は、深さをいろいろと変えてヒットさせていたが、「浅いところで釣れるなら」と20mまでを中心に狙ったのだが、それが数がイマイチ伸びない原因なのかもしれないと思った。 時間が経過するに従って波はやや収まり、風は少々あったが酔う感じではなかった。しかし、釣れない時間が長く続くことはなく、常に穂先に集中していたので、結局夕食はパンを1つ食べただけであった。そのためか、波の割には足がふらついてよろけることがよくあった。 途中アタリがやや遠のいた時に、スピニングタックルに持ち替えて、遠投してカーブフォールをさせてみたが、釣れたのは1パイだけだった。 その後も20mまでの棚で、いいときは3連チャン、でもその後しばらくヒマヒマ状態、というのを繰り返し、なんとかまずまずの数を得ることができた。 ![]() ![]() 22時を過ぎた頃、残り30分というので最後の追加を狙ったが、なかなか思い通りにはならなかった。深い所にいるのかもと棚を下げたら反応があったのだが、巻き上げ途中でバラしてしまった。 そんな中でもポツリポツリと追加する人もあって、何が違うのだろうと思いつつ、様子を見る余裕もなく自分の穂先だけを注視していたため、結局は自分の過去の成功体験をなぞることしかできなかった。結果は、良くない方向にしか向かず、めざましい追加をすることなく終了した。 終わってみれば、まずまずの釣果で久しぶりのスルメイカの強い引きを堪能した。竿頭は65ハイだったようで、反省点、次回への課題はまだまだあると思うが、たまにしか出かけない自分にとってはまずまず満足すべきものであったと思う。 久しぶりの釣行に疲れたのと、揺れる船上で踏ん張っていたために、帰港して上陸したら足の力が思い通りに入らず、よたよた歩きだった。年齢的にもだんだん厳しくなっていく一方なので、躊躇なく、行ける時にどんどん出かけなければとも思った。 目次へ 一番下へ |
| イカの反応が分からない2022/3/16 |
| 南知多町片名 忠栄丸/釣果 コウイカ5(330g~615g) |
| 前回三重の太幸丸に行った後、できれば日本海でヤリイカを釣りたいと思っていたのだが、自分の都合と穏やかな天候がマッチせずに行く機会を逸してしまった。 感染症やらロシアの侵攻やらで世界は危機に瀕していて、また身近なところでは、自身が再任用になって給料も激減したのに燃料代を始めとして物価はどんどん値上がりし、釣りに頻繁に行くのは憚られると思いつつ、でもやっぱり行けるときに行かないと後悔しそうで(体力も年々衰えているし)・・・ということで行き先を模索していた。 そうしているうちに月は満月に向けてどんどん明るくなり、半夜便には厳しい状況。 そこで昼間に釣れるものを探した。今まで行ったことのある福井のジギング船か三重のタイラバか・・・その他は?と探すと近場でコウイカが釣れているようなのでそれにしようと思った。 コウイカはアオリイカ狙いの外道で釣ったことはあるのだが、数は釣れないので、専門に狙うなら一度やってみたいという思いもあった。実は、昨年もこの時期限定でコウイカ狙いの船が知多から出ていて、行こうと思いながら結局行けなかったという事情もあってのことである。 まあ、知多半島なら自宅から1時間程度で行けるので費用負担も抑えられるし(ガソリンがどんどん値上がりしているので、少しでも節約したい)、昼に終了して帰宅すれば後片付けもその日のうちに済んでしまうし。 とうことで、船宿のHPを見比べつつ、以前に乗ったことのある忠栄丸に行くことにした。ただ、忠栄丸に乗るのは2006年以来、実に16年ぶりで、以前は師崎からの出船だったが、今は片名からの出船になっていた。また、若船長がベテラン船長になっていた(^o^)。 5:30に集合というので、3:30頃に家を出て知多半島道路を使ったら4:30には着いた。 駐車場には他に1台しか来ておらず、しばらく車の中で休憩した。いまだに釣行の前日は寝付けず、ほぼ徹夜のことが多い。 まあ、それもあって半夜便とか釣り堀なら2部とかに行くことが多いのである。それ以外の場合は、早めに出かけて車中泊をする。車中泊もあまり寝られないが、明け方少々眠りに就けるのでちょっとは体が楽である。ただ今回は、知多半島で距離が近いので、車中泊するほどでもないと早朝に出かけることにした。 5時を過ぎる頃にぞくぞくと駐車場に車が停まり、また船長も到着して船の準備を始めたので、5:20頃に受付をした。 釣り座は抽選で、受付でまずはトランプを引くのだが、それは本当の抽選を引くための順番だった。全員の受付が済んだところで、先ほどのトランプの順番に次のトランプを引く。すると、トランプの番号と船の略図の番号とが合致した場所が今日の釣り座という方法であった。 本選トランプくじの結果、私は右舷の真ん中になった。 今日の客は14人で、平日なのに結構な賑わいである。知多の船のよくないところは、乗船人数の多いことなのだが、これからはそういうことにも慣れていかないと、遠出ばかりもしていられないようになるかもとも思った(^_^;) ![]() 釣り座の抽選終了後、船長から釣り方のレクチャーがあった。 「コウイカは底にいるのでエギは常に底付近を漂わせるように。」「オモリを底につけっぱなしにするとオマツリするので底取りしながら軽く小突く感じにする。」「10秒~15秒くらいに1回空合わせをするように。」「最近は食いが浅いので、アタリがあっても少し待った方がいい。」「柔らかい竿の場合は、合わせを入れるために大きくしゃくった方がいい。」「掛かったら助手(船長の息子)が掬ってくれるが、一度にたくさん掛かったらお互いで掬ってほしい。」 等々であった。 前日までにyoutubeで同じ船で釣行した人の動画を見て、イメージトレーニングはしていたのだが、ほぼ同じ内容であったので戸惑うことはなかった。 ![]() ![]() 6時くらいに乗船したが、実際に動き出したのは6:30くらいで、その後30分ほどで伊良湖沖に到着し、釣り始めたのは7時過ぎだった。移動の時間は波しぶきをかぶることもあるかと思って、船室で目を閉じて休憩していた。 伊良湖水道は朝から大型船が伊勢湾内に入るようで、それを避けて釣り場を選択しているようだった。 大型船をやり過ごした後、船長の合図で投入する。水深は60mくらいで、オモリが60号なのでそんなには流されずに底取りができた。エギはイカメタルにも使用している餌巻きのものである。 言われた通り、底をこまめにとりながら、適度に竿をしゃくり上げるが・・・そもそも60号のオモリが重くてよくわからない(>_<) ハリスが80cmあるので、底から少し上げてしばらく待つが、穂先には生命反応は感じられなかった。時折、底に着いて穂先が戻ったり、流れで深く入ったりしてちょっとドキドキして空合わせをするが、乗っている感じはしなかった。 周囲の人も同様で、すぐに釣れるという感じはなかった。前方に石川丸が同様にイカ狙いでいたが、遠くて様子までは分からなかった。 30分くらい経過した頃、隣の人が1パイ釣った。 今がチャンスかと思うが反応はないし、竿をはねあげてもオモリが重くてよく分からない。イカメタルだったら、そこは敏感に分かるのにと思いつつ、今日はボ~ズかも・・・な~んてことも脳裏をよぎる(^_^;) 他の人もそんなには釣れている様子もない中、7:40くらいに「え?なんかちょっと重たくない?」って感触があった。半信半疑でいると、後ろから船長が「たぶんイカが乗っているので、巻いたって。」と教えてくれて、そのまま巻き上げていると、横に助手(船長の息子)がタモをもって構えてくれた。 ![]() ![]() これで乗っていたなかったら恥ずかしいな(*^_^*) と思いつつ更に巻くと、小ぶりながらもコウイカが付いていて、タモで掬ってくれた。そして、水を上手に吐かせて足下の生け簀に入れてくれた。 やった~!(^_^)v ボ~ズは逃れた。と嬉しかったが、イカを釣っているというよりもゴミを引き上げている感じだった。掛けた瞬間も、巻き上げる途中も生命反応がないからである。 他の釣りだと、イカかどうかは穂先に出る「グングン」という動きで乗ったかどうかを判断するのだが、この釣りは全然そういう要素がない感じだった。 やれやれと思いながら、よくは分からないけど釣り方は間違っていないと思い、次を狙う。 すると、その10分後くらいにまた重みが感じられた。今度はほんの少しだけ穂先がクンクンし、イカを確信して巻き上げた。1パイ目と同様、助手の人が掬ってくれた。 おお!これで釣り方は会得した(^o^)と思ったのだが、現実はそう甘くはなく、その後は全然反応がなくなってしまった。(>_<) ちょうどその頃、流し直しで船を移動させるというので、トイレを済ませエギのリーダー(ハリス)を3号から5号に変えた。活性の悪い時に糸はなるべく細くするのがセオリーなのだが、3号だと変に絡まったりしてしまっていて、張りのある5号にしたのだった。そもそも底を這わせるようにするので、あまり糸の太さは関係ないとも思ったのである。 さあ~追加を(^O^)と思うのだが、周囲の人も本当にポツリポツリしか上げていないし、ひょっとして今日はこの2ハイかと思えてきた。まあ、ボ~ズよりはいいし、初コウイカで釣れただけでもいのかもと思いつつ10秒程度に1回のしゃくりを繰り返していた。 ただ、このころにトラブル発生(T_T) というのは、電動リールの表示が消えてしまった。そこで、何度か船の電源につなぎ直してみると復活はするものの、すぐまた画面が消えるということの繰り返しに苦労した。(T_T) 船宿のHPには、「船に電源はあるが、電圧が不安定な場合もあるので、バッテリーの持参を勧める。」と書いてあったので仕方がないのかもしれないが、その度に60mを手巻きで上げるのは大変だった。 でも、周囲の人はそうでもないようで、去年日本海で「○△□のリールは船電源だとよくトラブルを起こすので、必ずバッテリーは持参する。」と言っていたのを思い出した。釣行頻度が少なく、偶然今まで大したトラブルもなかったので想定はしていなかったのだが・・・ それだけではなく、オマツリも多発した。その度に助手の人がほどいてくれるのだが、モチベーションが下がりっぱなしだった。 何度かの電動リールのトラブルの後、船の電源との接続を何回もやり直して、また、コードをなるべく引っ張らないように気をつけて竿を操作していたら、その後はトラブルは発生しなかった。 となると、電圧とかリールの製造メーカーの問題ではなく、接触の問題なのかな?ただ、リールのカウンターがリセットされて狂ってしまったためか、それまで船長のアナウンスする水深との誤差は数mだったのに、実際の水深の1.5倍(60m→リールのカウンター表示は90m)になってしまった(T_T) でも、底を狙うだけだから、水深は何mでもいいか(^^)と気を取り直して釣り続ける。 すると、着底した直後にいい感じの手応えの重みが!コウイカは生命反応がほぼないので、「これはいい型か。」と喜びながら巻き上げる。すると、途中でドラグが滑るので締め直したりして、さぞや!と期待して、タモを持った助手の人と見ていると・・・なんと見えてきたのは海底の石だった(*^_^*) がっかりと言うより、恥ずかしかった。とは言え60号のオモリだし、イカが居ても穂先に反応はしないし・・・イカメタルならこんな失態はないのに。 そんなこんなで追加ができないまま、無反応の虚しい時間と、オマツリをほどく虚しい時間で、ひたすら時を浪費した。 変化があったのは11時前で、左右両隣の人同士がオマツリしているので、間に挟まれた自分もオマツリかと思って巻き上げると「重い」。「やっぱりオマツリか。」と思って巻くのだが、糸は真下に入っている。両サイドの仕掛けは絡まって上がってきたのに、自分の仕掛けはまだ上がってこないので、「ひょっとしてイカ(?_?)」と思っていると、この日最大のイカが釣れた(^_^)v その後もしばらくして空合わせすると、オモリの重さの後に根掛かりのような感触。だけど巻き上げることができるので、今度はイカを確信して巻き上げると、またそこそこ大型のイカが釣れた。 ここまでやっと4ハイ。厳しいながらも、まあ初ならこんなもんかと思いながら、もう1パイ釣れたら片手(5ハイ)なので頑張ろうと思う。 しかし一方で左右の手が疲れてきて、重さの感覚が分からなくなってきていた。だから、普通に竿をしゃくってみたら「重い」と思って巻き上げると、何もないエギだけが上がってくることが数回あった(*^_^*) 11:30くらいに、しゃくった竿に2段の手応えがあり(オモリの重量感の後に更に重みが加わり)、やっとイカらしい手応えを感じて5ハイ目が釣れた。 ![]() ![]() 隣の人に沖上がりの時間を聞くと、12:30と教えてくれたので最後の1時間でなんとかもう1パイと思い、エギをいろいろと変えたり、底を少し切ってちょっとでもアタリらしきものを感じようと工夫したが、結局追加はなく終了した。 この日は5ハイが最高だったようで、私を含めた4~5人が船長の写真に収まった。 帰路は片名港までまた30分くらいだったが、釣り座でもしぶきをかぶらなかったので、そのまま過ごした。ただ、後ろにもたれて目をつぶって休憩はしていたが。 寄港したらペットボトルのお茶と生のわかめをもらってから帰路についた。 ![]() ![]() 帰りはのんびりと一般道を走ったが、15時くらいには家に着いて、道具の洗浄・片付けとイカの処理(その日食べる分のみ刺身に)、わかめの湯通しなどすべて終えても夕食の時間には余裕であった。 やはり距離の近いのは嬉しい。ただ、釣り物やら釣りの時間やらが希望通りの船が少なく、また混みあっているのが難点だろうか。 PS コウイカをさばくのに、大量の墨がシンクを汚して大変だった。しかし刺身はコリコリして美味しかった。以前三重で釣ったコウイカの一種であるカミナリイカ(表面に目玉のような丸い模様がたくさんあるイカ)は、切った刺身そのものにちょっとぬめりがある感じだったが、今回はそれがなく美味だった。 目次へ 一番下へ |
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| 去年とは違って激渋(泣)2022/5/23 |
| 福井県越前町 心友丸/釣果 ケンサキイカ小5、スルメイカ1 |
| 3月にコウイカ釣りに行ったきりで、4月になったらシーズン終わりのヤリイカ釣りに行こうと思っていた。 しかし、定年後は1年契約の再雇用で、4月からの新しい配属先が、昨年度よりも多忙なこともあり、なかなか釣りそのものに行く機会が持てなかった。土曜日にサービス残業があったり、GWは同様にしてほぼ出勤だったり。手当は少量ながら付くものの、時給に換算すると最低賃金以下だったり・・・ まあ、正規の残業扱いではなく、雇用主は「各自が好きでやっている。」というスタンスだから仕方がないのだが、「好き」じゃないのに、結局「自分がやらなければ、同僚の他の人に迷惑がかかる」という・・・いわば、無理矢理の志願という形を強制される。強行に拒否もできるが、自分のような気弱な人間には、そうやって人間関係を険悪にする勇気もないし・・・(^_^;) この業界を希望する若者が増えていかないのも頷けると思ってしまう。 ちょっと愚痴が出てしまったが・・・ 退職後は時短勤務で、どのみち混みあう休日に釣りに出かける気はないのでいいのだが、休日出勤の疲れを癒やしたり、翌週の準備で、貴重な平日休みを費やしてしまって1ヶ月半以上が過ぎてしまった。 やっと行ける時間と気力・体力と、そして天候とがマッチし、釣れ始めたケンサキイカを狙って昨年も行った福井の心友丸に予約を入れた。 月曜の夜なのに、9人とほぼ満員だった。数日前は中小が主で結構釣れた影響みたいだが、同様の他船はそれほど好調でもなく・・・全般的にケンサキイカが好調というわけではないので、あまり期待もせず、でもそこそこは釣れるのかな!?と準備した。 今回はいつものイカメタル(ベイト、スピニング)の他に、ダイワの小型電動リールをセットした竿も用意した。疲れてきたら、電動で巻き上げようという算段である(^_^;) ![]() 当日は、16時集合というので11時30分くらいに出発し、関ヶ原以降は一般道で走ったが、15時には厨の港に着いた。晴れていい天気だったのだが、結構な風が吹いていて少し波気だっていた。 波予報では0.5m~1mだったので、そんなに荒れてはいなかったが、べた凪予報と現実の状況とは違った。ただ、この風も日没後しばらくして収まり、後半は穏やかな状況だった。 久しぶりの挨拶を船長と交わしながら、16時過ぎには皆が到着したので、くじ引きで釣り座を決めた。結果、ドベくじだった私は右舷の一番前になった。 ![]() ![]() 今日のポイントは去年と同じ辺りで、港を出て10分もかからないくらいのところだった。水深は33mということだった。少し流れがあるのでスッテは20号から始めるように指示があった。これでイカが集まればとても釣りやすくていいのだが・・・現実はそう甘くはなかった。 釣り始めたのは17時前、日が西に傾いてはいたが、まだ明るくて、とりあえず探ってみるが反応はない。周囲の人も同様だった。バーチカルの生命反応は全くなく、広く探ろうと、一番前の釣り座を活かして風に糸を流されながらも遠投してみる。しかし、何回かやってみたがそれも無反応だった。去年、一番活性のあったときはこの方法で、明るいうちに12ハイも釣れたのに・・・今年はハズレの年かな(T_T)と思ってしまう。 自分にも同船者にも何の変化もなく、虚しい時間を過ごした。風がよく吹いてちょっと寒いぐらいだったので雨具をウインドブレーカーの代わりに着た。 19時ちょうどくらいに太陽が西の水平線に沈み、船のライトが点灯された。 ![]() ![]() さあ、いよいよだと思うが好転はしなかった。周囲の人も同様で、30分後くらいに後の釣り座の人が1~2ハイ上げたが、後は続かなかった。私はもちろん、生命反応を感じないまま無駄に時間を過ごしていた。 点灯後1時間以上も無反応なまま、周囲の人も同様な感じで、今日は大ハズレの日なんだと覚悟を決め、それでもせっかく来たのだからとあれこれ試そうと思う。 そこで、スピニングのタックルに持ち替え、やや遠投してみる。この頃には風も収まって、道糸が流されることもなかった。そうすると数投目にスッテの着底前に穂先が戻った。すかさずあわせるといい感じの手応えで、今日初の麦イカ(小スルメイカ)が釣れた。小さい割には手応えはそこそこあった。 更に追加しようと遠投し、船縁で最後に数回しゃくると乗って、次は新子サイズのケンサキイカが釣れた。 しかし、すぐには追加はできず、またベイトタックルに持ち替えて、ドン底を探るうちなんとかもう1パイを追加した。 水面には最初トビウオが群れていて、それがいなくなるとほとんど魚の影は見えなかった。魚も含めて生き物が寄っているという感じはしなかった。 その後は、極たま~に良型を釣る人もいて、なんとか自分もと気合いを入れるがなんともならなかった。本当に少ないイカを、皆で狙い、たま~に交通事故的に釣れるみたいな感じだった。 ベイトとスピニングのタックルを持ち替えながら、小型3ハイを追加して終了だった。他の人はというと、12~13ハイくらいがトップだったらしい。 一応、アジはいないかと最後の1時間くらい狙ってみたものの、これまた無反応だった。バチコン仕掛けだったが、ワームをつつくフグのアタリすらなかった。 まあ、去年の好釣果が例年以上に良すぎたのかもしれない、と思える結果だった。 帰路は割引が効くので高速を多用し、2時半くらいには帰着できた。釣果もたいしてないので、処理もあっという間だった。 これから日本海のマイカ(ケンサキイカ)がシーズンなので(例年はそのはずなので)、今後の動向を見ながら、次の釣行を考えたいと思う。 目次へ 一番下へ |
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