2025 船釣り編 
上半期(1月~6月)
目次 4/28 福井県越前町 心友丸 5/14 愛知県南知多片名 忠栄丸
5/21愛知県南知多豊浜 大進丸 5/26 福井県小浜市堅海 こみなみ丸
6/2 福井県越前町 心友丸 6/30 福井県越前町 第二日昭丸
| 小さいながらも数は釣れた(^^)2025/4/28 |
| 福井越前町 心友丸 /釣果 ヤリイカ小 69(あと1パイで70だったのに・・・) |
| 昨年度1年間日々多忙で、休日も平日の仕事の持ち帰りで釣りに出かけられなかった。なんとか時間を調整すれば釣行できたのかもしれないが、そうもいかなかった。ここで終了という区切りを付けて余暇を作り出すという事が出来ず、常に決着の着かない事柄と向き合い何かに追われてばかりで、自ずとONとOFFの切り替えができないままだった。 結果として余暇を上手に作って、フラストレーションの発散というわけにはいかなかった。 さて、4/19に海上釣り堀「辨屋」に出かけたもののタイ2匹の貧果に終わり、次は小物でもアタリの多いイカ釣り&バチコンアジに出かけようと思っていた。 天候やら釣果やらをあちこち見ながら行く先を模索していたのだが・・・4/26(土)から世間ではGWだそうで、できれば混み合う日は避けたいと思っていたので機会を逸してしまった気がした。5月の中旬まで我慢するかと思っていたのだが、心友丸でヤリイカがまだ釣れているのと、この28日なら波も穏やかそうなので27日(日)の夕方に電話した。 船長と話すのは1年半ぶりなのだが、快く予約を受け付けてくれた。ただ、この日は深夜便の予定なので、現地に22:30に来てほしいと言われた。 天候は日付が変わるころから荒れ始めるので、早めに行って早めに切り上げたかったが仕方ないと思った。 すると、当日の午前になって船長から電話があり、早めに出るので20時頃までに来てほしいが大丈夫か?ということであったが、準備はできているので了解した。 普通に昼食を食べた後、荷物を積み込んで、15時少し前に出発した。 このころから大粒の雨が降ってきて、敦賀までの間ずっと降っていた。ただ、予報では夕方には晴れてくるということだったので、そのまま走ると、予報通り夕日が見える頃に現地に到着した。 関ケ原からはいつも一般道を使うのだが、この日も同様にしたが19時前には現地に到着した。 ![]() ![]() もうずいぶん日も長くなって、まだ明るかった。ただ、まだ冬の名残があり気温は低く、念のために持参したフリースを慌てて着用した。 既に船長は来ており、他にも客が来ていた。久しぶりの挨拶をして話をしたが、港の雰囲気も含めて楽しい時間だった。 他の客がまだ来ていないということで、20時までの時間をゆったりと過ごした。 20時少し前に今日の客7人全員が揃い、くじ引きで釣り座を決めたが、私は左舷の真ん中になった。 ![]() ![]() 20時過ぎに出港し、30分も経たないうちにポイントに到着した。33m程の水深で、目の前に他船が既に釣りをしていて、半夜便なのでしばらくしてその船は帰って行った。 天気予報通り、28日はまだ海は穏やかで流れもなく釣りやすかった。しかし、なかなかアタリがなく、またイカが小さくて乗ったかどうかがよく分からない感じだった。 ヤリイカはシーズン終盤で、大型の♂イカは皆無で、またケンサキイカにはまだ時期が早かった。 ![]() ![]() やっと1パイ目が釣れたのは21時少し前だった。その後、ぽつりぽつりと釣れるのだが、なかなか数は伸びなかった。棚は底ではなく、25m付近だった。 アタリが散発的だったので、スピニングタックルにイカメタルの仕掛けを付けて遠投し、底付近をトレースしてみると1投目で釣れたが、その後はやはり散発的になってしまった。遠投して明暗の際から寄せてくるという感じではなかった。 何杯かはこれで追加したが、周りの人は真下に落としているので、またベイトタックルに持ち替えて釣る。 すると、25m付近で穂先に反応があり、イカの気配があると思ったら、その後は同じ棚で連チャンで何杯か追加した。リグはスッテを3個付けているのだが、一番下の鉛スッテで釣れたり、一番上のエギでも釣れたが、よく釣れたのは真ん中に付けた餌巻きテーラーであった。 やはり餌巻きは有効のようである。 プラズノも持っていったが、試す機会はなかった。以前胴付き仕掛け+電動リールで釣った時はプラズノが良かったので持ていってはいたのだが。 乗船前に少し食事はしたのだが、23時を過ぎるくらいから空腹を感じるようになり、持っていったパンを追加で食べようと思った。そこで、パンを取り出す間や食べる間に置き竿にしたのだが、何も誘わないのに穂先に生命反応がありイカが釣れた。この置き竿放置釣法で5杯くらい釣れた。(笑) でもそれも止まったので、またスピニングに持ち替えるが今度は数杯追加しただけで、あまり有効な感じではなくなった。 日付が変わり30分~40分くらいした頃から、予報通り風が吹き始め潮も流れ始めた。それで白波が立ち、船が揺れ始めた。時折強風が吹き付け寒さが増した。シャツの上にパーカー+フリース+ウィンドブレーカー代わりのレインウェア、下も厚めのスウェットパンツ+レインウェアだったが、それでも手や顔は寒くて、冬の様相だった。 船の揺れがひどくなり、ベイトタックル+オモリグ仕掛けにした。オモリグは遠投して大型のケンサキイカを寄せてくるイメージであるが、ここは揺れる船に影響されて穂先が安定しないメタルよりも穂先の動きに左右されずにゆらゆら漂うエギが有効だと思ったからである。 エギはシマノのフラッシュブーストの2.5号で、イカに対してちょい大きいかな?と思ったが、狙いは的中し、連チャンで追加した。 棚は底もあり、25m付近もあった。オモリを抱くアタリも結構あったが、流れがあるせいか比較的アタリはよく分かった。 ![]() ![]() 終盤、船が流されてしまって、船長からもう帰るとのアナウンスがあった。 しかし、しばくしてもう一度船を立て直して釣るという訂正があった。慌てて片づけようとしていたので、移動中にもう一度ラインをガイドに通し直し、釣る準備をした。 少しずつ風と波は強くなっていくので、やはりここでもオモリグ仕掛+ベイトタックルで釣った。すると、エギの交換をしなくても10杯~15杯位をここで追加した。釣れるときはエギのローテーションはなくても釣れるものである。 1:30頃に、さすがに今度は本当に終了というアナウンスがあり、片づけ始めた。 イカリを上げて走り始めると、結構なしぶきがかかるので、船室に入っていた。この頃には疲労と船酔いとで頭痛と吐き気があったが、帰港までなんとか耐えた。 帰港したのは2時くらいで、片づけて帰路についたのは2:30過ぎだった。 帰路は敦賀から高速を使ったが、帰宅できたのは5時頃で、もう明るくなっていた。 後始末を簡単にして、風呂に入って寝たのは6時過ぎだった。 半夜便であると、17時頃に出船しポイントに着いた後、暗くなるまでが長く無駄な時間であることが多い。 その点深夜便は、明るくて何も釣れない時間を無駄に費やすことがなくて効率的なのであるが、帰港が遅く、その結果帰宅が遅くなるので体力的には厳しい感じがした。他船にはオールナイト便というのがあるが、ちょっとこの年齢になると厳しいのかなと思う。 まあ、途中で適度に休憩すればいいのだろうが・・・ ヤリイカは終盤で、例年ならこの時期に釣れることは少ない。年によってはケンサキイカ(福井ではマイカ)が釣れ始めることもある。何らかの海況の変化なのだろうが・・・ ヤリイカは終盤になると小型の♀ばかりで、抱卵しているのでちょっと後ろめたい気もするが、♂がいなければ受精もできないから、どうせ無駄になるのだろうか?そのあたりがどうなのか気になるところではある。 他の生物では♂が圧倒的に多くて、少ない♀を奪い合う結果、効率的に強い遺伝子を残せるのだが・・・ ヤリイカはどうなのだろう・・・ さて次回はGW明けの空いた時期にまた出かけようと思う。できればケンサキイカが釣れるようになってくれればいいのが。 目次へ 一番下へ |
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| 平日なのに満席(泣)2025/5/14 |
| 愛知南知多片名 忠栄丸 /釣果 イサキ1(30cm)、マルソーダ6(オマツリ等でもらった分も含む) |
| 今年は春先から大山沖のイサキが好調のようで、梅雨時を待たずして行こうと思った。知多半島なら距離も近いので行きやすいし・・・ しかし、無職生活の割には、いろいろと都合もあって、また日々の天候(波高)を見ながら考えていたらなかなか行けず、結局この日に行くことにした。 どの船宿にしようかと迷ったが、「空きあり 朝の飛び込みOK」の文句に誘われて片名の忠栄丸に行くことにした。忠栄丸は以前にコウイカの乗り合いで行ったことがあるので、場所やシステムが分かっていたからである。 以前にイサキ乗り合いで乗船した大進丸も考えたが、3月に事故があり1隻減ってしまったので他の所がいいのかもと思ってしまったこともある。 しかし、この選択が大きな間違いであることを、夕方の忠栄丸のHPで知ることになる。というのは、「空きあり」の表示が「満席」に変わってしまっていたからである。まあ、他の船宿は更新していないだけなのかも知れないが・・・ 実際、大山沖にいた他船も結構多くの客が乗船していた。 無職になり自由に行ける機会がたくさんあるので、敢えて平日を選んでいるのに、これだとその意味もなくなってしまう。 しかし、今更変更はできないので、いつものように早めに出発し忠栄丸の駐車場で仮眠した。忠栄丸の釣り座は先着順で、早く来た人からクーラー等の荷物を置いて、その順番に従って希望の席に入ることができるのもあってである。 ![]() ![]() ただ23時頃に着いたが、既に4番目だった。 受付は3時50分からということで、受付をして順番どおりに席を決めた。荷物は4番目だったが、グループの人もいて、結局私は右舷の後ろから二番目になった。 ![]() 片舷に12人前後で、荷物の置き場所にも困る程度の詰め詰め状態(泣) 当然オマツリが多発し、中乗りさんが対処してくれるが、時間も無駄になるし、仕掛けを浪費するし、最悪ほどけないからPEを切ることになったりして散々だった。他の人の中には途中で仕掛けが切れて、天秤とカゴを失う人もいた。 そもそも吹き流し仕掛けを2m前後としているが、隣との間隔はそれよりも短い感じなのだからオマツリは必然で、ソーダカツオがかかった時などは数人分の仕掛けが複雑に絡み合って最悪だった(大泣) さて、一応当日の事柄について書いておこうと思う。 4時30分過ぎに出港して、1時間30分程して渥美半島の外側の大山沖に着いた。 天候は晴で、予報通り波も穏やかで、他にいくつもの釣り船が同じ辺りにいた。 水深は45m前後で38m付近を探るようにアナウンスがあった。 しかし、すぐにオマツリし釣りにならない時間が無駄に過ぎていった。潮の流れが予想と逆のようで、前の人だけにアタリがあり、イサキの数を伸ばしているようだった。 当然私にはアタリもなく、時折違和感があるとオマツリで時間と仕掛けを浪費した。 周囲の人も同様で、後ろの方は全然釣れない感じだった。 そんな中でも次こそはと期待を込めて投入を繰り返していたら、7時過ぎに置き竿に明確なアタリがあり、今日唯一のイサキが釣れた。 ![]() ![]() しかしその後は全くで、終了までイサキのアタリは皆無だった(涙) 9時に満潮を迎えると、その後は引き潮のはずだったが、潮は全然動かなかった。おかげで、少し無駄なオマツリは減ったが、イサキからの応答はなかった。 そのうちマルソーダカツオが掛かりはじめ、あちこちで重症のオマツリばっかりであった。 私にもソーダカツオが掛かり、他の人に迷惑を掛けたり、強引に巻き上げようとしてハリスが切れることが多々あった。ハリスは細い方がいいと言われて1.7号でやっていたので、ソーダカツオには非力であった。 何も変化がないまま時間だけが過ぎていき、何度もカゴに撒き餌を詰めて期待を込めて投入してもどうにもならなかった。 終盤11時過ぎに28mくらいでアタリがあったが、魚の顔を見ることなくハリ外れかハリス切れだった。手ごたえからしてイサキではなく、ソーダカツオでもないようで、サバのような感じだった。 そのまま終了の12時まで変化はなく、淡々と撒き餌を詰めて投入、数回に1回はオマツリということの繰り返しだった。 天候は良く、気温はどんどん上がり、船酔いなのか熱中症なのかちょっと気分が悪くなりかけたので、あわてて水分を摂ったら少し回復したが、海況に変化はなかった。 帰路も1時間30分程度走って帰港した。疲れたので船室でウトウトしながら過ごした。 14時頃に荷物を積んで、一般道を多用して15時30分くらいに帰宅した。ソーダカツオは釣り堀用のエサとして丸ごと冷凍し、イサキは半身を刺身にし、半身は塩焼きにして食べた。 まあ1匹あれば、妻と二人で食べるのにはまずまずだったが、ストレスが溜まるばかりの釣行に次回はどうしようかと思案中である。 今日隣にいた人に聞いたが、何回も来ているがいつもそれほど釣れないと言っていたし・・・ 偶然私は1匹つれたが、イサキボ~ズの人もいたし・・・ 知多半島出船の釣行でそこそこ楽しめた時もあったが、それは偶然いい日に当たったからなのだろうか?特に一昨年前の秋に大進丸でウタセ五目に行ったときは、そこそこ空いていて釣果も良く、これなら近場の知多半島からでも楽しめると思ったのだが・・・ 手軽に行くことができて、そこそこ楽しめる釣り船があるといいのだが、知多半島では難しいのかも。 目次へ 一番下へ |
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| 型はいいけど数が・・・(泣)2025/5/21 |
| 愛知南知多豊浜 大進丸 /釣果 イサキ1(37cm)、アジ1(37cm)、マルソーダ1 |
| 先週南知多出船のイサキ釣りに行ったばかりであるが、不完全燃焼だったのでダメもとでもう一回行こうと思った。 月齢は満月から半月になりかけで、イカ釣りにはまだ適時ではないのと、来週は新月なので日本海へイカ釣りに行こうと考えていたので。 自分の都合と天候を睨みながらこの日に行くことにした。ちょうど前回から1週間後である。 で、どこにしようかと考えたが、同じ船よりも他の船の方が状況も変わっていいかもとの思いから、何度か乗船した事のある大進丸に行くことにした。 HPをあれこれ見ていると、大進丸はイサキがあまり釣れていないようで、その分大アジが釣れているのだが、逆にそれを見てイサキ狙いの人は来ないかもとも考えたのもある。 そのことに関して予約時の電話で聞くと、「イサキがぽつりぽつりとしか釣れなくて、釣り座によってはボ~ズの人もいるのでお土産になるようにアジを狙っている。」とのことだだった。 それならそれもいいかと思い、行く決心をする。 いつものように前日に出発し、行き慣れた道を走って日付が変わる少し前に現地に着いた。 ここ大進丸は、テントの中の船の略図に先逆順に名前を記入して、釣り座が決まる方式なのだが、行ったときには既に後ろから順に7~8人分は埋まっており、自分は右舷の後ろから4番目(真ん中からやや後ろ)になった。 予約時の電話ではいつもは2隻体制と言っていたが、この日はそこまで予約がなかったようで第二十一大進丸だけのようであった。 大型船ではあるが、それでも18人は多いなというのが正直な感じだった。 ![]() ![]() まあ大山沖まで距離があるので、燃料代の高騰もあって仕方がないのだろう。 乗船料金は先週の船よりも千円高いし、氷も有料であるが、まあ釣れたらいいかなという期待を持って釣り座に荷物を置いて、後は船室で寝ていた。 4時30分に出港し、大山沖まで約1時間だった。霧の深い日で、暑い太陽が照り付けないのはよかった。雨に近い天候なので魚の活性を期待したのだが、それは逆で激渋だった。 帰宅後に他船のHPを見てもどこも同じだったみたいで、今日も外れの日だったようである。 ![]() 5時30分過ぎに釣り始める。水深は43mで38m付近の棚を狙うように指示があった。 しかし、周囲の人にも反応はなく、時間が無駄に過ぎていった。幸いなのは、混んでいる割にはオマツリが少なく、その点ではストレスは少なかった。 コマセを詰めて38mに落としてを繰り返すだけの時間が過ぎていく中、6時30分頃に待望のアタリ!ちょうど後ろの人がオマツリだったので、そのオマツリに巻き込まれたか?と思ったのだがそうでもなさそう。 中乗りの兄ちゃんに、「魚だから巻いて」と言われて巻き始めるとそこそこの手ごたえ(^^)途中ドラグが滑るので締めながら上がってくると、中乗りさんがタモで掬ってくれてイサキが釣れた。 37cmの良型で、手ごたえも良好、ボ~ズを逃れて気分も上々だった。 この日は出船が1隻だけだったせいもあり、中乗りの若者が複数いて、オマツリの処理からタモ入れ、魚の締めなどサービスは良かった。 しかし、魚からの反応はそれだけで、周囲の人も釣っている感じではなかった。なので、自分の技量というよりは、たまたま釣れたという運に感謝した。 その後もやはり反応がないので、大移動することになった。 今度は水深80m近い場所で、60m付近の棚を狙うように指示があった。ここでも低調で、しばらくして周囲の人が1~2匹釣った。自分は釣れないなと思っていたら、7時30分頃にやっとアタリがあり、そこそこの手ごたえをゆっくり巻き上げて37cmのアジと極小サクラダイが釣れた。 ![]() ![]() その後はまたアタリもなくなり、ヒマヒマ状態で、コマセを詰めて投入の繰り返し、時折オマツリで中乗りさんにほどいてもらうことの繰り返しだった。 その間、船長は何度も船を立て直してくれるが、どうにもならなかった。周囲も同様で、誰かが大釣りしているという感じではなかった。 終盤、また水深43mのポイントに戻って38m付近の棚を探るも、やはり無反応だった。一度、落としていく最中に手ごたえがあると思って巻くと、予想通りマルソーダで、他の人とオマツリしながら上がってきて、中乗りさんにほどいてもらった。 最後1時間程度は、水深32mで指示棚27mというアジのポイントに移動した。何投目かに一度明確なアタリがあり巻き上げたのだが、痛恨のハリ外れ(泣) その直後にまたアタリがあったと思ったら、他の人とのオマツリだった。中乗りさんがほどいてくれたが、ハリが1本切れて戻ってきたし、コマセもちょうどなくなり・・・船長から「あと10分」というアナウンスがあって、片づけることにした。 12時30分くらいに沖上がりし、船室で寝て過ごすうちに帰港した。早朝出船でも、往復は船室で寝て過ごせるのはありがたい。おかげで、帰路の運転も眠くならずにすむ。 イサキは先週同様、半身を刺身にして残りは塩焼きにした、アジも同じようにしたが、刺身の半分は細切りにしゴマ醤油で食べた。 マルソーダは今回血抜きして持ち帰り(釣りエサ用は先週確保したので)、三枚に下ろしてまずは塩ゆでし、半身はタイのグリーンカレーに入れて食べ、残りの半身はパスタのトマトソースに入れて食べた。こうやって食べてみると、マルソーダも捨てたものではない気がした。 15時30分くらいには帰宅し、片付けと魚の処理に時間があるのは嬉しいが・・・ 貧果(大勢でシェアするので一人当たりの取り分が少なくなる)、混み合う船等々マイナス面の方が大きい。 しかし、そうではない日に当たることもあると思う(そう信じたい・笑)ので、回数を重ねればいつか巡り合えるのか? そのために情報収集は重要だが、結局は運次第という気がしてきた。たまたま釣果のいい日に、たまたま客が少なく余裕のある釣り座で釣る、というのはなかなか予想して当てることができない気がしてきた。確率的にもとても低いだろうし。 まあ、来週からは福井のイカメタルに行こうと思う。本来は、これが本命なのだから。 目次へ 一番下へ |
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| 良型混じるも数は釣れない2025/5/26 |
| 福井小浜市堅海 こみなみ丸 /釣果 ケンサキイカ9(小2、中3、大4胴長30cm~34cm)、スルメイカ7 |
| 5月の末には福井へマイカ(ケンサキイカ)を釣りに行こうと前々から考えていた。前々日、前日に予報を見ても穏やかそうなので、予定通りに行く準備をした。 各釣り船のHPを見ると、釣果の方はそれほど好調ではなく、数は望めないものの型はいいらしいということだった。まあ、この間まで冬の風物詩であるヤリイカが釣れていたぐらいだから、まだ水温は低いのだろう。 数は少なくても、いよいよケンサキが釣れるようになったようなので、いつも乗り慣れている越前町の船に電話をした。しかし、今週は半ば以降しか予約は入っていなくて出船しないということだった。 そこで、以前に行ったこともあるこみなみ丸に連絡して予約をした。ここはHPで日々の予約状況が更新されているし、またLINEで予約が取れるのでありがたい。電話だと掛ける時間を気にしなければならないし、その場の状況で即断を迫れることもあるし。 若者のみならず連絡方法にLINEがスタンダードになっている理由がよく分かる。 当日は18時には出船というので13時には出発し、以前のように関ケ原以降は一般道を走った。大きなトラブルもなく、17時には現地に着いた。HPではこの日の朝の段階では5人であったが、結局は2人増えて7人だった。 ![]() ![]() 17時20分くらいには船長がやってきて、受付の後、くじ引きで釣り座が決まった。ここはくじの番号順に左舷の前から反時計回りに釣り座が決まるという方式である。 私は左舷の真ん中よりやや後ろ(左舷は4人で前から3番目)になった。今回イカメタル用の竿受けを買って持って行ったのだが、この船は既に船に付いていたので、自分の竿受けを車に戻した。 ![]() ![]() 早めに受付釣り座の決定が済んだので、17時40分過ぎには出船し、1時間近く小浜湾の外方向へ走って、水深80mの場所にアンカーが入った。 ![]() 波は予報通り穏やかで、潮の流れも早くなく、船長からは「20号の鉛で底付近を狙うように」とのアナウンスがあった。 そこでまずは手巻きのベイトタックルを持って、言われた通りに底まで落とす。流れはほとんどなく、仕掛けは真下に入っていった。この状況は最後まで変わらなかったので、1度だけ左の人とオマツリしたが、それ以外にはオマツリのストレスはなかった。 釣り始めてすぐに、底で手ごたえがあり、穂先も反応するので巻き上げるが、途中で軽くなってしまった(泣) 久しぶりのケンサキ狙いなので、半信半疑でアワセを入れずに巻き上げてしまったのが原因と思われる。まあしょうがないと思って次を狙う。 しかし、その後は何の反応もなく、どうにもならなかった。周囲も同様で、静かなままだった。 変化があったのは19時頃で、回収しようと巻き上げたらスルメが乗って、今日の1パイ目が釣れた。しかし、80mを手で巻き上げるのは大変で、すぐに右手が疲れてしまい、竿を支える左手も力が入りにくい感じだった。 それでもと思ってまた底を狙うと、今度は軽い手ごたえで新子サイズのケンサキイカが釣れた。 80mを手で巻き上げるのは厳しいと思ったので、早々と電動リール仕掛けに替えた(^^。 電動仕掛けは、基本的にはイカメタルのタックルなのだが、リールのみ電動で行うものである。 船にも電源はあったのだが、私の釣り座のものは片方の端子が脱落して無くなっていたので使えず、自分の持参したバッテリーを使った。 このころから周囲の人は結構調子よく、また良型を釣り始めるようになり、不調の自分は焦り始める。釣っている人に棚を聞いたり船長にも聞いてみるが、基本的に底狙いで上げてもせいぜい10m以内ということだった。 そこで、そのとおりにやってみるのだが自分には反応がない(泣) 少し休憩しようと、自動巻き上げでパンを食べていると穂先が反応した。慌てて竿を持って巻き上げるといい手ごたえなのだが、上がってきたのはスルメだった。今時スルメも漁獲量が激減し、価値あるものにはなったのだが、できれば良型のケンサキイカが釣りたい・・・ その後は焦りもあって、やることなすことが裏目で、スルメを何バイか追加し、ケンサキ中型を追加したのみだった。 う~ん釣り方が分からない・・・釣果のいい人は、スッテを替えなくても順調に釣果を伸ばしている。一方で、自分はあれこれ試すが、どれも外れのようで何ともならなかった。 たまにこれは!という手ごたえがあるのだが、途中で変な反応(魚の反応)があり、食われてゲソだけが上がってきたのも2~3回あった。 22時を過ぎ、なんとか状況を打開しようと、ベイトオモリグに変更した。少しだけ流れが出てきたのと、メタルで掛けられないイカを誘うのにはオモリグという作戦が有効な場合があるからである。 すると、80mまで落として数回誘うと、強烈な重みが竿に! そういえば良型のケンサキは「こんな手ごたえだったな」と思い出しながら、ずっしりした重みと時折穂先に出る「グングン」という引きを味わいながら巻き上げると、今日一番の胴長34cmが上がってきた(^^) ![]() ![]() その後は同様にして、2ハイの良型を追加した。 しかし、これも散発的で、時間はどんどん過ぎていくので、23時少し前にまたメタルに戻した。というのも、相変わらず好調な人は終始仕掛けもスッテも変更せずに釣っているからである。また、流れが緩いのでオモリグのアタリが取りにくく、メタルの方が敏感に反応できるとも思ったからである。 メタルに戻してから、なかなかの手ごたえがあったのだが、ドロッパーにはゲソだけで、下のスッテに良型が掛かっていた。通常の掛かり方でがはなく、胴体にスッテが掛かっていた。 まあ、結果オーライでよかったが、ドロッパーのイカもいたらダブルだったのに・・・(涙) 23時30分を過ぎ減灯されて、船長からあと10分とのアナウンスがあった。最後にもう1パイと思ったら、本当にいい手ごたえでマイカのような引き!喜んで巻き上げるが、途中で急に重くなり魚がイカを食う手ごたえが・・・ 魚に半分以上食われて上がってきた(涙) ![]() ![]() それで終了し、片付け始めた。写真はケンサキだけのものである。スルメは一緒にしておくとアニサキスが移動するというので(都市伝説なのかも?笑)、釣れた度にクーラーBoxのビニール袋に入れた。 帰港に向けて走り始めたので、その間も片づけたが、しばらく走ると寒さを感じた。夜はまだ気温が低いのと、風を受けるからであった。 帰路も1時間近くかかって帰港した。 荷物を積み込んで出発したのは0時45分ぐらいだった。深夜割引が効くので、帰路は小浜から一気に高速で帰ってきた。小浜から京都方面は工事のために通行止めだった。そのため、ETCのゲートの前で係員から行き先が敦賀方面であることを確認された。 途中工事で対面通行だったが、渋滞もなく3時30分頃に帰宅した。 袋に入れて冷凍庫へ入れるだけの手間なのですぐに処理が終わり、入浴などを済ませて寝たのは4時30分くらいだった。 今回数は少なかったが、良型のケンサキが混じって良かった。ただ、久しぶりに(2年ぶりくらい)行ったので、勘が働かず同船者の中では貧果だった。早巻き回収中のアタリやら落とす途中での糸ふけはだいだいスルメであることを釣りながら思い出していた(汗) それと80mという水深はちょっと自分には厳しくて、手巻きで最初から最後まで釣り続ける体力はないと感じた。電動リールだから良かったものの、手巻きだったら途中ダウンしていたここと思う。 次はどうするのか未定であるが、しばらくはケンサキ狙いに福井へ通おうと思う。 目次へ 一番下へ |
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| ケンサキの釣果に満足2025/6/2 |
| 福井越前町 心友丸 /釣果 ケンサキイカ23(胴長30cm~32cm×4、25cm前後×7、20cm前後×6、小×6)、スルメイカ15 |
| 先週は小浜へ行ったのだが、サイズは良かったものの数がイマイチであった。しかも水深が80mもあり、ほぼ底狙いで釣りづらかった。そこで今度は行き慣れた越前町へ行こうと思った。 この日の波予報は穏やかで、また翌日以降は自分の用事もあって、出かけにくい日程であったので・・・無職になってもあれこれあって、いつでもOKというわけにはいかないと再認識した(^^:) 仕事をしている時に比べたら、格段に行くことができる機会は増えたのだが。 前日の昼過ぎに心友丸に電話すると、また今週も予約がないということだった。で、一応夜まで待って、再度確認することで一旦は電話を終えた。 追加の予約が入らないと行けないので、ネットを見ながらどこか空いている船を探していたところ、夕方船長から電話があり、「新たに一人予約が入ったからOK」との連絡があった。でも、「自分とその人と二人だと出船は無理だよね」というと、船長は「明日までに増えるかもしれんから」ということで行けることになった。 当日は16時~16時半に集合といわれたので、いつものように12時に出発し、関ケ原からは一般道を走って15時30分には現地に着いた。 ![]() 船長と先週の小浜の話をしながら時間を過ごしていると、16時過ぎにもう一人の客が来た。 結局人数は増えなかったようで、今日は自分とその人の二人だけの贅沢な釣行となった(^^)/ 釣り座は左舷の後ろに私、右舷に他の一人が入った。二人だけなので、その人といろいろな話をした。 17時過ぎに出港し、20分程南に走って水深35mのポイントにアンカーが入った。先週の80mに比べれば、格段に浅く、最後まで手巻きリールで釣ることができた。 同じ水深の辺りがポイントらしく、見渡す範囲には等間隔を空けて、他の船がほぼ同じラインに並んでいた。 曇りながらもまだ明るくて、イカの気配はなかった。鉛スッテ単体を遠投したり、魚でもと思ってジグを投げてみるがアタリすらなかった。やはり春から初夏だと、まだ魚もいないらしい。秋なら何か当たったのかもしれないが・・・とりあえず夕食を摂って時間を過ごした。 19時過ぎに点灯した。しかし、すぐに反応があるほど甘くはなかった。 1パイ目が釣れたのは、点灯してから30分以上経った頃で、30mで中サイズのケンサキイカが釣れた。でも、すぐには後が続かず、その後はぽつりぽつりのスペースでケンサキイカを追加した。 ![]() ![]() 私のペースに比べて、もう一人の人はいいペースで数を重ねていた。終わってみると、私の1.5倍ケンサキイカを釣っていたので、さすがである。 21時近くになると、小さい虫が大量に飛んでいて鬱陶しいがどうしようもない。幸いなのは、刺される虫ではないので、無視していればいいのが・・・気になると邪魔だった。 また、水面にサヨリが泳いでるのも見えたが、やたらとサバが湧いて泳いでいた。途中数回スッテに食いついたが、水面までには外れてスッテを呑み込まれることはなかった。 また、せっかく掛かったケンサキイカを途中で魚に取られることも増えてきて、ゲソのみが付いていることが度々あった(涙) ![]() ![]() エソなのか、他の魚なのか・・・タイラバを持っていくつもりだったのに、忘れてしまったので確認することはできなかった。 10パイ程度釣った後、アタリが遠のいたので、一つスッテで遠投したら、小型が2ハイ釣れた。 しかし、その作戦もそれまでであった。 そこで、目先を変えようとオモリグ仕掛けにチェンジして、ちょい投げしてから誘って足元まで来た時に、竿をあおった。するといい感じの手ごたえがあった後、ふっと軽くなった(泣) あれっ??フグかサゴシにでも切られたか??と思って巻き上げると、PEの途中で高切れしていた。 う~んと思いながら、よく見てみるとPEの先が二重で結び目がある。どうもリーダーとの結節部分がほどけたようである。古いラインをまだ使えるかと使用したのがいけなかった。実は、釣行前に新しいラインを巻こうかと思っていたのだが、ずるくもう一回と考えていたせいでイカが逃げただけでなく、オモリとエギも失ってしまった(泣) 次からはライン代をケチらず、ちゃんとしようと自分に言い聞かせた。 その後少し流れが出てきたので、メタルにオモリグ仕掛けを付けたのだが、反応はなかった。 そこでメタル仕掛けに戻し、探ると20mで1パイ釣れた。浅い棚でもいのかなと思って狙ったら、その後はスルメイカが連発だった。 う~んもう一人の人はポツポツではあるが、ケンサキイカを追加している・・・でも自分はスルメに遊ばれている。 ベイトリールだと仕掛けが落ちていくのがゆっくりで、途中でサバやスルメかにやられてしまうので何とかしようと考えた。 22時を回り、残り1時間。スピニングのタックルはリーダーからなくなってPEラインが高切れしていたが、まあいいかとメタル仕掛けを付けてちょい投げ作戦に変更した。すると、寄せてくる途中ではアタリはないが、足元まで寄せて底へ落としなおして誘うとケンサキイカが乗った! その後は同じ作戦で6~7ハイを追加した。 もっと早めにこの作戦をしていたらと後悔したが、まあいつもこんな感じだからしょうがないと諦めた(^^: この仕掛けで一度強烈な引きがあって、「これは大剣か!」と思って引きに耐えながら巻いてみると、スルメと中ケンサキイカのダブルだった(汗) 23時に終了のアナウンスがあって、ちょうどその時に最後の1パイが掛かっていて、巻き上げて終了・片付けをした。 帰港まではまた20分くらいで、車に積み込んで現地を出発したのは23時30分くらいだった。 帰路は深夜割引が効くので、敦賀から一気に高速で帰った。 2時過ぎには帰宅したが、雨がパラパラと落ちてきたので、とりあえずの荷物だけ降ろし、イカは冷凍庫に入れて3時30分には床についた。 今回二人だけの贅沢釣行でとても楽しめた。欲を言えば、もう少し数が増え、良いサイズが揃えばもっと良かったが・・・ まあ、次の楽しみに取っておこうと思う(苦笑) 次回はどうしようと考えるのだが、そこそこ冷凍庫が一杯になったきたのもあって、思案中である。釣り堀用のエサを整理して減らせば、まだまだ入るのだが(笑) とりあえずはイカを食べるのを頑張ろうと思う。 イカせんべいができる焼き器も買ったし(^^: さすがに業務用のものは40万円もして無理だが、これなら少量ずつではあるが姿焼き風のものができ、おやつに食べられるので、消費が増えるかなと思っている。 ![]() ![]() 目次へ 一番下へ |
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| ついに大剣が釣れた!2025/6/30 |
| 福井越前町 第二日昭丸 /釣果 ケンサキイカ15(胴長43cm、36cm×2、35cm、24cm、~20cm新子サイズ×10)、 スルメイカ3(うち小1)、サバ1 |
| 前回イカ釣りに行った後、満月の週はどこへも行かずに過ごした。新月に向かって月が小さくなるので、どこかへ行こうと思っていたら、左上の歯の治療期間中に右上の歯の詰め物が急に取れてしまい、歯科に何回も通うことになってしまった。満足に噛めないこともあり、すぐには行く気にはなれなかった。。 また21日には、以前から誘われていた海上釣り堀レインボーの釣り会があったので、その準備と後始末と、前述の歯科通院とで、この日にやっと行けることになった。 天気予報を見ると、猛暑の予報だが波は穏やかな様子。そこで、いつもの越前町の心友丸の船長に電話をした。すると、29日も30日も10人以上の予約が入っていることと、7月1日から3日間休みにするというので、少し考えるといって予約はしなかった。 釣果は大事だが、混み合う船で釣るのは避けたいというのも選択時の優先度が高いので他の船を探した。 小浜方面は釣れても1ケタくらいだし、水深も深いし(80m)、なるべくなら避けたい。 そこで以前(10年以上前)に何回か行ったことのある越前町の第二日昭丸に行こうと考えた。以前と変わって1隻体制になったようだが、大型船に最大12名までというので、満席でもなんとかるだろうと思ってのことである。釣果の方はイマイチの日があるようだが、小浜に行くよりはよさそうだし・・・ 電話をするとおかみさんが出て、予約は大丈夫であることと、17時30分に来るように言われた。 当日は12時30分ごろに出発し、いつものように関ケ原からは一般道を走って、16時過ぎくらいには宿港に着いた。一昨日くらいから猛暑日の連続で、車の車外温度は最大37℃を示していた。 宿の港は以前の通りであるが、第二日昭丸が見当たらない?そこで、ゆっくり探しながら行くと、一番北に停泊していた。 ![]() ![]() 船の前に車を停めて、やや西に傾いた日差しを自分の車の陰でやり過ごしながら待つと、まずは外国人の若者が2人来て準備を始めた。 その時になってライフベストを忘れたことに気が付き、そのスタッフに言って貸してもらった。オレンジ色のよくある型のものではなく、腰に装着するベルトスタイルのダイワのものを貸してくれた。 17時少し前におかみさんが来て、乗船名簿に記入後、乗船料を払った。一応10年以上前に使っていたスタンプカードを出すと、「これでいいですよ。今日の分を押しましょう、」と言ってくれた。また、お土産といって冷凍のハタハタの10匹入りをくれた。 そういえば、10年前にも冷凍ハタハタ(冬場に取れ、保存してあったもの)をお土産にもらったことを思い出した。その時はイカが全然釣れなくて、せめてものお土産にともらったのである。とすると、今日は釣れないのか(^^: 17時過ぎに船長が来て、釣り座を割り振ってくれた。ここは、当日の受付順に船長から希望を聞かれて決める方式である。 今日の客は4人で、2人のペアが右舷になり、私は左舷の真ん中か後ろの選択だったので、左舷の後ろを希望した。もう一人は残った左舷の中央になった。 一番後ろの釣り座で遠投もしやすいし、なにより大型船に4人なのでゆったりとしていて、この状況で釣れることに感謝した。 たった4人ではもったいないので、大型船の空いたスペースは船長とスタッフの若者が竿を出していた。 17時30分に出港し、港を出て北側に少し走った所にアンカーが入った。港からほんの10数分で、目の前に陸地が見える辺りであった。 ![]() ![]() 船長からは水深37mであることと、鉛は15号で大丈夫であることのアナウンスがあった。 明るいうちは望み薄なのだが、一応タックルの確認も含めて底まで落として探ってみる。しかし、反応はなく、スピニングで一つスッテを遠投してみるが、これも無反応であった。海上は陸上よりはマシだったが、まだまだ暑く、また日差しを帽子で避けながら時間を過ごした。 19時過ぎにやっと日が沈み、しばらくして点灯された。 さあ!と意気込んで底付近を探っていたら、19時30分頃に最初の1パイが釣れた。さほど大きくはないが、なんとか手ごたえが分かったくらいだった。次をと思って即座に落とすと34m付近で止まった。あれ?船が動いて底が浅くなったかと思って巻き上げると、また小型が釣れた。 その後、ぽつりぽつりと小型が釣れた。 シーズンはもう新子サイズなのか・・・と溜息をつきながら、まあ釣れたからいいかと思う。 巻き上げが面倒だし、電動なら自動巻き上げもできるので、早々に電動メタルに変更した。しかし、この選択が重大なトラブルを引き起こしてしまった。 というのも、いつものようにやっていたのだが、PEが穂先に絡んだのか、時折PEに付いてくるクラゲの破片様が絡んだのか、穂先を破損してしまった(><) う~ん、電動メタルにも慣れてきた頃だと思っていたのに・・・(涙) 季節によってPEに付くゴミに気を付けなければならないことを学んだ。 仕方なく、もとの手巻きに持ち替えて釣りを再開する。気分は落ち込んだが、イカは小型がぽつりぽつりと釣れた。 20時30分頃、小型が多いので状況を変えようとスピニングタックルにオモリグ仕掛けを付けた。遠投してから寄せてくるイメージで誘うと、足元に落とし直して誘った瞬間重量感が!結構な重みを巻き上げると胴長36cmが釣れた。 同様にすると今度はスルメが釣れたが、そこでストップしてしまった。そこでエギをいろいろと替えてみるのだが、反応はなかった。 その後はスピニングタックルにメタル仕掛けを付けて、それをちょい投げした。底まで落としてから寄せてきて、足元で落とし直したらアタリが!というのがまあまああった。今回はレバーブレーキのスピニングを持って行ったのだが、落とし直しするにはとても便利なリールである。 21時頃からサバが一面に泳ぐようになって、サバのアタリが増えてきた。それとともにイカの棚まで仕掛けが落ちないので、イカの釣果がストップしてしまった。 船長が明かりを落として対応してくれたが、サバの猛攻はそのままだった(涙) また、仕掛けを落とす途中で魚の反応があり、サバとは違う手ごたえだと思って巻き上げると、PEラインがソーダガツオの尾に巻きついて上がってきたなんてこともあった。外すのに苦労したが、PEの高切れは避けたいので、なんとかほどいて対応した。 一向に状況は変わらず、あれこれ試そうと思って、またポカをやってしまった。仕掛けをリーダーのフックにしっかりと掛けないまま投入したものだから、鉛スッテと浮きスッテが沈んでいってしまった(泣) あたらしい仕掛けを取り出して、違うスッテを付けたらまたサバが(><)、全然外れずに仕方なく上げると、浮きスッテを丸飲みしていた。仕方がないので、ハサミでサバを切って取り出した。また死んでしまったサバは持ち帰ることにした。 だが、ここで今回3回目の失敗が・・・ スッテを取り出すときに仕掛けが切れていてたのだが、それに気が付かずに鉛スッテから投入したものだから、またスッテが消えてしまった(涙) 穂先の破損、スッテのロストが2回・・・ 気分はダダ下がりである。 その後もサバの猛攻は続き、どうしようもないままであった。更にはスッテをロストしてから間もなくだったが、22時40分くらいに「あと15分くらいで終了します。」とアナウンスがあった。 もうこれまでかと思いつつも、残り時間は少ないが、メタルの仕掛けを新たに取り出して、新たなスッテを付けた。 ベイトタックルでゆっくり落とすとまたサバにやられてしまうので、スピニングで一気に底まで落として底付近を探った。 すると、何回目かに重みが乗ったがすぐに外れてしまった。 しかし、次にはちゃんと乗って、良型を追加した。 残りわずかなアディショナルタイムのようなものだが、同様にしようと落とすと、誘う瞬間に「根掛り?」という感じの重みが!!! いわゆる落ちパクだった。 巻き上げると結構な重みで、なかなか上がってこないので「え?根魚か何か???」って感じだった。 残り10mくらになっても結構抵抗するので、本当に「魚かな?」と思わせる引きだった。 なんとか左手で竿を支えて巻き上げると、大きなイカが見えてきた。 がっちり掛かっているので、最後は糸を手で持って引き上げた。見るからに今日一であるし、過去にも釣ったことのない大きさだった。 後で測ったら胴長43cmで、いわゆる大剣と呼ばれるサイズであった。 大剣を釣ったのは初めてで、多くの人がのめり込む理由がよく分かった。 せっかくなのでスタッフに写真を撮ってもらった(^^)v ![]() ![]() 本当に残り5分くらいで、もう一回重みがあったが、また外れてしまった。 それで片付けた。帰港までは10数分で。船長とスタッフに挨拶をしてから帰ってきた。 帰路はいつものように敦賀から高速で、2時過ぎに帰宅することができた。 今回数はイマイチであったが、良型が混じっていて重量としてはまずまずであった。新子主体だとはいえ、大型が混ざっていて、釣り方や時間帯次第ではそれに巡り合うことができると学んだ日であった。 夏の昼間は猛暑で釣りに行くのは厳しいが、夜釣りは過ごしやすく夏の釣りにはピッタリである。 近いうちにまた行けたらと思う。 目次へ 一番下へ |