船釣り編 
下半期(7月~12月)
目次 福井県越前町 心友丸 7/27 福井県越前町 心友丸 8/22
福井県越前町 心友丸 9/11 福井県小浜市西小川 川代丸 10/14
福井県小浜市堅海 こみなみ丸 10/23 愛知南知多豊浜 大進丸 10/30
| 猛暑・酷暑の季節の釣り2023/7/27 |
| 福井県越前町 心友丸 /釣果 ケンサキイカ35(最大胴長33cm、31cm)、小サバ2 |
| 前回6月末に行って以降、日々の釣果をあちこちの船宿のHPで見ていた。しかし、状況が好転する様子はなかった。それで無理には出かけなかった。まあ仕事の都合と天候との兼ね合いとか、気温も盛夏に向けて暑さを増していたし・・・(^^;) けれども最高気温が毎日のように更新され夏本番となった頃、福井のケンサキイカも新子を主体に数が釣れるようになったという情報が目立つようになった。 そこでそろそろ行こうと思ったのだが、いつものように父の通院の付き添いやら、また今月は自分や妻の車の継続検査やらがあって、その事前のメンテナンスなどでなかなか行く機会がなかった。 7月も末になって最高気温が40℃近くにもなる中ではあるが、「このまま行かないのも・・・」と思い、行き慣れた心友丸に電話をした。すると希望の日は無理だったが、その翌日ならOKということで予約をした。 当日は熱中症警報アラートが発令される中で、準備するのにも滝汗で、正直「この暑いのに行かなくても。」とか「本当に倒れるかも」な~んて思いつつも、いつものように昼頃に出発した。 16時に集合というので一番暑い時間帯に走ったが、道中車の外気温表示は38℃で、車のエアコンが効かないくらいに暑かった。(><) ![]() ![]() 現地に着くと、今日の客は8人で、メタルの客3人+胴付きの客5人だった。船長がおおよそのエリアを割り振り、後はじゃんけんで釣り座を決めた。3人の中で一番負けた私は左舷の一番前になった。 とりあえず、右側が空いた釣り座で良かったのだが、右に投げるのは慣れないせいもあり、またパラアンカーの設備が置いてあり投げにくかった。また、潮の流れがあって前方に投げても足下に流されてくるので、左隣の人にオマツリしないように気をつかった。 ![]() 暑い中準備をし、17時に出航すると、いつものように30分程北へ走って水深35m程の所にアンカーが入った。 今回は、前回調子の良かったオモリグを更に極めようと、レバーブレーキのリールを買ったので、それの効果を確かめようとまずはオモリグで様子をみた。しかし、陽はまだ高く、生命反応はないままだった。 一度は反応もないまま、巻き上げるとラインが切れてスッテがなくなっていた。???フグでもいるのか???って感じだった。 その後夕暮れ時に、船中では数ハイ釣れたものの自分には無反応だった。 19時過ぎに点灯されたが、すぐには好転せず、逆にサバがたくさん集まっていた。オモリグもうまく投げられないので、メタルでしゃくっていると、最初にアタリがあったのは魚の反応だった。 それから間もなく糸がふけるアタリがあって巻き上げると途中から嫌な手応えになり、予想通りサバが見えてきた。鉛スッテをしっかりと飲み込んでおり、仕方なく釣り上げたがスッテを外すのに苦労した。持って帰ることにしたので、頭を切って内臓を出し、クーラーに入れた。 船中のあちこちでサバが当たり出したので、船長は明かりを落として対応してくれた。そのおかげか、底付近で小型ながらも本日最初の1パイ釣れたが、既に20時を過ぎていた。ここまで2時間半も虚しい時間を過ごしたことになる。 その後、また小型が乗ったのかと思いつつ巻き上げると急に重くなり、嫌な予感を抱きつつ上げてみると、イカとサバのダブルだった(汗) この頃になると、海上は昼間の暑さも和らぎ涼しさを感じるようになっていた。やはり盛夏の釣りは夜釣りに限ると改めて思った。 その後は底付近でそこそこ反応があり、すこしずつイケスの中が賑やかになっていった。表層のサバの活性は相変わらずで、明かりを落としても同じだった。水面でサバの活性が高ければ、イカはそれを避けて底付近にいると思い、底をひたすら狙った。 小型が主体だったが、一度いい感じの手応えがあり、かなりの重量感を楽しんで今日一番の胴長33cmが釣れた。 ![]() ![]() その後数ハイ釣った後、メタルの仕掛けをオモリグ用のスピニング仕掛けに付け替え、遠投して底まで落としてからしゃくるという方法を繰り返した。すると連チャンで釣れた。一応、エギやスッテのローテイションやら、今回導入したUVライトで蓄光してから投入したおかげもあったのかもしれない。 こんな感じで遠投&底付近に集中で数を追加した。 22時を過ぎた頃から潮止まりで、アタリが遠のいてしまったので、ベイトタックに持ち替え棚を刻んで探ると、底から5m~10mくらいの棚で新子がポツポツ釣れた。 それも落ち着いた22:30頃にオモリグ仕掛けにしてみた。右前方にうまく投げられないので、すぐ前に投げて、数回しゃくって足元の底付近を探るとまた釣れた。この仕掛けで4~5ハイ釣れたが、オモリグのほうがサイズがよく、胴長31cm、26cmもこの時釣れた。 最初は厳しかったが、後半いい感じで釣れてまあまあかなと思いつつ、23時に終了となった。新子の数釣りよりも、少ないながらも重量感のある良型サイズの手ごたえが楽しくて心により残った。 片付けをして、クーラーに入れながら数を数えると35ハイだった。全体としては小型の新子が8割で、匹数の割に量は多くはなかった。 帰路はいつものように高速を多用して帰ってきたが、帰宅できたのは2:40頃だった。車の温度計は27℃に下がっており、昼間のような酷暑ではなかった。 20時までの時間にもっと釣れたら、釣果はもっと伸びていたのに・・・とは思うものの、今の自分の力量と相応だと思った。他の船宿では、メタルで3桁釣りの人もいるようで、どうやったら今の3倍釣れるのかと思ったが、ちょっと想像がつかない。きっと入れ乗りで、しかも棚が浅いのだろうと想像するのだが・・・ 7~8年前に、三重の錦でスルメイカとアカイカ(小型のケンサキイカ)で70パイを釣った日があったが(釣行記はこちら)、ほぼ入れ乗り状態&棚は15m程度のチャンスタイムが2時間くらいあった気がする。 そういう状況に遭遇すれば、自分の力量でも福井のケンサキイカ3桁に近い釣果は得られるのだろうか。一度そういう日の釣行に行ってみたいものである。 目次へ 一番下へ |
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| 電動メタルで好釣を堪能2023/8/22 |
| 福井県越前町 心友丸 /釣果 ケンサキイカ53(最大胴長35cm、30cm以上6~7、25cm前後が全体の約7割)、スルメイカ1 |
| 前回7月末に行ってから、この夏のケンサキイカにもう一度か二度行こうと思っていた。しかし、連日の猛暑で家から出るのが億劫になり、またお盆の墓参りやらなんやら、更には台風7号が直撃するかもという予報もあり、防災の準備などでなかなか行く機会がなかった。 幸い台風の被害は、私の住む地方には全くなく無事に過ごすことができた。 以前ならお盆を過ぎると朝夕は、若干涼しさが感じられるのに、今年は全く猛暑が緩むことなく暑いままである。更に日本海側は、太平洋側から吹き込む熱風の影響からフェーン現象で、より暑くなっていて「こんな時に行かなくても」とは思うものの、「行ける時に行かなければ」との思いもあり、行き慣れた心友丸に電話した。 すると、21日は出ないけど、22日ならOKということで行くことにした。 当日はいつものように16時に集合というので、12時頃に出発した。高速を少し使って16時少し前には到着した。途中の道路標識には「38℃」の表示があり、ちょっとびっくりした。前回は、さすがにこの標識は36℃くらいだった気がする(^^;) ![]() ![]() 港に着くと他の客も数人来ており、今日の客が8人であることと、私は左舷の前から2番目に割り振ったことを言われた。前回左舷はパラアンカーがあって、一番前は釣りにくい感じだったが、今回はそれよりは広くスペースが使えた。左側の人は胴付き仕掛けで、後ろから2番目の竿受けに固定して釣っていたので、仕掛けが絡むことはなかった。 17時までの暑い時間を、滝のような汗をふきながら我慢した。そして、17時に出船すると、いつものように北へ30分程走って、47mの所にアンカーが入った。 日はまだ高く、とは言え7月の頃よりは30分早く日没を迎えた。ただ、西の空は晴れているのに、東の山の上は黒い雲があり、雷鳴も響いてちょっとビビった。しかし、船長や他の客は平然としていたのでそのまま探り続けた。途中少し雨が降ってきて、慌ててカッパを着たが、すぐにやんだのでその後は脱いで釣った。 ![]() ![]() 明るいうちは望み薄だととは思いながらも、仕掛けのチェックやらオモリグの遠投練習やらでいろいろ探ってみた。しかし、いつものように反応は皆無だった。 ![]() 変化があったのは日没20分後くらいだった。すぐには点灯されずにやや暗くなりかけてた時に、左側の胴付きのが人ダブルで掛けた。自分もと思って底付近でメタル仕掛けで誘っていると、いい感じの手ごたえがあり、まあまあの良型が釣れた。 それからしばらくして、落としていくときに糸ふけが出て、巻き上げると先ほどと同様の良型が釣れた。 19時前には点灯されたが、すぐには変化がなかった。先日の台風の影響がまだ残っているのか、海面には竹や丸太のゴミが結構流れていた。 自分には反応がないままなのに、右の人はメタルで釣っている。なんとかしようと、ここで今日は電動メタルでやることにした。水深も前回よりはやや深いし・・・ まあ、いつもこの電動メタルの準備は持参しているのに結局使わずにきたので、今日こそはやってみようという気持ちもあってのことである。 で仕掛けを準備してやってみる。ラインはメタル仕掛けと同じPE0.8号の道糸に3号のリーダーである。竿もいつも使っているイカメタルのもので、遠投はしないのでスパイラルガイドのものにした。これに小型のバッテリーを繋ぐのだが、職人用の道具入れにバッテリーを入れてベルトで腰に付けて、自由に動けるようにした。 ![]() ![]() すると、電動仕掛けにチェンジして底付近を狙った一投目から反応があり、かなりの重さだと思ったら良型がダブルで釣れた(^0^)v さあ!ここから追加だ!!と思って仕掛けを再度投入すると・・・穂先は重みがないまま・・・あれ???と思ったら、なんとリーダーに付けたサルカン付きのフックが外れていて、スッテもろとも仕掛けは海の中へ・・・(><) 鉛スッテ+エギ+浮きスッテが消えた(涙) モチベーションはダダ下がりであるが、気を取り直してとりあえずは、最初のメタル仕掛け(ドロッパー1個)を付けなおす。 すると、最初のメタルの仕掛けで結構釣れた。さっきまでは無反応だったのに。 数ハイ釣った後に、仕掛けを替えた(ドロッパー2個)。すると一昨年有効だった、赤緑の浮きスッテに連続で乗ってきた。結局、このスッテは最期まで交換することなく、他のスッテやエギだけを交換しながら釣った。 20時30分過ぎくらいからは結構調子が出てきて、入れ乗りとまではいかないまでも暇をもてあますことなく、食事や飲み物も十分に摂ることなく、ひたすら集中の時間であった。 後ろの右舷の人からは「35m付近で乗った」という声が聞こえてきたが、自分はほぼ底付近狙いだった。右隣の名人も、底かちょっと上と言いながらいいペースで釣っていたし・・・ 電動リールだと巻き上げる労力が要らないので、底まで落として誘い上げる方が、上から下げて探っていくよりもやりやすい気がした。 また、電動だと以下の2点がやりやすく、自分には合っていると思った。手巻きでもやれないわけではないが、いかんせん疲れてくるとなかなか難しくなるので。 電動の利点 1 1パイかかった後の巻き上げを一定にすることにより、追い乗りが期待出来て、ダブルで釣 れる可能性が高まる。 2 底からの自動ゆっくり巻き上げが誘いになって、数m巻き上げた所で止めると乗る。あるいは、巻き上げ途中で乗る。 ということである。 反対に難点もあって、電源コードが邪魔になる(今回は束ねて竿止めのバンドで止めたものの、やはり動きは制限される。) 以前ダイワから売り出されていた、リールに直接付けるタイプのバッテリーがあれば理想的なのであろう。しかし、そうすると、重くなって細かいアクションはできないかも・・・なのだが。 さて、終盤までぽつりぽつりとコンスタントに釣れた。良型が多かったので竿を保持するのが大変だったが、その分楽しめた。手巻きだと疲れて浅棚ばかりを探っていたのかもしれない。 今日一番の良型(胴長35cm)も、22時30分を過ぎてから釣れた。 ![]() ![]() 終盤にアタリが遠のいたらオモリグを試してみようかと思っていたのだが、メタルの仕掛けでアタリがあるので試さずに終わってしまった。 穂先に違和感があってあわせると、重量感があり、竿を保持しながら電動で巻き上げる。 途中で重みが加わって、ダブルで上がってくる時もある。 また、反応がなくても底からゆっくり巻き上げると途中でグンっという感じで重みが乗る。 そんな楽しい時間を堪能した。数もそうだが、良型が多かったのでなおさら楽しめた。 23時に終了し、満足で帰港したがほぼ水分以外は摂る暇がなかったので頭痛がしていた。 他の人も同様に良型を50ハイくらい釣っていて、船全体で大漁の日だった(^^) たまにはこんな日に当たるものだと、船長と運に感謝した。 帰路は高速を多用し、いつものように2時30分くらいに帰宅したが、イカを袋に入れ日付を書いて冷凍するだけでも時間がかかり、寝たのは4時近かった。 冷凍庫がイカでほぼ満タン状態なので、次はどうするのか考えなければ・・・冷凍専用の冷蔵庫を買おうかな(^^;) 目次へ 一番下へ |
| サゴシにやられて被害甚大(涙)2023/9/11 |
| 福井県越前町 心友丸 /釣果 ケンサキイカ8(最大胴長35cm)、アオリイカ新子2、コウイカ1、サゴシ7(最長寸50cm)、アオコ(ブリの幼魚)1 |
| 前回いい思いをして、9月からはアオリイカ狙いだと思っていた。しかしまだ福井のケンサキイカが釣れそうなので、また行くことにした。太平洋側は台風続きで荒天の日が多く、昼間のティップランに出かけにくいというのもあってである。 また、暇に任せてネットで検索するうちに、過去に比較的釣果のよかったスッテが売られているのを見つけ、それをつい買い増ししてしまった(^^;) それで、それを使いたいとの思いもあってである。ただ、実際にはサゴシの猛攻で、せっかく買い貯めた大事なスッテを多く失う事になったのだが・・・(泣) いつもの心友丸に前々日の夕方に電話をすると、「希望の日には誰も予約がない。」とのことだったが、「他の予約が入ったら電話をする。」と船長が言うので、とりあえず翌日まで待ってみることにした。すると翌日の昼過ぎに「出船することになった。」と電話があって、行くことになった。 当日は名神が集中工事で(~9/16)、一宮付近で渋滞する予想があったので、いつもより1時間30分くらい早い10:30に家を出た。 予想通り一宮に入る名古屋高速から渋滞し、名神に入ってもまた渋滞だったが、一宮を過ぎてしばらくすると普通に走ることができた。 ![]() ![]() いつものように途中から一般道を使ったが、15:30には到着した。雨のせいもあり、真夏の暑さはなくなって、車の車外温度は25℃で過ごしやすかった。季節の変化を感じる気温だったが、海の中の季節も少しずつ変化したのを今回感じた。 今日の客は3人だけということで、私ともう一人は後ろ(私は左舷)に入り、17:00ぎりぎりに来た残りの一人は左舷の前になった。空いているのは久しぶりである。 ![]() いつものように17:00に出船し、30分ほど北へ走って、前回と同様の場所にアンカーが入った。水深は前回と同様の40mちょっとだったが、潮が早くて20号のスッテでやると、糸はほぼ45℃の角度で流された。 しかし、自分の後ろには誰もいないのでそのまま糸を出して釣った。底が取れないということもなく、リールのカウンターは50m付近で止まった。 波はそれほどでもなく穏やかだったが、風が強く少し釣りにくかった。しかし、時間とともに収まり、20時頃には穏やかになった。 ![]() ![]() 日没が早くなり、また小雨が落ちてくる天候でもあったので、18時には辺りは暗くなり、それからしばらくして点灯された。 しかし、イカからの反応はなく、虚しくしゃくっていた。すると真後ろの人が良型を1パイ釣った。これはと思い気合を入れるが何ともならない。そこで、潮が早いのならオモリグでエギを漂わせようと、スピニングタックルに持ち替えた。 遠投はせずに、そのまま落として誘いあげる動作を2~3回すると、しばらくステイさせてしゃくったときに重みが感じられ、巻き上げると小型ながらアオリイカが釣れた(^0^) 今季初のアオリイカであり、またオモリグでの初釣果だった。 その後数回オモリグでやってみたが、アタリはないのでまたメタルに持ち替える。すると、15号の鉛スッテで、かなり後ろに流された仕掛けを、斜め横にしゃくると、いい感じの手ごたえがあり良型が掛かった(^^)V ベイトリールのドラグが久々に滑るのを楽しみながら巻き上げると、今日最長の35cmが釣れた。 その後、やや小型もあったが、そこそこ良型を釣って7ハイくらいまでになった。しかし、とてもスローペースでなかなか伸びなかった。 最悪の展開になったはその後であった。穂先に微妙なアタリがあったのであわせたら、急に軽くなり、仕掛けが切られていてスッテをロストした(><) う~ん(困)と思いながら気を取り直して釣り始めると、今度は穂先の反応の後、明らかに魚の手ごたえで、スッテを丸のみしたサゴシが上がってきた。 ![]() ![]() その後はサゴシばっかりで、仕掛けが切られるかスッテを丸のみして外れずに釣れてくるかのどちらかだった。釣れた時はスッテは失わずに済んだが、サゴシの歯でスッテは傷だらけだった(涙) それでもイカを期待して底付近を丁寧に探るのだが、反応はサゴシばっかだった。このサゴシとの戦いで鉛スッテ、浮きスッテ、エギをたくさん失った(涙) オモリグでやっても、オモリの上から切られて、仕掛けが海の藻屑と消えた(悲) それでも、ごたま~にイカが釣れた。また、アピールを低めてサゴシをかわそうと鉛スッテ一つだけで遠投して探っていると、イカっぽい手ごたえでコウイカが釣れた。 ちょっと気分を替えようと、釣れた小型のケンサキイカを針に付けて海底まで落としてみたが、それに反応する魚はいなかった。 サゴシばかりで仕掛けが切られてどうしようもないので、スッテをジグに替え、それで3匹くらい釣った。水面で外れたのも2~3匹いたから、ジグで掛けたのは5~6匹で、引きを楽しむ釣りそのものは楽しめた。普段だったら、ジグでサゴシが釣れたらまずまずだと思うのだから(^^;) ジグでサゴシを釣ればいくらでも釣れる気がしたが、持って帰って処理する(3枚下ろし等)のが面倒なのと、サゴシは料理のバリエーションがあまり思いつかないのとで、それ以上釣るのはやめにした。 終盤オモリグでなんとかケンサキイカを1パイ追加し、更にアオリイカを1パイ追加した。 また、小イカを付けた仕掛けは無反応だったが、回収しようと巻き上げたら途中でアオコ(ブリの幼魚30cm程度)が食いついて釣れた。 23時より10分前くらいに終了のアナウンスがあり、すぐにアンカーが上げられたので、帰港する途中で片づけをした。 港からの帰路は、いつものように高速を多用して2時30分くらいには帰着した。岐阜県に入るくらいから雨が降り始めて、愛知県に入るころには強くなり、帰宅した時は雷鳴が響いていた(><) 魚の処理は翌日にして、イカをいつものように冷凍庫に入れて、シャワーを浴びて寝たのは3時30分くらいだった。 今回ケンサキ、アオリ、コウとイカ3種を釣ったのはよかったが、数が伸びずまたサゴシに仕掛けをことごとく切られ痛い目にあった。自然が相手だからしょうがないが、次は違う展開を期待したい。 それとも、割り切ってジグで魚をたくさん釣って憂さを晴らすというのが現実的な解決なのかもしれない。ただ、持ち帰っての処理(三枚下ろし)&消費ということを考えると、そう魚ばかりを大量に釣っても・・・というのがある。イカなら、冷凍庫のキャパ以内なら大量でも困らないし(^^) 目次へ 一番下へ |
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| やっと行けたが、釣果は寂しく・・・2023/10/14 |
| 福井県小浜市西小川 川代丸 /釣果 新子アオリイカ3 |
| 前回サゴシに散々にやられ、ケンサキイカも終盤かなと思いながら、そろそろアオリイカを狙いに行きたいと思っていた。 しかし、越前町に釣行したその週末にコロナ陽性となってしまった。職場でもコロナの感染が広がり、気を付けなければと思っていた矢先ではあったのだが・・・(><) 木曜から金曜にかけて喉の違和感があり、一応病院には金曜の夕方に行ったが陰性。しかし、土曜日には38℃の熱が出て、再度検査をしたら陽性であった。で、解熱剤と喉の薬を処方されただけで自宅療養となった。コロナの治療薬は高額だとか聞いていたが、近所の医者だと喉の様子を見るわけでもなく、治療薬の処方もなかった。インフルエンザだとタミフルなど、それなりの薬が処方されると思うのだが・・・ 結局、5類に移行されたが医者では何もしてもらえないのが分かった。呼吸困難など重症化すれば、、また対応が違うのかもしれないが・・・ 自然に治る病気だとの判断なのだろう。その通り熱は3日で下がり、決められた日数の自宅療養はした。しかし、その後も完治はせず、喉に痰が絡まり、咳も出て、耳鼻科に2週間以上通うのだが、いまだに元通りにはなっていない。 家族にも感染を広げてまい(普通の家庭で、完全に隔離するのは無理)、こんな危険なウィルスを5類移行とともに無法状態にしてよいのかというのを強く感じた。実際、自分の職場でも後遺症で数か月入院中の人もいるし、若者でも体調がいまいち戻らない、咳が出るという人は多くいる。 夏以降、世間の風潮に流されて自分もちょっと気が緩んでいて、マスクもなしに過ごすようになっていたのは事実で、それが悔やまれる。マスクがあれば防げるのかという疑念はあるが、少なくとも感染者の飛沫の直撃は避けられると思う。 ほぼ空気感染するコロナウィルスに、次は罹患しないように(変異ウィルスなど)したいものである。でも、本当は自分がマスクするよりは感染者やウィルスキャリアがマスクをして欲しいのだが・・・一時期、手指消毒が励行され、至る所に消毒薬があるが、それで防げたら苦労はしない。まあ、啓発とかの意味で、一定の効果はあるのかもしれないが・・・ さて、話を戻そう(^^) コロナの自宅療養も終え、少しずつ体調が戻ると10月になってしまったので、アオリイカを狙いに行かねばと思い始めた。HP で船宿の状況を見るが、あまり芳しくはない感じ・・・ でも、行こうということで天候のよい日(波の穏やかな日)を見て、予約を入れようと思った。去年乗った船は既に予約が一杯なので、数年前に一度行った川代丸に連絡を入れた。 すると、自分の希望の日は他の客の予約がないということで行けなかった。そこで、土曜日なら大丈夫だろうと、この日に予約した。予想通り、土曜日の当日は満員であったが。 平日は客が集まらずに行けず、土日ならOKなのだが満員・・・少ない人数でゆったりと釣りたいのだが、なかなか希望通りにはいかない(><) 当日は18時集合(終了は22時、その分乗船代は6,000円)の予定だったのだが、夜には雨が降り、波も高くなってくるというので17時集合(21時終了)ということになった。 いつものように昼頃出発し、高速+一般道で16時前には到着した。ちょうど昼間のジギング便が帰ってくる頃だった。 忙しく業務をこなして、17時少し前に船長がきて、2人グループ×3をまずは割り振って、残った私ともう一人でじゃんけんして釣り座を決めた。以前は、全員でじゃんけんだったのに・・・まあ、日によるのかもしれない。越前町のいつもいく船も、船長が客の釣り方(メタルか胴付きか)やグループで割り振っているし・・・ で、結果として私はじゃんけんは負けたのだが、左舷の一番前になった。 ![]() 準備が整うとすぐに出船し、港からやや行った以前昼間のジギングで流した辺りでの釣りになった。 ![]() 曇り空なので、すでに暗くなりかけたころで、糸で底を取ろうとすると少々見にくい感じであった。 何回かしゃくるのだが、反応はなく虚しいまま夕まずめを迎えた。この間、後方の釣り座の人が1パイ釣ったくらいだった。 虚しい時間を過ごしながら、真後ろの人も釣り、なんとかならないかとあれこれエギを交換してやってみると、やや暗くなってから穂先に明確なアタリ!それで、今日の1パイ目が釣れた。 その後、すぐ後に軽いけど???って感じで、半信半疑で巻き上げてみると小型が付いていた。さらに数投後、アタリははっきりしなかったが、また小型が乗って3ハイ目が釣れた。 しかし、ここでストップしてしまった。 その後、終了の21時まで全く気配すらせず・・・アオリイカの難しさを感じた。その最中も真後ろの人は、良型を釣り、また良型のコウイカも仕留めていた。 19時過ぎくらいからポツポツ雨が降ってきて、風も少し出てきた。両舷が公平になるように風上と風下を船を立て直してポイントに入るたびに変えるのだが、はっきり言って逆方向(仕掛けが足元に入っていく)は非常に釣りにくかった。前方に投げても、底に着く前には足元から船の下にエギが入っていっていた。 三重なら片舷にしか乗せないので、こういうことはないのだが・・・いかんせん、太平洋側は台風の影響で波は高いので仕方がないのだが・・・ 中盤から終盤まで手も足も出ないまま、21時に終了となった。 もともとアオリイカはケンサキイカよりもつりにくく(独特のしゃくりがある)、また個体数も少ないので大釣りは期待できないのは分かっているが、もう数ハイは釣りたかったし、型ももう少し大きかったら・・・と思ことしきりだったが仕方がない。 帰路は時間もまだ早いし一般道を走ってから高速に入ることにした。しかし、これがトラブルのもとになってしまった。 木之本で高速に入ろうとすると、ETCゲート通過後に米原方面に行こうとすると、ランプウェイは柵で閉鎖されていた。入る前に教えてくれたら、ETCゲートは通過しなかったのに・・・ バックして戻るわけにもいかないので、とりあえず福井方面へまた逆戻り(涙) 次の敦賀で出口へ向かい、料金所で申告しようとしたらどのレーンも無人(><)、しかたなくUターン路を使い上り車線へ入って、このまま一気に高速で帰ろうと思っていたら・・・ 木之本で「重大事故のため、このインターで降りろ」とのメッセージとともに、出口へ誘導するためのコーンや柵が置いてある。ありゃりゃと思って仕方なく木之本で降りようとETCゲートを通過しようとしたら、「経路不明につき・・・云々」という表示とともにバーが開かず。 ![]() どうしようと思ったが、横のインターフォンが通じたので事情を話す。 すると、係員が来てくれたのだが「敦賀からの780円を支払え」と言う。納得できないので、木之本の入り口で何の案内もなかったことを主張すると、この頃には立っていた反対側の入り口付近の警備員を指して「あんなふうに案内していますが。」というので、先ほど通過するときは誰もいなかったことを主張すると、「Uターン処理するのでETCカードを貸してくれ」「次の長浜から再入場して欲しい」と言われてなんとか済んだ。 で、長浜ICから再び入って帰ってきた。 帰宅したのは1:30くらいで、それでもいつもよりは早い帰宅だった。しかし、本降りの雨が落ちてきており、荷物は車に積んだまま就寝した。 以前三重で工事のため同様のことがあったとき、ETCゲートの通過前に係員が「名古屋方面は行けるが、紀伊長島方面は行けないがいいか。」と案内してくれていた。あの時は工事で、今回は緊急事態だったから仕方なのかもしれないが、通行車両が困らないようにして欲しいものである。 今年のアオリイカは、絶不調ではないものの好調でもないようだ。この先どうするのか?まあ、天候のよい日に行ける機会があれば、もう一回くらい行ってみようと思う。だが、イカに拘らずに釣れる魚を狙った方がいいのかも。(いつも、思うことではあるが・・・苦笑) 目次へ 一番下へ |
| 終盤まで渋く修行の時間2023/10/23 |
| 福井県小浜市西堅海 こみなみ丸 /釣果 アオリイカ3(471g、325g、新子) |
| 前回の不振を挽回しようと天候(波高)を見ながら考えていると、ちょうどこの日から穏やかな日が続きそうである。この日は午前中父の通院の付き添いがあったが、午後からなら釣行は可能なのでLINEで予約を入れた。 予約を入れたのが2日前で、その日にはまだ1人しか予約が入ってなかったが、HPに出船確定の情報がUPされ、それを見てからなのか予約が増えて当日は自分を含めて5人になっていた。 18時に集合ということで、いつものように昼に出発し、途中から一般道を使って17時前には到着した。付近の堤防には、平日なのに結構な釣り人がいた。 17時40分くらいに船長が到着し、くじで釣り座を割り振ってくれた。私は運よく1番で、右舷の一番前になった。この釣り座はこの船ではベストポジションなのだが、結果としてはその利を使いきれずに終わってしまった。やはりアオリイカ釣りはテクニックが必要不可欠で、ケンサキイカのように初心者でも釣れるときは釣れるという偶然の要素はなかった。 自分の技量のなさと経験の少なさを思い知らされる日となった。(涙) ![]() 18時少し前に皆集まったので、すぐに出船し、小浜の湾口の方角へ30分程走って、水深31m程度の岩礁帯の上にアンカーが入って点灯された。 ![]() 船長から30gのシンカーで様子を見るように言われたので、それでやってみる。期待を込めてしゃくりの後のステイに集中するが・・・反応はない。以前古和浦の船長が「一投目で反応がないと集中が切れる。(笑)」と言っていたが、その通りである。 その後何投もしてみるが、生命反応は皆無だった。真下にはいないのかと遠投してみるが、何回繰り返しても同様だった。 ちょっと休憩して真後ろの人に様子を聞くと、既に4ハイ釣ったとか(驚)。やはり経験と技術の差なのかと思い知らされた。この人は先週も来たそうで、今シーズンは既に何回も来ていると言っていた。 その後は虚しく時間が過ぎる中、一部の人を除いて釣れないので20時近くに移動となった。 新しいポイントは35mで、前と同じ感じだった。アオリイカからの反応もさっきと同様で、私には皆無、真後ろの人はポツポツ釣るといった感じだった。 何とかならないかと、エギをいろいろと交換してみるがどうにもならない。一応、それなりにしゃくって止めて、エギがふらつかないように竿を手首で保持しているのだが・・・ そのうち、一度だけコツンと生命反応による手応えがあったが、魚なのかイカパンチなのか分からないままだった。しかし、その数投後に落とす途中で軽くなり、巻き上げるとリーダーが切れてエギがなくなっていた(涙) サゴシかフグが活性高いらしい(泣) どうにもならない中、20時30分くらいに浮いてきたイカを釣ろうと、見えているイカにエギを投げると1パイは素直に乗って、新子が釣れた(^0^) やっとボ~ズ脱出だったが、なんか悲しい脱出だった。全般に釣れていないのだが、釣れている人は釣れている・・・(結果、真後ろの人は15ハイだったようである。) その後は見えているイカにいろいろ試すが無反応だった。結構な数が浮いてきて、型のいいのも混じっているのだが、それをうまく掛けることはできなかった。ほとんどはエギに興味すら見せなかった。 このまま同じことをしているのなら、せっかくオモリグ仕掛けを用意してきたので試してみる。しかし、何度やっても無反応だった。ちょうど周囲の皆さんも沈黙状態だったので、時間帯がよくなかったのかもしれない。 ケンサキイカ釣りで、オモリグでアオリイカの新子が2ハイも釣れたので、ティップランでダメなときはオモリグだと思っていたのだが・・・ 30分以上オモリグを試してみるが無反応で、そのうち根掛かり(><)。1回目はラインを手で持って弾く感じでやったらなんとか外せたが、その時にラインがリールに絡まり、そっちであれこれやったときに傷ついていたようで、2回目に根掛りしたときは高切れしてしまった(泣) 終盤、ティップランに戻して最後の気合を入れる。潮も少し効いてきたようで、同じシンカーでも少し横に入っていくようになっていた。 すると、数投目に反応が!しかし、巻き上げる途中で抜けてしまった(泣)。掛かりが浅かったのか、掛かりどころが悪かったのか・・・で、その数投後にまた掛けたのだが、やはり途中で抜けてしまった(大泣) 今日はとことん運のない(クジ運はあったけど)日だなと、思い知らされる。 しかしそれからまた数投後、今度はやっといい感じの手ごたえで外れずに上がってきて、471gのまあまあの型が釣れた。こんなのがコンスタントに釣れていたらよかったのに・・・と思うこと頻りだった。 その後、同じエギでやっても後続はないので、別のエギに替えるとまた掛かり325gが釣れた。 しかし、そこまででその後続はなかった。 23時ちょっと前に「あと10分で終了」のアナウンスがあり、自分には何の変化もないまま納竿になった。 往路と同じく30分くらいかけて帰港した。荷物を載せて走り出してしばらくした頃には日付が変わっていた。 車の窓には夜露が付いていたが、途中から霧が出ていて視界が悪く、もうちょっとで大きな鹿と衝突しそうになった。 帰路は割引が効くので一気に高速で帰ってきたが、帰宅できたのは2時30分過ぎだった。 今年のアオリイカはやや厳しいという情報だったが、その通りだった。厳しい時には釣りの技術がものをいうが、今回それを思い知らされた日だった。逆に言えば、3バイ釣れたのも運が良かったと思うべきなのかもとも思ってしまう。 さて、前回と今回の挽回をすべくまたチャレンジするのか・・・それともアオリイカ釣りは自分には無理だと見切りをつけるのか・・・ 少なくとも技量の未熟さや経験値の差が、偶然とかのような自分の力量以外の何かでカバーできるほど甘くはないなと感じた。 まあXデーに当たり、イカがめちゃめちゃ高活性で、エギが底に落ちる前に乗ってくるという日に当たれば、それが忘れられずにまた通うのだろうが。 目次へ 一番下へ |
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| 中小ながら10目で楽しい時間2023/10/30 |
| 愛知南知多町豊浜 大進丸 /釣果 カンパチ(シオ)2、ヒレナガカンパチ1、ツバス1(いずれも40cm)、マダイ6(最大26cm)、チダイ3(最大30cm)、ヘダイ4(最大30cm)、カワハギ1(26cm)、ウマヅラハギ1(35cm)、イトヒキアジ1(28cm)、キビレ1(27cm) その他チャリコ多数(リリース) |
| 先週小浜へアオリイカ釣りに行ったばかりであるが、またどこかへ行こうと思った。 というのも、今月の中旬くらいに滋賀のロードさんから電話があり、28日の釣り堀レインボー2部のお誘いがあった。しかしいつものサービス残業のせいで残念ながら行けなかった。(泣) 本当にこんな状態(半ば強制的なサービス残業)だから私の勤める業界への希望者も減って、今後ますます困ったことになっていくのだろう。東京の元締めは、現場のことがよくわからないのか的外れの対策ばかりであまり効果が上がっていないので、このままいけば深刻な人材不足に陥るのに・・・ まあ、そんな話題は置いておいて、アオリイカで2回の出撃に対して毎回3バイしか釣れなかったので、今度は何でもいいからなるべくアタリが頻繁にあって退屈しない釣りに行こうと思っていた。 ネットで日々見ていると、「ウタセ五目」が好調らしいことを知った。伊勢湾でウタセエビと呼ばれる(ウタセ網で採るからそう呼ばれるらしい)サルエビを餌にして、中小物を狙う釣りである。 ネットであちこちのHPを見比べていたのだが、最初は鳥羽まで行こうかと考えていた。定員が少ないし、愛知の船とは違うポイントを狙えるし・・・ ただ、愛知の知多半島でもちょっと我慢すれば(大型船にたくさんの客を乗せる、日々釣られるので魚が小さい等々)、片道60km程度で行けるのは魅力である。ということで、以前イサキ釣りで行ったことのある豊浜港の大進丸に前日に予約して行くことにした。 下道を使っても2時間以内で行けるので、一度寝て3時頃に起きて行けばいいのだが・・・ それだと寝られない性分なので、22時30分くらいに出発した。現地に到着し、車中で仮眠する方が自分には合っているので。 ![]() 一般道を使って、日付が変わる頃に駐車場に到着した。駐車場には他に1台しかいなかった。 ここ大進丸の釣り座は先着順である。その方法は、駐車場にある明かりの点いた無人のテントに自分の釣り座を記入する用紙があるので、それに記入するやりかたである。そこで、まずはテントに行って釣り座を決めようと見に行った。 すると、「ウタセ五目」はまだ誰も記入がなく、また赤丸の付いている釣り座が7人分(今日の客の総数)だった。どこにしようか迷ったが、右舷の一番後ろにした。本来は、ポイントに最初に入る前の釣り座がいいのだろうが、波があると酔いやすいし、また後ろなら仕掛けが流れてもオマツリは避けられると考えたからである。 実際には、やはり前の釣り座が有利であったが、仕掛けが自由に後ろに流せるのはよかった。また、満月の大潮のおかげか、どの釣り座もよく釣れたので、結果としては良かったと思う。 ![]() さて、4時30分過ぎに受付を済ませ、氷のことを聞くと有料(板氷1枚250円)になっていた。以前は、朝の氷は乗船料に込みであったのに・・・一応ペットボトルを凍らせたものをクーラーに入れてきたが、それでは不足かもしれないので、1つ購入した。 仕掛けやオモリはすべて有料なのは電話で聞いていて(1セットも付いていない)事前に釣具屋で買い求めてあったので、これは何も買わずに船に乗り込んだ。 5時30分ちょうどに出船し、伊良湖方面に50分くらい走った。ちょうど朝日が昇ってくるころで、神島を通り越して更に南へ下って行った。 最初は水深30mくらいの所で釣り始めた。あらかじめ、各釣り座にバケツに入ったウタセエビが用意されており、いけすも用意されていた。 持参した仕掛けは3本バリの五目仕掛けで、エビの尾羽根をカットしてしっぽから針を刺した。常連さんは、エビをバケツから取るのに金魚飼育用の小型の網を使っていたが、自分は持参しなかったので袖が結構濡れた。次に行く機会があったら、持参しようと思った。 ![]() このエビは、感じの良い若い助手の人が適度に足して配ってくれたので、最後まで不足することはなかった。また、この助手の人は写真担当でもあるらしく、皆の写真を撮っていた。 さて、30mの場所で流しながら釣るのだが、船長からは底すれすれで待つようにというアドバイスがあった。そのとおりにやってみるのだが、魚の反応がない・・・(汗) 船の動きとともに仕掛けが流されるので底を常に取り直すのだが、その後30分くらいは無反応の状態だった。良かったのは根掛が皆無で、下は砂地なのか仕掛けを失うことは最後までなかったことである。 左横の人に聞いてみると、すでに4匹釣ったとか、前方の人は好調だとかと教えてくれた。う~ん、やはり前の釣り座にしておかなければいけなかったかと思うが、今更どうしようもない。 あまりに反応がないので、一番下の針のハリスを4号から3号に換えてみる。すると、しばらくしてやっと魚らしき反応があった。しかし竿が柔らかい(マダイ用のムーチング竿で、数年前に買って埃を被っていたのを持ってきた)ためか、合わせがうまく入らず乗らなかった。 それでも、その後やっと魚らしい反応があり、小型のマダイが釣れた。そこからやっと釣れ始めた(^^) すぐには次が釣れなかったが、2~3投後にキビレが釣れた。更に小ダイらしき反応に合わせてやや早めに電動で巻き上げると途中で竿が大きくしなり、見えてきたら小ダイとツバスがついていた。 その後、3号ハリスが撚れて絡まってしまったので、また4号に戻した。その後は終了まで4号で釣れたので、ハリがある(絡みにくい)のと青物でも抜き上げられるので4号のままで釣った。 その後、移動と釣りを繰り返し、水深は25m前後を流してくれた。こまめに巻き上げウタセエビを付け換えると、適度にアタリがあり巻き上げる途中に重くなりシオが釣れた。 そんな感じで順調に数が伸びていったのだが、右隣の人がカワハギを釣り上げた頃から餌が盗られるようになってしまった。カワハギ仕掛けと専用竿を持っていれば対応できたのだが、どうすることもできずにいた。 それでも、なんとか穂先をゆっくり上げ、聞き合わせると1匹釣れた。 でもその後はエビが食いちぎられるばかりで、ポイント移動するまではどうにもならなかった。 ポイント移動した後は、また普通にアタリがあり、大き目のヘダイが釣れた。 どうもポイントごとに釣れる魚種も決まっているようで、カワハギに餌ばかり盗られたり、ヘダイばかり釣れたりという感じだった。 11時くらいに大きく移動し、神島を北に見る位置になった。ここでは、チャリコが多くほぼ入れ食い状態だった。大き目のマダイはいないようで、チャリコ~15cm程度までが仕掛けを落とすとすぐに掛かってくる感じだった。サイズアップがしたいのだが、すぐに穂先に反応があり、放置するとハリが飲まれるので巻き上げるしかなく、餌と時間を浪費した。 釣り上げたマダイは、あまりに小さいのでほぼリリースだった。 それでも、餌を付けて落としてを繰り返していると、底付近でいい手ごたえがあり、ヒレナガカンパチの幼魚が釣れた。 また、小ダイが掛かって巻き上げる途中で重くなり、イトヒキアジの幼魚が釣れた。 ![]() 12時を回った頃だったか、釣果はそこでストップでチャリコの当たりもなくなった。船長から残り10分程度のアナウンスがあり、これで終わりかと思っていたら、重量感のあるアタリが。 今日一番の重量感なのだが、青物でもないし・・・ひょっとして!?と思っていたらサメの姿が見えてきた。 一応ハリを外してからリリースしようと思って、隣の人にタモで掬ってもらった。 その後、右隣の人も同様にサメを掛けていたが、これで皆さん終了という感じだった。 帰路はまた40分くらいかかり、帰港した後写真を撮るというので釣果を並べてポーズを取った。 他の人も皆さんよく釣れて、今日は当たりの日であったと運に感謝した。 ![]() アオリイカ釣りで、少ないアタリに溜息をついていたのに比べると、各段に楽しい1日だった。 帰路は高速を使い、14時30分くらいには帰宅できた。魚の数は多かったが17時くらいには処理が終わって、夕食には悠々間に合った。そういう点では愛知の知多の船は便利である。まあ、今回のように適度に空いて、よく釣れればであるが・・・(^^;) 明後日からは11月である。今度は何を狙って、どこへ行こうか・・・ 目次へ 一番下へ |
| 2023年を振り返って 今年は釣りに関しては、昨年以上に行けなかった年であった。 昨年末に父が自宅の玄関先で転倒して、ご近所の人にお世話になり、それ以降父の行動を常に気に掛けるせいで春先のコウイカ釣りの機会を逸した。 4月からは同じ職場での再任用だったが、仕事の内容が昨年度とは違い非勤務日も仕事の準備で費やされることが多々あった。いわゆる持ち帰りの仕事である。更に、昨年度と同様の土日のサービス残業は相変わらずであった。 やっと釣りに復帰できたのは5月であった。幸い今年は日本海のケンサキイカが好調で、9月までに何回か行くことができた。8月末には、過去最高の53ハイを釣ることができた。 しかし、9月に入ると急激にしぼんでしまい、サゴシに邪魔されて散々な結果だった。 秋からはアオリイカだと思い2回出かけたものの、貧果に終わった。 久しぶりに滋賀のロードさんから釣り堀のお誘いを受けるも、いつものサービス残業のせいで参加は叶わなかった(涙) たまらずイカ以外の釣りでもと近場からの「ウタセ五目」に行った。久しぶりの魚釣りで、中小物だったが頻繁なアタリを堪能し、楽しい1日を過ごすことができた(^^) その後年内にもう1~2回は行こうと思っていたのだが、また父の通院と入退院の付き添い等で行くことが叶わず、今年最終のアオリイカの好機にも乗り遅れた(泣) というわけで、釣行回数は少なかった。幸いなのは、いい思いをした日が少しでもあったことである。 年齢を重ねる度に釣行回数も当然減っていくわけで、今の貴重な時間を有効に活用したいのだが、なかなかうまくいかないものである。 |